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知育研究  明知念想  明窓浄机  悠々成功  明鏡止水  富裕福17

非線形 非推移的数論こそ王の中の王 史上最高哲学 4181369

ホルムズ海峡

ホルムズ海峡は、ペルシャ湾からオマーン湾、アラビア海へと抜ける文字通りオイルロードです。

しかしその幅は、狭いところで33Km、水深わずか50mと浅く、霧がかかりやすい海峡です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%B5%B7%E5%B3%A1

ペルシャ湾地域で生産される原油の80%(1500万バレル/日)がここを通過します。これは世界の石油消費量の25%にもあたります。日本に輸送される石油の80%がここを通過します。

2007/1/9、ここで米原子力潜水艦ニューポート・ニューズ(高さ20m)と川崎汽船大型タンカー最上川(16万総トン、船幅60m、水深21m)が衝突しました。水深わずか50mの海峡を、高さが20mの潜水艦と水深21mのタンカーが通行してることからも、経済と政治の文字通り要衝であることが分かります。2006/3には、アハマディネジャド(イラン大統領)が、海上封鎖の可能性を宣言した場所でもあります。その折には原油価格が1バレル100ドル、あるいは200ドル突破とも言われました。ピンポイント的に重要な一点です。この狭い地の動向次第で、原油価格が乱高下されるゆえ、アキレス腱とも言われています。

そこを明日渡ります。

マーケットの名言

ムンバイやデリーで買いものをすると、店が扱っている最新のコンピュータ機器は米国の3年落ちだった。インドは過度な保護政策をとっており、最新の技術を持ち込ませないのだ。私たちは毎日、一日中、車を走らせたのだが、平均時速30マイルを出せれば良い方だった。道は舗装されていたが2車線しかなく、トラック、ラクダ、ロバ、すべてが同じ車線を走っていた。インドを横断するトラックの運転手は平均時速12マイル(約20km/h弱)ほどで走る。トラックがその4倍のスピードで国を股にかけて走っている中国とどうやって競争できるだろう。

ジム・ロジャース『世界大発見』日本経済新聞社p286

あなたができると考えるならば、あなたはどんなことでもすることができる。

天賦

ボールを投げることは誰でもできるであろう。小学生でも日常的にしている動作である。

しかし、その投球術を極めると、世界の羨望の的となる。一見単純な動作に見えるが、投げるという技術を極めるのに際限はなく、クリエイティブに昇華できる技術でもある。ここに、人間社会の面白さがある。

音楽で重要なのが音の連なりと、音感、リズム感。これらが相俟って、芸術に高められる。

マーケットにおいては、重要なのは変動感覚と時間感覚。しかし、マーケットはプライスのみを注視する人が多い。時間感覚は最初から無視する方が多いのが、逆に狙い目でもある。プライスはあくまで結果であり、原因ではない。

純粋な思いが、この世で最も大きなパワーとなる。

マーケットの名言

わが師は言う・・・人は天賦の能力を使い果たすことはできない。

孔子

あなたの身を守る最良の避雷針は、あなたの脊柱である

ヘンリー・ディヴィッド・ソロー(Henry David Thoreau 1817-1862)

ディストリビューション

NYDOWは、+0.12%(+15.44)であり、ディストリビューション期特有の動きである。

GWの谷間である5/1と5/2は、過去データからは上昇しやすくなっている。5月の中で最も上昇率の高いのがこの第一週。これは普段参戦しないサラリーマン投資家が、買いから入るためとも思われる。本来のトレンドとは遊離した一時的な動きとなることが多い。これはあくまで過去データの話。

マーケットの名言

安心して株が買える一つの確かな手がかりは、たくさんの証券会社のレポートをまとめて転載している『ウォール街レポート集』の最新号の索引を調べて、そこに名前が出てこない銘柄だけに絞り込むことです。

ウォーレン・バフェット『マネーマスターズ列伝』日本経済新聞社p57

見えざる手

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

高値:17560 安値:17300 終値:17410

高値はノーマル・ストキャスティクスのレジスタンスラインで頭を押さえられた。安値は100日移動平均線で支えられた。終値は先行スパン2の17415円に5円欠ける17410円である。終値410にピンと来られた方は鋭い感性の持ち主。この終値410とは、一週間前の4/20(金曜日)に、「まるでゴルゴ13がピンポイントで狙い撃ちしたかのような」と表現した終値そのものである。またジャストミートで一致した。(ここで、できれば鳥肌を立てて下さい)

テクニカル分析上はこれを偶然の一致とは考えず、マーケットの重要なシグナルと捉える。マーケットの見えざる手であり、声無き声だ。

寄り付き前にも指摘したが、415は直近高値(18310)と安値(16520)の平均値である。つまり、本日終値が、17420ではなく、17415を2回割り、17410の終値を2度つけたということにマーケットの意志を感じるのである。NYDOWのこれからの推移も、原油価格も、CRB指数も、為替も、日本企業のファンダメンタルズも、利上げのタイミングもすべて、この終値17410円と言うプライスに凝縮されていると考えるのがテクニカル分析なのである。GW明けの推移を楽しみに。

日足はかろうじて陽線ではあるが、迷いの十字形状。週足で見ると、三連続陰線となっている。

過去2年を遡ると、週足三連続陰線後、翌週陽線となった例はあるが、その時のスロー・ストキャスティクスSRV%Dは35%台であり、今回のそれは63%台である。

以上の流れから、新9日タームも下落波動である確率の方が高まりつつある。

私のスタンスは再三ご報告している様に、最近は先物売り一貫である。売り上がり手法で、下がったら利益確定の繰り返しである。

先物をトレードしていながら、直近半年ほどはロスカットを一度もしていない。次の手法を徹底させてから、その必要がなくなっているからだ。

ポイントは以下である。

1:いくつかのテクニカル手法を組み合わせる。(10前後を継続監視している。継続することが大切)

2:必ず分散投資をする(決して一度に多くを建てない。5枚建てるときは5回に分ける:平均値の法則)

3:一時的に逆方向へ行くことはある(テクニカルを追っていれば反転タイミングが分かる)

4:マーケットには、流れとストーリーがある。それを重視する。一時的な反転は意に介さない。

(本ブログを継続して読まれている方は、その信憑性と有効性に同意して頂けると思います)

日経平均過去データ:月次収益率の悪い順(1950~2003年の平均)

1位:9月

2位:7月

3位:5月(10月)

5月は10月と並んで収益率の悪い月となっている。上昇回数と下降回数の比でゆくと、9月の次が5月となる。

つまり、過去データからは、9月と7月に次いで利益率の悪い月が、5月と言える。

(寄り付き前)

本日の着眼点:転換線17520円を終値で抜けるかがポイント。その上の17800円も意識している。

25日線が17462円であり、先行スパン1が17202である。現状は雲で支えられているが、その下は出来高が少ないので、急落の危険は充分想定される。

17415が、2/26(18310)と3/5(16520)の平均値。

ノーマル・ストキャスティクスはレジスタンスラインである。基準線が上昇しているが、良い上がり方ではない。RCIは下降ライン。

新規9日タームが、上昇波動になるか、下落波動になるかのサインがそろそろ出現する。

私のスタンスは変更なし。

GWの予定

直前まで行き先を迷っていたゴールデンウィーク中の旅行が本日決まりました。ギリシア・アテネ・エーゲ海・UAE・ドバイです。当初はギリシアとエーゲ海だけでしたが、途中ドバイ経由となるので泊まってしまえとなりました。ギリシアではインターネット事情が少々悪いので、本ブログの更新がしばらく断続的になるかも知れません。私にとっては、ノートパソコンを持って行けば、世界中で仕事が可能です。これは、改めて感謝すべき、驚嘆すべき技術の進捗ではあります。旅は、頭脳を活性化させます。例えば、京都で出会う欧米系外国人旅行者の瞳が如何に輝いているか。彼らから見た不思議の国ニッポンへの感嘆が、その瞳の輝きから伝わってきます。その瞳の輝きを見るだけでも、未知の空間への旅は、大脳に良い刺激を与え続けるかが了解されるものです。

