予測通り
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13380 高値:13640 安値:13130 終値:13550
月末ドレッシング買いのためか出来高増の両影陽線。短期高値13790を超えられないところに弱さを感じるピンポイントの月末。RSI 1はダイバージェンス。本日にて1月月足が陰線であることが決定。2月の日経平均株価過去データによる月次収益率は、1月のそれの25%程度と急落する(今年は捨象)。
(ザラバ)上昇波動となるためには、エイペクスの位置が低すぎる。また、下方フラッグにもなっていない。メリルのパターンからはM13であり、トライアングル(収斂)。
(寄り付き前)NYDOWは注目のFOMCで一時+201の急騰を演じたが、あっという間の急落でマイナスに沈む。指摘しているように、テクニカル分析上にはすでに検出されている動きが顕現しただけ。
パックス・アメリカーナ
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13420 高値:13530 安値:13270 終値:13420
出来高微減の迷いの十字。12130からの引力が強い。FOMCにファンダ的注目が集まってはいるが、テクニカル的には結論はすでに出ている。
(ザラ場)直近エイペクスは13930円となる。つまりこの値を上抜けすることが上昇波動への条件。
テクニカル的には既に顕現している。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK008033020080130?rpc=144
不正会計インサイダー
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008013000208
(寄り付き前)NYDOWは上昇フラッグ通りの動き。カレンダー効果が効いてきており、この上昇フラッグは長くても今週一杯と、時間間隔からは予測計算される。日経先物も同様の時間間隔であり、上値メドは13790円(1/28高値)である。ここからの上値は限定される。15日線が13567円。
瞳の輝き
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13080 高値:13530 安値:13060 終値:13450
出来高増の陽線であるが、アメリカ上昇幅、カレンダー効果など加味すると、騰勢力が弱い。上昇フラッグ途上のハラミ。騰落レシオは、52.8(1/22)から78(1/29)まで急伸。
(ザラ場)非推移的エッジに突入。
(寄り付き前)1/25から突入している新波動が上昇となるか下落となるかの証拠はまだ無い。仮に13790円(1/28高値)を上ブレイクして短期高値を更新すれば、最短一節9日が上昇波動となる確率は増す。つまり、今週のポイントはこの13790円のライン。
瞳
ユニクロに行った。近くで女子高校生の二人組が、新色カーディガンを、大きな鏡に映し、とっかえひっかえ次々と試着している。その瞳は異様に輝き、全身から喜びのオーラが溢れている。少ない小遣いで選ぶ一着だけのカーディガン。その思い入れは弥が上にも強くなる。新しい色合いを着て、自分の姿を鏡に映すだけで、まるで異なった真新しい自分が発見でき、うっとりしている。その感性エネルギーは凄まじい。彼女たちの大脳にはβエンドルフィンやドーパミンなど脳内物質が溢れているに違いない。あの瞳とオーラは実に印象的であった。
売り乗せ好機
ソジェン
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK007800020080128?rpc=144
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13750 高値:13790 安値:13040 終値:13050
-700円長大陰線は、先週金曜日1/25に指摘した通りの、上昇フラッグからの崩落。出来高減のカブセ陰線は、金曜日の上昇を帳消しにした急落。加えて、スロー・ストキャスティクスが未だ65%台、騰落レシオは68.1であるから、今一段の下落が十分想定される位置。上げた分だけ、急落しやすくなっている。今週の上昇が、先週中に既に織り込まれた可能性もある。下値は5日線に辛うじて支えられた。
(寄り付き前)月末近くの月曜日であるから資金流入が想定される。加えて日経平均累積過去データからは、今週は1月で最も上昇しやすい週。つまり、過去データからは、最も上昇しやすい月の最も上昇しやすい週となる(今年は捨象)。しかし、先に指摘した上昇フラッグからの崩れが早くも始まっている。スロー・ストキャスティクスも78%なので、仮に本日+250円以上の上昇があったとしたら、恰好の売り乗せ好機。陰線ならばカブセ形状となり戻り天井の強調。月末月曜日はボラティリティが高い傾向にある。