テクニカル指標

ご質問を頂きました中では、ゼロバランスとエリオットは見ていません。これは、使えないと言う意味ではなく、たまたま、その習慣が私にないというだけのことです。これらは他の指標に融合する形で、間接的に使っています。テクニカル指標とは、例えれば一台のピアノだと思います。演奏者の腕前によって、様々な音楽を奏でますね。めちゃくちゃな弾き方をする方もいるかも知れません。同様に、テクニカル指標も、見る人の観察眼によって、様々に見えてくるものです。機械的に、買いサイン、売りサインが出現するものではございません。例えば、一目均衡表。雲の上だと買い、下だと売りと言う方が多いのですが、このような見方では使わない方がいいかもしれません。時間感覚、波動論、値幅観測論等を踏まえて総合的に判断するものです。つまり、表面的に他人の言葉を鵜呑みにしても、何も分からないし、使えないと思います。更に言えば、自分でグラフを書きテクニカル分析をすることです。私は、A1サイズ(550mm×800mm)のグラフ用紙に毎日の終値を折れ線グラフにして記入してます。ピアノやテニスに上達することと同じです。コーチのやっている様をいくら見ても、上達しません。自分で汗をかき、練習を工夫して、自分の筋肉を知り、自分の運動神経を磨き上げることと同じです。マーケットも全く同様だと思います。努力しない人間から、努力する人間へマネーを流す場が、マーケットなのです。手を抜いた人間は、格好の資金提供者です。自分では努力している「つもり」でも、傍から見たらそうではないかも知れません。マーケットは事実を持って教えてくれます。

マーケットの名言

労働は、すべての物にたいして支払われた最初の代価、本来の購買代金であった。世界のすべての富が最初に購買されたのは、金や銀によってではなく、労働によってである。そしてその富の価値は、この富を所有し、それをある新しい生産物と交換しとうと思う人たちにとっては、そうした人たちがそれで購買または支配しうる労働の量に正確に等しいのである。

アダム・スミス『国富論』世界の名著(中央公論社)p98

(解説)「見えざる手」という概念で有名な国富論は1776年の出版である。当時もよく読まれたようであるが、今読んでも面白い内容に満ちている。この面白さは、哲学的あるいは論理学的に、一歩一歩、経済概念を諄々と説くその姿勢にある。新しい風景に出くわすハイキングのような爽快さに満たされる。

ハバートのピーク

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

高値:17520

安値:17330

終値:17460

高値が転換線17520で押さえられた格好。スローストキャスティクスのサポートラインで下値がもみ合っている。

3/5からの先物プライスは、先行スパン2と1にまとわりつくように推移している。そのトレンドの延長上にまだある。

積極的に買えるサインは特に出現せず。私のスタンスは変更なし。

NYDOWは、ディストリビューションであるとの見方は継続。

(寄り付き前)

本日の着眼点:本日から9日タームの新波動となる。よって大きく動く可能性がある。昨夜のNYDOWが+1%(+135.95ドル)だったので寄りは高くなろう。しかし、そのあと継続して買いが入らないと、思わぬ急落が想定されるのが直近パターンである。ポイントは転換線の17520円を終値で超えられるかという点。その上には重要ライン17800円がある。つまり、NY連れ高ではなく、日経が寄り付き後に自力で上昇するエネルギーがあるかどうかが、本日は問われる。昨日基準線が上昇しているのは、良い兆候である。新波動への結論はまだ急がないことにする。

私は、「先物売り上がり」と「優良個別買い」のスタンス継続。

マーケットの名言

1956年、アメリカ・シェル石油のキング・ハバートという名前の上級研究員が地質学者の前で、アメリカの産油国としての能力は1970年代初頭までにピークを迎えるだろうと予測する学術論文を発表した。彼は頭がおかしいと誰もが思った。20世紀になってからアメリカは世界最大の産油国であった。1970年にアメリカは一日当たり960万バレルの石油を産出していた。サウジアラビアでもその半分以下だ。石油は豊富で安かった。キング・ハバートは冗談のネタになった・・今頃石油はなくなっているだろうって予言した例の頭のおかしいやつ、といった調子だ。

しかし、最後に笑ったのはハバートだった。元コロンビア大学教授の理論は現実になろうとしていたのだ。アメリカの石油供給は1973年に頭打ちし、1981年にはアラスカとハワイを除く48州における国内石油会社の産油量は三分の一近く減少した。

ジム・ロジャーズ『商品の時代』日本経済新聞社p190-1

因果を知る

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

安値:17240

終値:17280

本ブログの理論計算値通りの下落であろう。直近一週間のブログから、先物売りスタンスで一貫していることが分かる。本日は基準線が17415に上昇したので、終値は、転換線と基準線の下にもぐりこんで雲の中。移動平均100日の17250円でかろうじて支えられた。スローストキャスティクスもサポートラインを若干割ってしまった。これで、明日から始まる新規波動も下落波動である可能性が高まった。メガバンクの8308りそなと8411みずほは、昨日に続き年初来安値更新である。外資の思惑トレードが介入している可能性もあろう。また、ネットバンク、ネット証券の浸透で、銀行の社会における役割自体が大きく変わりつつある象徴でもある。スキャルピング手法としては、先物と、メガバンク・上位地銀は分足で連動するので、先物の動きを見てからトレードを仕掛ける手法は、現状有効であろう。私は、本ブログで継続して書いている通り、売り一貫スタンスで終始。

(ザラ場中)

日足レベルでのリフレクションの法則からは、5/31前後が当面の底となる可能性を暗示。理論計算値通りの下落である。

(寄り付き前)

2/26高値(18310)から42日目(一期二節)である本日で軟調一波動終了。また、4/3から17日(二節)にあたるので、本日は変化日となる。従って、本日か明日、大きく動く可能性がある。スローストキャスティクスは下値支持線で反発している。

転換線:17520

基準線:17220

終値がどちらに位置するかで、明日からの新波動の予兆が出現する。私のスタンスは変化せず、「先物売り」の「優良銘柄買い」継続である。CME 17450(大証比±0)

NYDOWはディストリビューション(distribution)である。

1-3月期の世界自動車販売台数においてトヨタ自動車(234万台)がGMを上回ったとの発表は、自動車関係者にとっては感無量であろう。かつての圧倒的巨人GM(General Motors Corporation)を超えてしまうとは、ついに日本の自動車販売もここまで来たかという思いがあるのではないか。自動車産業の黎明期である20世紀初頭と現代では、時代も大きく変わった。スローン『GMとともに』は、その黎明期にあって、新たな巨大産業を構築する孤軍奮闘が描かれている名著である。法律も銀行もすべてが敵であり技術も未熟であった。そのような劣悪の環境で戦い抜いた男たちの物語である。どの世界であれ、新しい思想を持つ人間は、旧弊と戦わなくてはならない。

中国は調整がほとんど入らず上昇している。これは実は悪い兆候である。適度な押し目(調整)を作りつつ上昇するのが、本来は最も健全である。

1989年の日経が38915円まで急騰した18年後の今日、その株価は17451円である。これは最高値38915円の実に半値以下の45%弱に過ぎない。NYDOWが高値を更新している状況と対比させれば、その異常さが分かる。何故か。テクニカル的には、適度な押し目を作らず、一本調子で急騰した代価を、日本経済はいまだ支払い続けていると言える。銘柄入れ替えは、時代に合わせて行っているので、捨象対象に過ぎない。同様に中国も、力強く健全に経済成長したいならば、適度な押し目を作りつつ上昇してゆくのが、経済理論上は望ましいのである。

ベトナムマーケットの変調

http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=marketsNews&storyID=2007-04-24T111328Z_01_TK3141124_RTRIDST_0_JAAESJEA967.XML

マーケットの名言

成功者は、自分の人生に起こる出来事は、他の人間や状況ではなく、自分が原因で発生すると信じているのです。

失敗ばかりしている人は、現在の惨めな状況は他の人間の妨害など不可抗力のせいにしてしまいがちです。

マイク・ハーナッキー『成功の扉』日本能率協会p53

成功した人間はすべて、自分が因果論者であることに同意するだろう

ラルフ・ウォルドー・エマソン(Ralph Waldo Emerson、1803年-1882年)

運命は自分で創造する

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

安値:17320

終値:17450

下落幅は小さかったが、ほぼ予測通りの展開。先物9日タームは下落波動継続である。一方、個別銘柄では、石油関連、マテリアルセクターが、まだ上昇余地がある。新興優良銘柄で昨日取り上げたものはストップ高基調。8411みずほ、8308りそなのメガバンクは年初来安値更新。

個人的には以下に終始

先物売り→利益確定  優良個別買い→利益確定

(寄り付き前)

本日の着眼点:先行スパン1の17165で支えられるかという点と、終値が17190円を上回れるかという二点。これらを下回ると、その下は129日サポートラインの17025となるが、価格帯別出来高、サポートエネルギー共に希薄なため急落の可能性が極めて強くなる。現状として一番可能性が高いのが、16500円を目指す下落波動。

個人的には、先物に関しては売り一貫スタンス継続。

一方、個別銘柄に関しては、医薬、食品、繊維セクターの、GW中の突飛高が過去データからは想定される。

マーケットの名言

苦労の価値は良く知っている。

アーノルド・シュワルツェネッガー

(解説)この方に言われると、二の句が継げなくなる、そんな言葉である。「運命は自分の手で切り拓くもの」「未来は運命ではない」「人生は自分で築け」「自分の手で切り拓け」とのメッセージは、ターミネーター連作に重奏低音のように響いている。オーストリアから移住したとき、彼の所持金はわずか20ドルであり英語もあまりしゃべれなかったそうである。彼は心の力を使って成功していった。否、それしか無かった。ターミネーターは、潜在意識がどのように作用し、一度植えつけた命令をどこまでも遂行するかを暗示する物語である。ターミネーターがぼろぼろになりながらも、どこまでも任務を遂行する姿が、潜在意識を上手く説明している。彼やジェームズ・キャメロン監督がどの程度意識的にシナリオを執筆したかは不明だが。ちなみにターミネーターの第一作は低予算のB級映画であり、公開前は全く評価されていなかった。

技術革新

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

安値:17420

終値:17480

先物は、予測通りの値動き。

NYDOW連れ高の、ほぼ寄り天井→急落

私は寄り前に書いた通り、売り上がり→利益確定のパターン

日経225先物の日足は陰線が三枚並び、基準線、転換線共に横ばい。出来高前日比増の陰線というリズムも変わっていない。

ストキャスティクスももう一段の下落余地がある。RSIも下向きトレンド。よって、私の見方に変更はなく、現在進行中の9日タームは下落波動継続である。また、新興優良銘柄も予測通りであり、先週末に指摘したように底練から一気に脱出し、ストップ高となった。連動銘柄は、少しの時間の後、連動して動くという性質が了解されてくると、本日は次の銘柄が上昇することが分かり、参戦できたであろう。連動性、波及性は経済効果の本質でもある。

3841:ジーダット→3844:コムチュア→3842:ネクストジェン

この順に動意づき、次々に急騰していった。連動性銘柄はファンダメンタルズのフルイをかけて、絞り込んでおくと、選択ミスが非常に少なくなる。現在の新興銘柄で上昇するのはごく一部であるから、厳しいくらいに銘柄選別する必要がある。「先物売り」の「優良銘柄買い」がどちらも奏功し、最高の一日でした。

(寄り付き前)

本日の着眼点:NYDOWが1.2%の上昇で帰ってきた。日経225先物に換算すると209円ほどの上昇となる。寄り付きは連れ高になろうが、そのあと10時以降も買いが続き、出来高が増加するかがポイント。上昇波動の目安はやはり終値で17800円を超えられるかである。日経に上昇するだけの具体的な好材料がなく、単にNYの連れ高で上昇する場合は、数日後の急落が充分想定される。このようなケースは、最近何度も経験しているだろう。私は特に先週からのスタンスは変えず、先物の売り上がり、優良銘柄買い→利益確定である。先週金曜日の売り玉は当日中に全て利益確定しているのがデイトレの強み。つまり、今日は充分高くなったところで売れるのだ。また、本日のように一時的に高くなるときは、個別買玉の利益確定のチャンスである。今週中に発表される、新日本製鉄(東証:5401)、ホンダ(東証:7267)、松下電器産業(東証:6752)など有力企業の決算が注目される

CME 17625(大証比+215)

マーケットの名言

技術革新が経済発展の原動力である

シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter 1883-1950)

グレアム

あなたが、成功の軌道に乗っているか、そうでないか、簡単に判断する方法があります。次の問いに答えてください。

「今日一日、最高の一日でしたか?」

躊躇無く「はい、最高の一日でした」と言えた方は、成功の軌道に乗っています。このテストが面白いのは、客観的な条件は判断されず意味を持たないとう点です。傍から見れば大きな企業の社長さんで幸福かと思われているかもしれませんが、当人が会社の借金におびえているようでは、この問いは「いいえ、そうでもないと思います。借金さえ無くなれば・・」という回答になると思います。この社長さんは成功の軌道から既に外れています。一方、何の資産もない方でも、将来の夢にその瞳が爛々と輝き「はい、将来の準備のための最高の一日でした」と言えるならば、成功の軌道に乗っていると言えます。つまり、成功とは、その人の心の中の因が、将来に果となって、具現してゆくものだからです。これが因果の法則です。「はい、今日は最高の一日でした」と断言できる人生こそ、至福だと思います。最高の一日を積み重ねられる方は、成功への超特急に乗っています。極上の一日が極上の人生となってゆきます。テクニカル分析の真骨頂は、捨象にある。日経225先物が外資系一社の大口発注により攪乱翻弄されているとの意見も目立つが、もちろんそのようなことはない。妄想にすぎない見解だ。マーケットとは様々な思惑を吸収するものである。仮に彼の証券会社が、トレンドに反したことをしているならば、マーケットは急速に逆方向へ行き、その証券会社は、多大な損害を被るであろう。マーケットがそのプライスを受け入れたということは、そのプライスを認容しているのだ。また、健全なファンダメンタルズからの異論もあるが、先物とは数ヶ月先の日経平均を予言し先取りしている。現在のファンダメンタルズではなく、次期のそれなのである。先物の面白さはここにある。外資系一社の思惑などもちろん捨象してかまわない。意識の拡大は人生の愉悦の一つだ。人間は歩く大脳である。未知の空間を歩く旅は、大脳に絶え間なく新しい刺激を与えてくれる。それゆえ、愉悦が限りなく溢れてくる。松尾芭蕉や伊能忠敬は、その偉業もさることながら、自己の仕事に没頭熱中している様こそが、後世への最大遺物かも知れない。旅に明け暮れたその生涯は、さぞかし面白かっただろう。葛飾北斎を凌駕する風景画家は未だいない。はじめてみる赤富士は、大脳をいたく刺激したに相違ない。現代は意識が商用にコントロールされている時代である。外国へ行っても、見慣れたフランチャイズ、広告看板、インターネット画像などにより、無意識の領域に潜入する映像は既知のものが多い。それゆえ、他者からコントロールされた画像を意識的に外す工夫が必要となる。ロングテール現象は、ビジネスの話ばかりではない。自らの意識がコントロールされることに気づいた現代人は哲学者の視点を持つ。

何故か?

精神のインディペンダンス(independence:独立)があるからだ。

マーケットの名言

分析とは、入手可能な事実を詳細に検討し、確立された原則と有効な理論に従ってそこからある種の結論を引き出すことと定義される。その意味からすれば、分析とは科学的な方法論の一つであると言える。しかし、証券分野でそうした分析を適用しようとすれば、投資というものが本来的には厳密な科学ではないことによる多くの困難に直面する。これと同じことは法律や医学についても当てはまるが、その理由はこれらの分野でも技術や運がそいの成否を分ける大きな条件であるからだ。とはいっても、法律や医学の分野でも分析は有効かつ不可欠のものであり、これと同じことは投資、されにはおそらく投機の世界についても言えるであろう。

ベンジャミン・グレアム『証券分析』パンローリングp35

(解説)ウォーレン・バフェット氏が「著述家や師をはるかに超越した存在」と尊敬しているのがグレアム。恐らく、考えること自体を教わったと思われる。彼の書くことは非常に面白い。上掲書は1934年版であるが、株式評論家やアナリストが未だに例えば「干支(えと)」からその年の相場観を述べるレポートもある今日、彼の思考方法は古くなるどころか、日々新しくなるとも言える。干支から相場を考えるアナリストとは、呪術(まじない)で病気を治そうとする医者と同レベルであろう。

自己信頼

マーケットの名言

自分自身の考えを信ずること、人知れず深く考え、自分にとって真理であることは全ての人にとって真理であると信ずること・・それが天才である。

私どもがモーゼ、プラトン、ミルトンなどに帰する最高の功績は、彼らが書物や伝統を無視し、世人の考えを伝えるのではなく、「自分」の考えを語ったことである。人はすべからく詩人・聖者の示す天界の光彩ではなく、むしろ自分の心の奥から閃いてくる微光を発見し見守るようになるべきである。しかし、人は自分の考えを、それが自分のものであるからという理由で無造作に捨てている。天才の作品のどれにも、私どもは自分の捨てた思想があるのに気がつく。あらためてそれを見れば、一種近づきがたい威厳をもって迫ってくるものである。偉大な芸術作品から受ける教訓のうち、これほど感銘の深いものはない。