大用現前不存軌則
マーケットの名言
大用(だいゆう)、現前(げんぜん)するとき、軌則(きそく)を存せずと読む。この大用というのが自由のはたらきである。用は動作で、「はたらき」のことである。「大」は量の上で言うのではなく、絶対の義である。自が自のままに動き出ることを指示する。軌則は、人間が物の動く跡をつけまわして、それを科学的に図式にして、一つの型にいれておくことを言う。軌則は模型である、数学の式である。そのものには何らの生命はない、文字の形、概念の跡だけだ。人間が自分の生活を何かで締めくくっておくと、便利なことがあるので、この生命の形式化を重宝がる。実物の代わりに貨幣を使うようなものだ。貨幣そのものには、実価はない。それゆえ、大用の現前し、活躍し、その真面目を露堂々たらしめるときには、軌則などにこだわることはない。軌則はあとからつけたもの。大用はそんなものに、とらわれていない。とらわれているのは、死物だ、自由ではない。本物ではない。
鈴木大拙『東洋的な見方』岩波文庫p143
(解説)大拙のこの一節は、最高のトレード手引き書となっている。哲学があらゆる人間思想と行動に、影響を賦与する例証。貨幣は概念に過ぎない。それ自体に、何の価値もない。腹が減った時に千円札そのものを腹の足しにすることはできまい。それは実物の食事に交換されて、はじめて、空腹は満たされ、その交換手段としての間接的価値を有する。空腹を実際に満たすのは現実の食事であり、マネーではない。妄想であるマネーを媒介とする欲望と恐怖ゲームのマーケットも概念にすぎない。故に、マーケットの値動きは妄想である。実物に変換される更にその前段階の欲望妄想ゲームであるマーケットに、実価のあろうはずがない。そこには実価など微塵もなく、文字通り爪の垢ほども無い。それに価値があるように錯覚するのは、あまりに幼時から貨幣経済に慣れているからに過ぎない。つまりマーケットは二重の妄想ゲームになっている。ここにトレードで勝ち続けられる秘密がある。
新波動突入
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13000 高値:13670 安値:12890 終値:13660
直近三日で1540円の急騰は、上昇フラッグを見事に形成しており、一見強いようであるが、もろい上昇となっている。次週の累積上昇傾向と、一月恒例の上昇がここ三日で一気に来たが、トレンド変換の観点からは、よくない上がり方。上昇波動復帰の上げである確率は低いだろう。それよりも、目先達成感の方が強いと思われる。
(ザラ場中)下げすぎた自律反発で一時急騰しているが、戻り高値の目処は昨日計算したように、13640円処。
(寄り付き前)本日から、一期と一節の新波動突入。
個人的には本日から再び出張のためザラ場はお休みします。
隔擬新波動
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:12840 高値:13150 安値:12790 終値:13060
出来高減陽線は5日線13094を終値は超えられず。ノーマル・ストキャスティクスのS字構成点に頭は抑えられている。本日で2007/12/12からの一期下落波動終了。明日から新波動。次週は、日経平均過去累積データからは、良い数字を残している一月では一番上昇しやすい週。
(寄り付き前)一日遅れの金融政策反応相場のNYDOW +298 (+2.50%)は 12270まで上昇。 急落後の想定の範囲内。本日の日経先物は5日線13054を終値で回復できるかがポイント。N波動計算をすると、前回(2007/11/22-2007/12/12)の戻り幅が+1510なので、今回は13640円が戻りメド。本日で、2007/12/12から26日目となり、一期(三節)終了。加えて直近戻り天井12/26から17日目であるから、二節も終了。明日1/25から新波動となる。この一期という時間間隔は重要であり、しかも今回のそれは、騰落率が-19%、下落幅-4020円の暴落一本で取って来ている。下げすぎた自律反発は充分想定されるが、この影響は隔擬となってその影響が出てくると思われる。この場合の隔擬とは、時間間隔を置いて、甚大な影響が顕現すること。今回の隔擬の好例は、直前の2007/10/12~2007/11/22の30日間、騰落率-15%、下落幅-2960の一期(+4日)に及ぶ下落。テクニカル的にはこの急落が、今回の暴落に甚大な影響を及ぼしたと言える。これが隔擬の凄さ。まるで強力磁石のように、空間がありながら影響を及ぼせるパワーが実在する。日経平均過去データからは、1991/10/30~1991/12/11の29日間が同様の下げ一本の一期となっている。興味ある方は、その後1992/8までにどうなったか、チャートをご覧いただければと思う。