ラルフ・ウォルドー・エマソン『精神について』日本教文社p41

相場観によって、上か下か当てる、という態度は排斥されるべきものである。

相場観によって、上か下かを追い求めるのは、それ自体が餓鬼の姿であることに気づかなければならない。

林輝太郎『中源線建玉法』第二部p11

規律

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

高値:17530

終値:17410

420円ではなく410円という終値は、テクニカル分析の真骨頂だろう。まるでゴルゴ13がピンポイントで狙い撃ちしたかのような終値だ。

寄り付き前に指摘した先行スパン2の17415を5円割って終わった。高値も昨日のそれを抜けず、下放れ並び黒の陰連はらみ線である。

下放れ並び黒は、下落暗示であり追撃売りの急所。

9日タームの下落波動は、ほぼ決定。

一方、新興優良銘柄はアキュムレーション(底練り状態)継続。時間間隔だと下落9日で一波動終了であり、そろそろ底脱出。

ファンダメンタルズとその企業の技術をしっかり分析していれば、一時的な急落も押し目買いの好機となる。

(寄り付き前)

本日の着眼点:基準線と先行スパン1が17180円に迫っている。17190は2/7の安値であり、2/26までの年高値を取りに行った上昇波動の基点である。

ここを下ブレイクするならば、わずかに残っていた上昇波動の可能性が消滅することになる。つまり、9日タームの下落波動入りの確定である。

更に昨日の安値17230の下は出来高真空地帯もあり、急落が予測される。

本日は昨日の急落後であるから、一時的な自律反発、買戻しも予測される。終値で17415円を上回れば、近日中の急落は回避できるかも知れない。

中国は予測通りの調整シナリオ入り。

私は再び売り上がりスタンス継続。

先物の売り上がりとは、プライスが上昇した場合、上昇に合わせて売り玉を増やしてゆく逆張り手法である。

この手法は、上昇相場では極めて危険であるが、軟調相場、レンジ相場、下落相場では有効。

(※上昇相場でやってはいけません)

CME17450(大証比+60)

マーケットの名言

規律を身につけた人間だけが

自由を手にする。

ジェームスCベニー

ディストリビューション

捨象(neglect:無視)

捨象することにより本質を浮上させるのは、学問の常套手段である。

例えば、時速60kmで走行している自動車が、急カーブを曲がろうとする。

乗っている人間は、体が必ず外側に引っ張られる。乗っている自動車が、ベンツであろうが、フェラーリであろうが、国産の軽自動車であろうが、同じ力が働く。この場合、車種を捨象する。車種を捨象することに依って、慣性力である遠心力という物理学上の力が浮上してくる。

マーケットにおけるテクニカル分析も、全く同様の手法である。

経済的材料もミクロもマクロも政治的話題も戦争もテロも、全てを捨象(neglect:無視)する。

プライス変動のテクニカル指標のみを淡々と分析し続ける。

そうすると、マーケットの本質が浮上やすくなる。

他人の予想意見を捨象できるようになると、利益が増大するというマーケット法則もある。

心とは何か。

心とは、人間が生きてゆくための道具である。野球選手のバットのようなものだと思えば分かりやすい。

イチロー選手は、バットを上手く使いヒットを量産する。彼のバットコントロール技術は世界一である。

バットが折れたらどうするか?バットを替えれば良いのである。バットを替えて、また淡々とヒットを量産してゆくのだ。

人間の心もちょうどこれと同じである。

心は使う対象であり、心に使われてはならない。

外界に何が起ころうとも、微塵も乱される必要はないのだ。

それが心の使い方。

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

安値:17230 (基準線:17180)

終値:17390 (25日移動平均:17380)

寄り付き前に指摘した先行スパン2の17415を割ってしまった。終値で再び雲中。転換線も下向き。基準線は横ばい。遅行スパンも基準線を割った。

よって、明日からの新波動9日タームは下落波動である確率が高まった。

4/9、4/17と、何度か17800円を試す展開になったが、結局上ブレイクできなかったので、このような急落となった。

ストキャスティクスもまだ下げ余地はある。

雲が薄いので、下ブレイクした場合、一気に16520円を割り込む確率が、最も高い。

価格帯別出来高でも17230円以下は真空地帯もある。

メガバンクは3/19に一斉につけた年初来安値を試しに行く展開。

外部環境も4/15に書いた調整シナリオに近づいていると思われる。

何故、本日急落したか。テクニカル理由は以下の三点。

1:17800円を何度か試したが、終値ベースで上抜けなかった。重要ポイントを抜けない場合、このように急落するケースが多い。

2:本日で波動終了。直近安値(16520円)の3/5から33日ターム、3/14から26日タームの完了日。明日から新波動入りのタイミング

3:陰線時に出来高増加というリズムが崩れていない。

(ザラ場中)

数日来の想定通りの動きになった。

私は4/16から書いている通りの「売り上がり→急落→利食い」である。

ディストリビューションとは天井圏での揉み合いのこと。

(寄り付き前)

本日の着眼点:ディストリビューション期であるとの見方は変わっていない。本日もやはり、17800円と先行スパン2の17415円がブレイクポイント。

マーケットの名言

人は起こった事に依ってではなく起こった事に対する自分自身の見解に依って心を乱される。

エピクテトス(ローマの哲学者)語録

イメージを先行させよ

良い音楽には色彩と深みがあり、

良い絵画には音感と質感がある。

同様に、トレードを立体化し、色彩と音感を与えよ。

利益が得られるから楽しいのではなく、

楽しいから、その結果として利益が必然的についてくるようになる。

投資家は経済社会にあっては最上位のリーダーである。

投資家が、ある企業の株を買う。そうすると、その株価は上がる。

その企業の株を買うとは、その企業の価値を認めたからだ。

投資家が、ある企業の株を売る。そうすると、その株価は下がる。

その時、投資家は厳しい教師に豹変したのだ。

このように、投資家がその企業価値を判定する最上位にあり最終判断者である。

賢明な投資家の的確な判断に依って、常に経済社会は動いてゆく。

優秀な投資家が増えれば、その国の経済は健全性を増してゆく。

投資家の支持を失った企業は、マーケットから消え去る。

投資は経済的思索の最終プロセスである。


日経225先物テクニカル分析

(大引け)

終値:17660

転換線17575と、スローストキャスティクスのサポートラインで跳ね返されたコマ陽線。しかし出来高は前日比減少。

転換線、基準線とも横ばい。東証一部の騰落レシオは4/17時点で86.4にまで低下した。

明日が、3/5を基点とする上昇波動の33日目に当たる。

来週4/23から5/11(SQ清算日)までは、過去データからは軟調展開となっている。

先物は高いところで売り。

個別銘柄は、上位地銀の売り玉利食い。

新興優良銘柄は、売られすぎサインとなっている。


(寄り付き前)

本日の着眼点:先行スパン2の17415円でサポートされるか。その下は、先行スパン1の17235となる。

基準線が17180、波動ラインが17190と迫っている。

私は昨日と同じ、先物売りのスタンス継続。

昨日大きく下押しした新興優良銘柄が上昇できるかに注目。

4/15日に指摘した中国マーケットがどこまで持つかも注目。

NYメタル、NY原油、CRB商品指数も過熱感が出てきている。

CME 17665(大証比+55)

NYメタル下落 NY金692.5

NY原油下落63.1


マーケットの名言

一日に30分、誰にも邪魔をされない時間をつくって、その時間には心身ともにリラックスするのです。

そして、想像力の訓練をするのです。映画の大きなスクリーンの前に坐り、「自分自身の映画」を見ていると想像するのもいい方法です。

重要なことは、映画の内容を細部にわたって生き生きと描くことです。イメージはできるだけ原体験に近づくことが望ましいのです。

その30分間を快活に、理想的に振舞っている自分自身をイメージすることに使うのです。

あなたがそうありたいと望んでいるように振舞い、感じているあなたを心に描くのです。

マクスウェル・マルツ『自分を動かす』知道出版p40

断固とした決意

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:17800

高値:17810

安値:17470

終値:17610

やはり終値で17800円を超えられず、昨日指摘した通りの軟調展開。出来高は前日比増加のカブセ形状の陰線である。

このように出来高が増加した日に陽線にならなければ、上昇エネルギーは弱い。

換言すれば、下降エネルギーの方が強いと言える。

メガバンクも出来高増加の3~4陰連となる。(3陰連とは陰線が3日続くこと)

私は、数日前からのスタンスである以下に終始した。

先物売り→利食い

上位地銀売り→利食い

新興銘柄は、ピンポイントで絞り込んだ優良銘柄のみ買い。

(寄り付き前)

本日の着眼点:

終値が17800を超えられるかという点と、出来高が増加した陽線となるかという二点がポイント。



マーケットの名言

目標達成に邁進しようと覚悟を決めるまでは、ためらいを覚え、逃げ道を探し、それ故、いつも思い通りにいかないものだ。

だが、主体性、そして創造性をもって実行する行為には、全て一つの基本的な真理が働く。

断固とした態度をもったとき、摂理が働き出すのである。この真理を無視するから、無数のアイディアや素晴らしい計画は台無しになってしまうのだ。

決意することだ。

そうすれば、全てが良い方へ転がってゆく。

決意していないときでは信じられないような出来事が起こるのだ。

それは全て自分の決意を固めることで生まれてくる出来事だ。

あらゆる種類の、予測もできなかった出来事、出会い、物質的援助が舞い込んでくる。

誰も夢想だにできなかった現象が起きてくる。

ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe1749-1832)




あなたには、天から贈物が与えられています。

その贈物とは、あなたは、あなたの信じるところにより、あなたの現実を作り出しているということです。

あなたの信念は、あなたの世界を作り出す創造的エネルギーです。

あなたが、自分自身で信じ込んでいる限界以外には

あなた自身には、いかなる限界もありません。

ジェーン・ロバーツ(1929-84)

トレンド

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

終値:17650

陽線ではあるが、出来高は前日比減少であり、上昇の勢いは感じられない。自律反発の域を出ず、後場失速。

メガバンクもやはり高値を抜けず、切り下げている。メガバンクの日足は黒三兵の類似形。

先物に関しては、私はここからは売り上がりスタンス。

4/20金曜日は、転換線が上向きトレンドになってから26日目にあたり、一波動の終了となる。

個別銘柄:

新興優良銘柄で過熱感を解消した銘柄を売買しました。

仕手系ではない優良銘柄は、押しを作った後、テクニカル指標にほぼ忠実に上昇するので、区別ができる。

ファンダメンタルズで銘柄を絞り込んだ後に、テクニカル指標で分析すると良い。

東証一部などの主力銘柄は、GW明けまでこのような(軟調的)ボックス相場が続くと想定される。

資金が集まりやすく、玉石混交の新興系は、面白いと言える。



(寄り付き前)

本日の着眼点:

本日は急落後であるので、一時的な自律反発も想定されるだろう。前場の買い一巡後、本トレンドが出てくる。

4/17火曜日までのポイントは、重要なラインである17190円をサポートできるかという点と、出来高がどのような状況で増加するかという二点である。

上値は17800円がレジスタンスライン。ここを明確に超えられなければ、上昇してもダマシ上げとなり、数日後には急速に下落することになる。


マーケットの名言

ぼくが感心するのはあらゆるそこらへんを歩いている普通の何でもない人がその人の考えを突き詰めてずーっときわめると、

天才的な考えを一人ひとりが全部持っている。ドストエフスキーがその発見者なんですね。

埴谷雄高『無限の相のもとに』平凡社p76


19世紀の古典派経済学は失業の章を持たなかった。

高田保馬博士

世界同時調整

世界のテクニカル分析

中国上海総合指数:ストキャスティクスが99%をつけ、過熱警告サインである。RSI、RCIも天井圏で推移している。近日中に大幅な調整は必至。調整幅は6ヶ月移動平均の位置である、現在プライスから2割前後。

ハンセン(香港)指数:ストキャスティクスが96%からの下落途中、RCIは95%で過熱警告サイン。

NYDOW:RCIが90%とこちらも天井圏。調整は近いであろう。日足はウェッジフォーメーションを作っている。これは一見上昇トレンドのようであるが、急激に崩れるパターンの前兆である。

NYNASDAQ:RCIが95%、ストキャスティクスが92%とNYDOWよりも過熱している。近日中の調整必至。

2/27から33日を経過しているので、4/13で一期一節の波動を完了している。つまり、33日タームでは、4/16から新波動となる。

以上、総合すると、2/27日に匹敵する世界同時調整が近日中に起こる可能性が高いと思われる。マネーはグローバルに動くので、世界のマーケットは連動している。

ジェネラリスト

学者と言えばスペシャリストが多いが、ジェネラリストは多面的な視点から発言するので、その言は知的刺激に満ちていて面白い。

スペシャリスト=specialist:専門家(好例:国語学者の金田一春彦先生)

ジェネラリスト=generalist:多方面の専門性を有する学者(好例:博物学者の南方熊楠先生)

凡庸な学者は常識に囚われていることすら自覚できないが、秀逸なジェネラリストは本能的に常識を破壊して、思いもよらぬ新しい視点を提示してくれる。

大切なのは些事にこだわらないダイナミックな生命感であろう。学問の躍動感がダイレクトに伝わってくる。

それゆえ、偏狭な人からは言われ無き非難と嫉妬を浴びることもあるのが俗世というもの。

本物の知識人は宏量であり寛容である。

以下は、秀逸なジェネラリストの箴言。

マーケットの名言

経済現象の特色は、効果が次々と波及してゆくことにある。

アマチュアは、第一次波及すなわち直接効果しか目に入らない。

経済学を身につけると、第二次波及、第三次波及・・が見えてくるようになる。

間接効果は、ときに直接効果よりも、ずっと大きいこともある。

小室直樹『経済学のエッセンス』講談社文庫p165

経済循環

4月のミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が、85.3(前月88.4)と、三ヶ月連続して低下したことは、景気循環が停滞しつつあることを意味する。

これは消費者マインドを表現する代表的指数である。消費者マインドは、経済循環のコア。もう一つの消費者信頼感指数も役に立つ。

一方、3月のPPI(卸売り物価指数)は、前月比プラス1.0%

マーケットの名言

これから諸君は、この不思議な学問「経済学」を学ぼうとしている。これは二度とない、素晴らしい体験である。

私は諸君が羨ましくてならない。

ポール・サミュエルソン(Paul A. Samuelson)

経済学理解の第一の関門は、経済「循環」の構造を理解することにあり、

経済を動かす論理が、すでに循環的である。

というのは、経済においては、「すべてが、他の全てと相互連関し合う」。

ここに経済の本質があります。

また、その解明こそが経済学の主任務なのです。

小室直樹『経済学のエッセンス』講談社文庫p276

どんな職業でも、飛び抜けた成功を収める秘訣は、その道で一流になることだと私は思う。

成功した人というのは、一つの道を選び、それを極めているものだ。

しかし、自分の仕事に真剣に打ち込むことが、どれほどの報酬をもたらすかを本当に分かっている人は、驚くほど少ない。

アンドリュー・カーネギー『私の履歴書』きこ書房p180

(解説)13才の時からの熱狂的な努力のみで鉄鋼王となった彼の伝記は、面白い。

頭と体を懸命に働かせ、一歩ずつ社会の重鎮にまでになる様が描かれている好著である。

有機EL

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

終値:17400円

4/4からの本ブログでも言及している通りの展開であり、戻り天井→下ブレイク→急落となった。

このようにP波動(縮小波動)は、ブレイクした方向へ行く。つまり昨日の陰線が、今日の長陰線を導いた。

ウェッジパターンも、昨日指摘した通りの動きである。

テクニカル分析の妙を感じる。

寄り付き前に指摘した17415円をブレイクし、安値が17340である。

次なる重要なプライスは2/7の17190円。ここを下ブレイクすると、新波動9日タームは下落トレンドがほぼ決定する。

3/14を基点とする上昇波動も崩れた。

スローストキャスティクスは34%までに低下したが、天井圏からの下落のため、あと一段の下落も想定される。

私は先に記載した通り売り上がっていったので、本日は売り玉の利食いに終始した。

会心の一週間であった。

ザラ場中の観察

3分足で効くのが5,7,9波動後のブレイクである。

日足レベルだと、3/5を短期上昇波動の基点とした場合、小勢波動は5波動目が4/9(17780)となる。

つまり、5波動目で上昇波動が終了したことを意味する。この波動リズムに乗れると、トレードのタイミングが取りやすくなる。

(寄り付き前)