金融危機
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:12480 高値:13130 安値:12130 終値:12800
ボラティリティが1000円という一日(昨日夕場からの通常カウントの一日)は、両影陽線の出来高減。日足と週足のRCIに反応しての上昇。夕場の12130がトラップだとしたら、本日は12620でサポートされたので、重要サポートライン12700-500がとりあえず効いていることになる。底打ち上昇というよりは、まだまだ不安定な印象。年安12130が底になる確率は低いと思う。
(ザラ場)目下のテクニカルポイントは重要S構成点12700円処にサポートラインができるか、否かということ。下落波動であってもここの通過は時間がかかるだろう。この重要ラインがサポートされなければ、11000円台に行く。
(寄り付き前)FRBは青ざめているだろう。0.75%緊急利下げFF金利3.5%としたにも関わらずNYDOW -128.11 (-1.06%)の 11971は12000割れ。2007/8には効果的であった伝家の宝刀「利下げ」が、麻薬の如く量を増やしても次第に効かなくなっている。マーケットという怪物は、貧相な発想ではとても対応できない。歴史は繰り返すのは何故かというと、人間の原初的な欲望は変わっていないから。人間が二人いれば、そこにマーケットの原型が成り立つゆえ、それは人類史と共にある。
金融危機
では、前回「戦後最悪の金融危機」と言われたのはいつであったか。1997年7月のアジア通貨危機がそれにあたるだろう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%8D%B1%E6%A9%9F
このとき、日経先物はいくら下落したか。
20680円(1997/7高値)
12780円(1998/10安値)
7900円の下落幅、率にして約39%の下落、期間は16ヵ月となる。この下落幅と期間を今回の波動に当てはめると、次のように10992円となる。
18320円(2007/6高値)
11175円(2008/9安値→単純にあてはめてみる)
この値は、何と次なるサポートライン11610(2005/8/12週足安値)の近似値。更に、12780円(1998/10安値)に驚かれた方は鋭い。これは本日の終値12510に近く、月足を見ればよく分かるが、これは何と月足での巨大なS構成点を形成している。つまり、この12500円ラインは、11000円台まで下落するか、ここで反発するかの巨大な分水嶺(10年レベル)となっているのだ。それだけ現在の日経先物値は、瀬戸際にいることになる。9月、24月足のDCが始まっている。前回のそれは2000/10であり、このときは7600円(2003/4安値)まで行っている。
底が無いように売る
戦後最悪の金融危機
学者の資質を持つソロス氏がこのように言っているが、彼には半年前の2007年7月に言って欲しかった。しかし、彼の投資に関する思考方法では、分からなかったかも知れない。世界のマーケットで何が起こっているかというと、起るべき事態が、起るべきプロセスを通じて、順番に起こっているに過ぎない。これこそが、人類の最も原初的な欲望が渦巻くマーケットの本性であるし、今回が例外的な流れになっている訳ではない。「投資をするためには歴史と地理を学べ」と言った、ジムロジャーズ氏は、その意味では正しい。日本人とアメリカ人がどの様な生活をしているか、それに比し世界の大多数はどのような生活をしているか。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK808558820080122
債券逃避
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29894420080122
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13240 高値:13240 安値:12510 終値:12510
前日終値-800円の陰線丸坊主は今年最大の下落幅、出来高増の年安更新12510。直近2日で1300円の急落、15日で3220円の暴落はテクニカル分析の計算通りの展開であり、底が無いように売り続ける手法が最高の成果となっているだろう。出来高増の陰線丸坊主。金融政策が崩壊した今、上昇波動となるトリガーは少なく、次週の累積週足過去データの数値が良いということくらい。次週は1月でもっとも上昇しやすい週である(今年は捨象)。ホワイトハウスの知性が、その最も求められる時に、その欠如を露呈してしまった。本日の日足形状は、昨日と合わせると、通常ならば底打ちに近いと言える。しかし、その「通常感覚」が今回も通用するかと言うと、疑問。騰落レシオは52.6まで低下、これは1997年以降で最低。