本日の着眼点:17800円を終値で超えられるかが、上昇波動への分水嶺。

下落波動のそれは17415円を終値でキープできるかである。転換線も17400円に来ている。

2/26高値から昨日で33日(一期一節)を完了している。波動としては弱弱しい。

個別銘柄では2日前から言及している石油関連企業が底練り後の上昇を始めるであろう。

CME 17630(大証比+110)

NYメタル下落

NY原油上伸63.85ドル


ついに有機ELテレビが消費者レベルで実現される。

http://www.asahi.com/digital/av/TKY200701080308.html

2年ほど前、展示会で試作品を見たが、まだ腕時計の画面くらいの大きさで、画質も良くなかった。

それを見てもう少し時間がかかると思ったが、流石sonyである。可能性のある先端技術に、経営資源を一極集中させ、具現化させてしまう能力とエネルギーは凄まじい。

27インチで厚さ10mm、11インチで厚さ3mmと聞けば、言葉を失うだろう。

正に次世代ディスプレイの本命である。



マーケットの名言

学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。

語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、

先輩の厳しい叱責、後輩の純情な忠言

つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、

どんなに小さいことにでも、どんなに古いことにでも

宇宙の摂理、自然の理法が秘かに脈づいているのである。

そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。

これらのすべてに学びたい。

どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。

すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。

よき知恵も生まれてくる。

学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである。

松下幸之助『道をひらく』PHP p217

スタグフレーション

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

終値:17520円

数日来の本ブログでの予測通りの値動きだろう。

窓を空けての陰線となったので、ギャップは20円しかないが、アイランドリバーサルの可能性も出てきた。

陰線での出来高増加。移動平均15日線でのサポート。基準線・転換線共に横ばい。

スローストキャスティクスは57%まで低下したが、天井圏から落ちてきたので、更なる下落が予測される。

RCIも同様の動き。

DMIは+DIと-DIがクロスしADXが下から上へ突き抜けているので、典型的な売りサイン。

RSIもほぼレジスタンスラインに沿った動き。

ディストリビューション(天井圏での揉み合い)と言える。

3/5からのパターンとしては、ウェッジ(くさび)フォーメーションが一番近いであろう。このウェッジのトレンドラインは、フラッグと同様にトレンドに対して逆向となる。

つまり、上向きトレンドのウェッジは弱気であり、下向きは強気である。今回は前者である。

このウェッジパターンは、収束したところで突然崩れるケースが多い。

個別銘柄に関しては、マテリアル、資源関連が良い。この関連銘柄だとまだ上昇余地がある。

(寄り付き前)

本日の着眼点。本日も終値が17800円を超えるかという点がポイント。このポイントは上昇波動に乗れるか否かの分岐点。

下値サポートラインは先行スパン1と2の17415円で支えられるか。17400円には転換線も来ている。

9日タームの新波動になっているので、放たれた方に行きやすくなっている。

スローストキャスティクス、RCI、RSI等のテクニカル指標はピークアウト示唆。

メガバンクのそれも同様である。

新興企業関連に再び資金が移動しやすくなっている。

アメリカは予測通りの調整。

CME 17640(大証比-60)

NYメタル上伸

NY原油:62.01ドル

CRB指数316.58(+0.04%)

現在の経済状況から、このCRB指数がメルクマールとなる。


テクニカル分析の効き方を感覚的に覚えると良い。

例えば、RSIを直近一年分観察してみる。そうすると、過去一年での最高値危険ゾーンが、2007/2/26であることが分かる。

翌27日からの急落は、テクニカル指標でもきちんと示されていたのだ。

つまりテクニカル指標を見ていれば、この時点では売り玉しか建ててなかったろう。

毎日、丹念に見つづけることが感性を養う訓練となる。

指標自体にトレンドラインを引いてみても良い。

最低でも2つくらいの指標に精通してくると、余裕を持ってマーケットの趨勢が分かるようになる。

科学的、統計学的にアプローチすると、心理的に余裕ができる。

数学的理論計算と、マーケット心理、経済統計指数の融合によりプライスが最終決定される。

その葛藤が面白いのだ。

マーケットには世界中から資金が流入してくる。マーケットトレンドとの整合性があればよいが、往々それとは無関係に、投資機関の都合で流入してくる。

だから、マーケットはゆがみ、オーバーシュートする。ゆがんだマーケットには、元に戻そうとする力が働く。

この繰り返しで、日々プライスは動いてゆくのだ。



スタグフレーション(stagflation)とは

スタグネーション:低成長・高失業率

インフレーション:物価上昇

これらが融合した、物価が上昇し景気が減速する状況である。歴史的に見れば原油高騰がトリガーとなっている。

米景気指標はスタグフレーションが起こっていることを示唆している。


マーケットの名言

人間の能力は伸ばそうと思えばいくらでも伸びるものである。

一般には「能力は変えられないもの」と思われているようだが、そんなことはない。

変えられないのは人間の個性で、能力というのはいくらでも伸ばすことができる。

西堀栄三郎『ものづくり道』WAC p116

戻り天井

日経225テクニカル分析

(大引け)

終値:17700円

ほぼ予測通りの動きである。

寄り付き前に指摘した17800円に届かず。

日足は迷いの十字。昨日の足をとれば、ハラミ寄せ線となり、転換暗示となる。

出来高も昨日比減少。

個別では石油関連が底練りをしている。


(寄り付き前)

本日の着眼点。

本日も昨日と同じく、終値で17800円を超えられるかという点がポイント。

テクニカル的には、スローストキャスティクス、騰落レシオ等が、天井圏に近くなっている。

RCIは82%で空売りポイント、RSIは58%で下向き

移動平均乖離線は102%で、2006/7/4(戻り天井)の位置に近い。

以上総合すると、近日中に戻り天井をつける可能性が高いであろう。

NYDOWは8日続伸で過去4年の最長連騰となる。

CME 17735(大証比+45)

NYメタルは上伸

NY原油は61.89で反発



マーケットの名言

私のように何も知らない者でも

データを虚心坦懐に読むことによって

実態をつかむことができる。

西堀栄三郎『ものづくり道』WAC p234

気迷い

日経225テクニカル分析

(大引け後)

終値:17690円

寄り付き前に指摘した17800円を超えられなかった。小陽線の気迷いである。

スローストキャスティクスも指標が2ポイント下がっただけであり、きちんとした調整とはなっていない。

出来高も依然少ない。一旦上がりかけた基準線も転換線も横ばいである。

騰落レシオは116.5%までに上昇。120%以上の過熱圏に近づきつつある。

総合的に気迷い商状と言える。

個別で8%以上急騰したのが、一週間ほど前に本ブログにも記載した次の銘柄

5479日本金属工業

世界的な業績拡大の中で、マテリアル、金属セクターの需給が旺盛であるのは、経済の鉄則であろう。

新興優良企業も引き続き良い。

ファンダメンタルズが無借金経営などで堅実であり、最先端の技術を追究している企業であることが必要条件である。

財務諸表を丹念に読んでゆけば、企業イメージは浮上しうるものである。

ウォーレンバフェットの投資スタイルがこれである。


(寄り付き前)

本日の着眼点。

本日終値が、17800円を超えられるかがポイント。17800円は2/14の高値。2/26までの最高値をつける最終上昇波動の直前高値となっている。

ここを明確に超えられれば、上昇力に一定の力があることが分かる。

下値目処は先行スパン2の17515円。ここを終値で下回るならば、再び下落波動となる。

本日から、9日ターム(一節)の新波動突入となる。

NYメタルは軟調。

NY原油が61ドル台まで下落したのは、地政学的リスク後退のため。

原油が下げた割には、NYDOWは上昇していない(+8.9ドル)。

マーケットの名言

思考は、あらゆる富、あらゆる成功、あらゆる物質的勝利、あらゆる大発見と発明、あらゆる功績などの根源をなすものです。

それなくしては、大帝国もなく、莫大な財産も、長い鉄道路線も、近代の文明も何一つありえません。

あなたの考えが、あなたの性格、あなたの人生行路、あなたの日常生活そのものを決定するのです。

CMブリストル『信念の魔術』ダイヤモンド社p32-33

オーバーシュート

日経225先物テクニカル分析

(大引け後)

終値:17760

終値で雲の上に出た。転換線・基準線も上向きで、均衡表上は買いシグナル点灯。

しかし、スローストキャスティクスは90%台で、オーバーシュート。

本日は、3/15からの上昇波動が、17日ターム二節で一区切りとなりました。


(寄り付き前)

本日の着眼点。

雲中で26日目に入るので、終値がどちらに位置するかである。

先行スパン1:17767

先行スパン2:17450

出来高が徐々に減少しているので、今週はブレイクの可能性が高まっている。

先週の4/2月曜日は440円の急落。



マーケットの名言

人生は冒険である。

恥ずべきことは、誤謬を犯すということよりも

寧ろ、自ら犯した誤謬から何物をも学び取ることができないということである。

誤謬は人生にとって飛躍的な発展の契機となり得るものである。

『三木清全集13』岩波書店p303

思考力

トレードをしていて、恐怖心が発生するならば トレードに対する考え方を根本的に改める必要がある。

システム自体が、考え違いから構築されているのだ。

正しいトレードに、恐怖心は微塵もない。

恐怖心を排斥できるのが、正しいトレードの特長とも言える。


思考を変えれば、

習慣が変わる。

習慣が変われば

運命が変わる。


マーケットの名言

人は欲しさえすれば

自分の力で何事をも成しうる

アルベルティ(Alberti 1404-72)


私はデジタル化を進めるとき

世の中をこれで変えてやるんだという信念がありました。

技術革新とはそういうものです。

トップマネジメントが先頭に立って

技術の方向性を示して引っ張っていかないとうまくいきません。

大賀典雄『週刊東洋経済』2007/4/14号p134

大賀典雄氏はsonyでアナログレコードからデジタルCDへの改革を進めた。

当時の全世界の音楽業界からは猛反対されていた。

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大阪市中央公会堂

2007-04-07

大阪市中央公会堂は、ネオ・ルネッサンス様式とバロック様式が絶妙に融合した秀逸な建築物である。

静謐さと美意識が漂う空間を、中之島の一角に造形している。

その正面に立つと、ある種の感動にも満たされる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%85%AC%E4%BC%9A%E5%A0%82

これを寄付したのが、岩本栄之助氏であり、その額は現在の時価に換算すると80億円前後にもなろうか。

しかしその最期は、辞世の句「この秋を待たでちりゆく紅葉哉」の通りであった。

彼がシステム思考を知っていたらと、今更ながら思う。

http://homepage3.nifty.com/hougyokudou/newpage64.htm

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%9C%AC%E6%A0%84%E4%B9%8B%E5%8A%A9

http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwa/naniwa060617.html

http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwa/naniwa060624.html

実体経済とマーケットとの距離

実体経済とマーケットは、常にマーケットがその指標を先導し、その問題点を浮上させ、手がかりを示唆するのが、その理想的なあり方である。

この思考の下で投資活動をする投資家は、その役割が経済社会において重要である。

マーケットは、賢明な投資家がつける、経営者への成績表でなくてはならない。

このときに、経済社会におけるマーケットの意味が実存することになる。

それゆえ、マーケットは実に厳しい教師でもある。

マーケットの名言

私には、神はサイコロを振らないという確信があるのです。

アルバート・アインシュタイン

我々が空想で描いている世界よりも隠れた現実の方が遥かに物深い。

柳田国男『遠野物語・山の人生』岩波文庫

陽気の発する処金石また透る

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絶好調

2007-04-06

日経225先物テクニカル分析

(大引け後)

終値:17530

日足は迷いの十字線。昨日同様、先行スパン2で跳ね返されました。

2/26からの波動は、P波動(縮小波動)となっています。

この波動のポイントは、直近の高値を抜いてゆけるかという点です。

4/9月曜日の終値の位置が今後のトレンドを示唆します。

高値を抜いてゆけない場合、過去データからは、反落傾向となります。

出来高は更に減少していますので、来週はブレイク必至だと予測されます。

現在の上昇エネルギーを支えているのが、2006/6/14(14020:年安値)から引けるサポートライン(下値支持線)。

本日で202日目にあたり、16750円処にて上昇エネルギーを供給しています。

個別では上位地銀の空売りに入ります。

新興優良銘柄は買い継続。

(寄り付き前)

本日の着眼点。

本日終値が、先行スパン1の17787円あるいは、先行スパン2の17450円のどちらに近づいて終わるか。

雲中でのもみ合いが24日と、過去データからはあまり見られないくらい長い。

NYは6連騰と再びオーバーシュート

CME 17560(大証比+30)

Dow 12,560.20 +30.15 (+0.24%)

Nasdaq 2,471.34 +12.65 (+0.51%)

S&P 500 1,443.76 +4.39 (+0.30%)

10-Yr Bond 4.6740% +0.0220

NYメタルは上伸

NY原油は64.28ドル


マーケットの名言

人を真に成長させるのは

援助ではなく、障害である。

幸運ではなく、困難である。

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先行スパン

2007-04-05

日経225先物テクニカル分析

(大引け後)

終値:17530

遅行スパンの上昇は実線に頭を抑えられ、日足は先行スパン2で支えられた格好。

3/5以来、先行スパン2に沿った上昇が継続している。基準線は下落、転換線は横ばい。

現状の実線(ローソク日足)位置は、先行スパン1(17787)に吸い寄せられるのが、テクニカル的な見方。

転換線、基準線の上、雲の中という位置がそれを意味している。

吸い寄せられないとすれば、それ以上の力が逆方向に働いている結果。

現在の9日タームが4/3を基点とする上昇波動と仮定した場合の理論計算値。

N計算:18110

E計算:18530

V計算:18060

つまり、4/13(金曜日)までに上記何れかの値を取れなければ、

「現在を9日タームの上昇波動」との仮定が、そもそも誤っていることとなる。

別の視点から。

4/10(火曜日)が、3/5の16520円(直近安値)から26日一期タームとなり一波動終了。

戻り天井の時間的目処であり、18310円(2/26:年高値)との力関係が重要。

私は買い玉の手仕舞い。ここから上昇しても売り上がりのスタンス。

しかし、新興IPO銘柄は別のトレード思考です。

(寄り付き前)

本日の着眼点。

今日明日の終値で、先行スパン1の17900円を超えて雲突破となるかがポイント。

下値目処は先行スパン2の17395円であり、これを下回れば再度雲下。

過去データからは、今週は上昇、来週は下落パターンが多く、今週と来週とでは、マーケットの雰囲気が一変する可能性がある。

CME 17590(大証比+10)円

マーケットの名言

予想に走ってはいけない。相場で儲けるのも、損をするのもひとえに、心次第であります。人生に、生きるのも、死ぬのも、心をどうするかが、一大事の問題であります。

一目山人『一目均衡表』経済変動総研p128

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日柄数値

2007-04-04

日経225先物テクニカル分析

本日の日柄の重要さ

2006/6/14(年安値)から200日複合10

2007/2/26(年高値)から26日一期

ブレイクしたのは偶然ではなく、時間エネルギーの収束による必然である。

(大引け後)

始値:17440

高値:17610

安値:17420

終値:17580

寄り付き前に指摘した基準線を超え、出来高も前日比+で終了。

月初効果が昨日、今日と出ている格好。

私は買い玉は手仕舞いの方向で、これからの空売り銘柄を探している。

2006年の高値日

TOPIX  4/7

日経225 4/7

JASDAQ 1/16

東証2部  1/16

マザーズ  1/16

ヘラクレス 4/4

日経225先物 4/7

(寄り付き前)

本日の着眼点は、終値が基準線の17415を超えられるかという点。

NYDOWが三桁の上昇なので、それにつられて上げた場合、3/22前後の上昇→急落のパターンとなる可能性がある。

上昇波動に戻るとするならば、4/2の出来高を超えたしっかりした陽線が必要。

今週中に17865(先行スパン1)円を終値で超えてゆかなければ、しっかりした上昇ではなく戻り天井の可能性もある。

今日は4/4で変化日だが、最近の変化日はいったん逆方向へブレイクする傾向があることは要注意。

ドル円は、先に指摘したラインをブレイクしたので、次は121.63(2/22)を目指す展開

しかし、基準線は下向きであることと、雲下であるので、総合的に見て円高方向(33日ターム)の方が強い。

イランの外交関係が好転したため、NY原油は急反落。NYDOW急伸の原因はこれ。

CME 17445(大証比+175)円

マーケットの名言

秋は買いより

春は売りより入るべし(相場古諺)