(寄り付き前)かねてから指摘しているように、1日で1000円オーバーの暴落も現実味を帯びてきた。次なるサポートラインは11610(2005/8/12週足安値)。今日からここを試す展開。スロー・ストキャスティクス、RSIは下落余地在り。
テクニカルの妙味
日経225先物テクニカル分析
1/16本ブログの計算値12980円を、本日夕場で達成してしまった。
(大引け)始値:13780 高値:13810 安値:13290 終値:13310
大発会から11営業日で9日目の年安更新という異常事態。しかし、この下落も予測計算通りの推移。RSIのレジスタンスラインに沿っただけ。数論を使うテクニシャンにとっては理論値通りの推移ばかりであり、面白すぎるマーケットと言ったら不謹慎か。
(ザラ場中)直近4日の日足は、ウェッジでもなく、フラッグでもなく、トライアングルでもなく、レクタングル(長方形)を形成している。このレクタングルとザラ場5分足推移を総合して考察すると、これは継続パターンの確率の方が高い。継続パターンとは直前波動(2007/12/27- )を継続するので、下落波動ということになろう。しかも出来高が増加しての、このフォーメーションだから、マーケットはこの形態を強調していることになる。つまり、多くのマーケット関係者が言っているような底練りである確率は、私は低いと思う。金融政策反応相場は、FOMCがらみで今月末まで続くと当初は想定していたが、一日で終わるならば、マーケットはあまりにシビアな評価を下していることになる。
(前場中)騰落レシオ(東一25)は59.6(1/16)から反発し63.1(1/18)、RSIがレジスタンスライン上。このRSIに反応しそうである。
思議と不思議
躾
本日は、新大阪のホテルに宿泊している。朝食のレストランにて。私の隣に、7名ほどの中国人の一家がどやどやとやってきた。一番小さい子供は4才くらい。席につくと、その一番小さい子が、ちょっと大きな声で母親らしき女性に話し始めた。そうしたら、間髪をいれず父親が、指を口に当て「シー」と一喝した。それは、「公の場では、大声で話すな」という父親の躾(しつけ)であった。子供は黙り、しばらくして、本当に小さな声で話し始めた。実に見事な躾がなされているその中国人一家に、感心した。電車で大声で話し、大人を押しのけても子供を率先して座らせる日本人との差は鮮明である。
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?site=MARKET&genre=m1&id=MS3M1900F%2019012008
マーケットの名言
思議の世界と不思議の世界と、この二つの世界のあることを知らねばならぬ。思議の世界は知性の世界である。知性の特性は、何でもを、まず二つに分けて、それから考え出すのである。二つに分けるから、知性には客観性があって、自分だけでなく、誰にでも提示して見せることができる。思議の世界は、それゆえに、分別の世界である。他から教えられることのできる世界である。それで不思議はないといわれる。ところが、分別は分別だけで可能なのではなく、その「うら」に無分別があることを忘れてはならぬ。
鈴木大拙『東洋的な見方』岩波文庫p121
身心脱落、脱落身心
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK0STOCKS20080118?rpc=144
マーケットの名言
応無所住、而生其心 まさに住する所なくしてその心を生ずべし
(解説)人間の原初的本能がぶつかるマーケットは非論理的世界。それは、人類の歴史と共にあり、カオスのエネルギーに満ちている。仮にマーケットが論理的に動きはじめたら、その自己矛盾のため崩壊してしまうだろう。だから面白い。
心の集中
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13790 高値:13930 安値:13360 終値:13790
年安更新後、出来高増の上十字。金融政策反応相場。このような反応はすでに想定済み。大切なのは一時的反応後、マーケットがどのようにファンダメンタルズを評価するか。NYDOWは+200オーバーが4日以上継続しなくては13000を超えられない。マーケットの本質を考えると、政策はあくまで一時的救済措置に過ぎない。
(寄り付き前)今年最大の大幅下落 -306.95(-2.46%)のNYDOWは三日続落12159となり、予測計算通り下げ止まる気配はない。 本日の日経先物も先に指摘している12980(2005/10/21週足安値)を支えきれるか、一気に下ブレイクするか。上昇したとしても、オシレーター系テクニカルの自律反発程度。テクニカル分析通りに展開しているので、非推移的数論を活用するテクニシャンにとっては最高のマーケット。個人的には出張のため本日のザラ場はお休み。