8解説)この古諺は、元来、小樽にあった小豆相場で言い伝えられたものである。時代で言えば、大正時代。しかし、現代のマーケットにも一脈通じるところが面白い。歴史の重みと人間心理の綾を感じる。

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テクニカルの洞察力

2007-04-03

日経225先物テクニカル分析

(ザラ場終了後)

終値:17270

寄り付き前に指摘した17280(転換線)にあと10円であり、はらみ線である。転換線で跳ね返されたとも言える。

出来高はやはり昨日より少ない。

個別は、石油関連、商品連動関連が良い。

9501東京電力などがテクニカル的に底値圏。

次は有利子負債0である優良新興企業(本日も急伸した)

2138ウェブドゥジャパン

2356TCBテクノロジーズ

3823アクロディア

3841ジーダット

3064MonotaRO


(寄り付き前)

本日の着眼点

昨日急落のあとであるから、本日はリバウンド(自律反発)できる力がどの程度あるかであろう。

本日終値が、先行スパン2の17305あるいは転換線の17280を上回れるかがポイント。

下値サポートラインは以下。

移動平均100日 17004円

移動平均129日 16857円

移動平均172日 16575円

先に言及したように、明日4/4は、直近高値2/26(18310)から26日目にあたり、26タームの一波動が終了する変化日。

大きく動く可能性がある。

上昇波動に入るためには、先行スパン1の17780を上回る必要がある。

日足をライン(線)で表示させると、リフレクションの法則通りに動いていることがよく分かる。

CME 17145(大証比+115)

Dow 12,382.30 +27.95 (+0.23%)

Nasdaq 2,422.26 +0.62 (+0.03%)

S&P 500 1,424.55 +3.69 (+0.26%)

10-Yr Bond 4.6420% -0.0060

NY原油小反発

NY金続伸白金反落


マーケットの名言

私は初めてボリンジャーバンドを見た日のことを、忘れることができない。

このようなものが存在することすら信じられなった。

これらの伸び縮みするバンドは、私の知っているパターンや指標をはるかに超えるものだった。

バンドは素早く効果的に、そして神秘的に株価を予測することができるように見えた。

アラン・ファーレイ『スイングトレード入門』パンローリングp16

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予測通りの急落

2007-04-02

日経225先物テクニカル分析

(ザラ場終了後)

高値:17460

安値:17020

本日は、予測通りの急落である。日経225先物は一日で440円安。

恐らく、マーケット知識があるプロほど、本日の急落は予想外だったと思われる。

週初、期初ということで、新資金の流入期待の方が大きかったことに加え、先週の軟調相場である。

しかし、テクニカル分析はそのようなファンダメンタルズや話題は一切無視して、現在動いているプライスのみを淡々と分析する。

今日の売りポイントは9時9分。寄付きから上がるには上がったが、寄りの約定枚数が少なく、騰勢も弱く、5分足ではカブセに近い陰線が出現した。

私は寄り成りで買い向かったが、9時9分にはドテン売り。その後は売り一貫。

本日、売り一貫で成功された方は、テクニカル分析主体になりつつあると思う。

ほとんどの分足テクニカル指標が売りサインであり、買いサインは無かった。

理想的なのは、気づいたら売りポジがどんどん増えていたという状態。

そのために日々、「正しいトレード」をトレーニングしているのだ。

「正しいトレード」を実践されている方は、ファンダなどの雑音に惑わされず、悠々とトレードできたと思う。

底が無いようにトレードするスタンスも活かされた一日。

寄り付き前に言及したサポートラインの17190円を割ったので、もう一段の下落はありうる。

5401新日鉄は791円まで下落したので、トレンドが変化した可能性が大きい。

一方、新興・IPO関連での優良銘柄は、勢いが持続している。


(寄り付き前)

月足レベル:月間出来高は増加である。ほぼ下影陰線(タクリ線)であり、天井暗示。この線は戻り売りが有効とされている。

2月もトンカチに似た上影陽線。つまり二ヶ月連続して騰勢の衰えを示唆。スローストキャスティクスも80%台からの下落。

週足レベル:上昇26週移動平均の上に位置し、グランビルの法則からは「買い1」。

基準線もわずかに上昇している。スローストキャスティクスも35%であり底からの反発基調。

類似位置にあった2006/4/3~7の週足四本値は次の通り

始値:17130

高値:17580

安値:17110

終値:17560

日足レベル:下降25日移動平均の直ぐ上に位置し、グランビルの法則からは「売り2」。

基準線は横ばいのまま動かず方向を示さない。逆張り指標のRSI2も79%で、そろそろ売りゾーン。

基準線:17415

先行スパン1:17645

先行スパン2:17190

17645を抜いてこないと雲の上に出られない。

以上、週足と、月足・日足では相反するテクニカル指標が出ている。

当然のことながら、日足・週足・月足では、各々時間感覚が異なる。

総合すると、今週は、17645もしくは17190を試す展開であろう。ブレイクしたほうにトレンドが行く可能性が高い。

分足レベルではボラティリティが収束しつつあるので、大きく動く可能性が高まりつつある。

先週、低位株や新興銘柄に資金流入したことは重要なトレンドを示唆している。

別の言い方をするならば、5401新日鉄は、3/9の年初来高値(900円)から15日間高値を更新していない。

3/30の東証1部騰落レシオは92.9


マーケットの名言

勝つためには実力がモノを言う。

勝ち続けると、ツキは向うからやってくる。

大山康晴『勝負のこころ』PHP研究所

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スターリン暴落

2007-04-01

スターリン暴落は1953年3月5日。

スターリン(ソ連首相)が重態に陥ったとの報道を機に、日経平均株価が前日比10%(37円81銭安)暴落した。このときの月足を見ると、2/4の高値から結局38%ほど下落して底となる。54年後の今日に下落幅を換算してみると、18300円(2/26)の高値から2ヶ月ほどかけて11346円にまで下落したことになる。次はこの暴落を体験した投資家の著作からの引用である。実体験した方でないと書けないリアリティに満ちている。

このような歴史的事実から何を学べるか。

1:事態が進行している最中は、何が起こっているか分かっている人間は極めて少数であること。天井も底も、数ヶ月後から分かるもの。何故か。自分のポジションがあるからである。自分の都合の良い様に希望的観測をするのが、平均的トレーダーであるから。

2:スターリン暴落は半世紀以上も前のことであり、現代とは時代が異なると思う方へ。現代化された最新金融システムにおいてはこのようなクラッシュはないであろうと思われる方へ。

私は、航空機技術の発達と同じように考えている。航空機の初期においては、事故が起こっても、その規模は小さかったであったろう。しかし、技術が進化すれば、一度に輸送できる人間は増えてゆく。一機あたりの事故率は飛躍的に減少しつつあろうが、一旦惨事が発生すれば、その規模は、過去とは比較にならない巨大なものとなる。

金融の世界でも、頻度は減少するが、規模は大きくなると思う。半世紀前に投資が出来る人間はある程度の資産家などごく限られていたであろう。しかし、現代は小学生でも参加できるように、金融システムが変容している。証券会社は顧客獲得に生命線がかかっている。良くも悪くもその方向に世界は変化しつつある。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061218/115873/

3:どの世界であれ、歴史から学ぼうとする意欲があれば、いくらでも宝を汲み取ることができる。このような事例を知ってトレードする者と、知らずしてトレードする者とは、参加手法が大きく異なってくるであろう。

4:クラッシュのないマーケットは想定できる。その条件は、全参加者の金銭欲がゼロになるマーケットである。

逆説を言っている訳ではない。ここにこそ、マーケットに参加していながらクラッシュに巻き込まれないどころか、それを利に変えられる極意がある。

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プロフィール

深澤純二  junji fukasawa

Author:深澤純二  junji fukasawa
Quants Quantitative
クオンツ 美の極こそ強靭
完璧な数理思考術
賢明な投資とは
時間軸を中心とした 純粋幾何学
ロジカル特異技術
高度な専門知識
秩序正しい調和
芸術ですかと 訊かれる事に愉悦
経歴:autodidact multilingual
幼少・computer programming
中学・世界文学・美術
高校・西洋哲学・言語学
大学・国際金融・外国為替
macro economics
distributed artificial intelligence
data access interface
business management 考究
マーケティング・データ
定量分析研究システム
Quantitative Analysis
Research System creative
Neuro finance 考定
20代 教師から起業
司法試験・公認会計士予備校経営
数理クオンツ・テクニカル特化塾
稀覯本・古典籍・筆写本・
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