1兆5000億
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080117it16.htm
マーケットの名言
心を一処に制すれば、事として弁ぜざるはなし。
クラッシュ
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13510 高値:13830 安値:13370 終値:13740
引き続き年安更新13370の出来高微減陽線は予測計算通りの下落途上の一時的上昇。高値が昨日を抜けず、流れが変化した訳ではない。「早ければ本日、遅くとも来週の火曜日には底を打つ」等のファンダを基調とした声もちらほら聞こえてくるが、怪しい。今の世界中のマーケットで何か起きているか、歴史的事実から考えてみたい方は、本ブログ2007/4/1スターリン暴落を参照。
(寄り付き前)FOMCはクラッシュ回避のため、0.75利下げも視野に入っているが、マーケットが許すか瀬戸際のNYDOWは12466(-34.95)と12500割れ。本日の日経先物はノーマル・ストキャスティクスの0.86%に反応して一時的に戻る。騰落レシオ(東一25)は59.6(1/16)まで低下。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29799220080116
マーケットの名言
君子慎独 君子は一人をつつしむ
下げ止まる訳がない
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13970 高値:13980 安値:13480 終値:13490
下げ止まらず-500(安値-高値)の年安更新継続13480は予測計算通り。出来高増の-500長陰線であるから、底パターンに近い。仮に25日線が上向き、もしくはサポートラインが崩れていなかったら、本日をもって底と考えても良い。しかし、これらはすべて当てはまらず、25日線は下向き、サポートラインはとうに崩れている。本日で年初大発会から8営業日目だが、年安更新日がそのうち6日とやはり尋常ではない。NYDOWの+150オーバーの上昇が、数日連続で発生でもしない限り、底打ち宣言は早いと思う。現在は12980(2005/10/21週足安値)を目指す展開。
(寄り付き前)テクニカル分析、予測計算通りのNYDOW-277.04 (-2.17%)は 12501までの急落。下げ止まる訳がない。日経先物も一日で-1000円オーバーの急落が想定されるゾーン。このような状況は、テクニカル的に何を暗示しているかと言うと、メガトン級悪材料の突発であることは、歴史が教えてくれる。昨夜のNYDOW急落をもって、1/15の14020円割れがトラップである可能性はほとんど無くなった。年末年始に指摘した2005-2006年の1月の底は1/18である。しかしこのときはサポートラインをきっちり保ちつつの下落であったので、今回とは大きく異なる点に注意。
ファンダメンタリスト的分析:テクニシャン には既に分かっていたこと。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29786920080116
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK005762720080116
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080116it02.htm
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080116k0000e020037000c.html
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/yanai.cfm?i=20070910c9000c9&p=1
年安更新14000割れ
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14160 高値:14370 安値:13930 終値:13980
年安更新13930円となり、14000割れも予測計算通り。底が無いように売り続ける本領発揮。出来高増の上影陰線、二陽介在七陰連で下落一波動終了。RSIもサポートラインを下ブレイク、DMIは方向性指数ADXが明確に上向きということは、方向性が顕現ということ。 騰落レシオ(東一25)は61.1まで急落。2007/8/17のその値は56.6だが、今回の方が落ち方が急。。週足スローストキャスティクスも3%台まで低下しており、これは2003/1/17以降で最も低い。2007/8/17のその値は、8.33%。重要ライン14020円を割れたことが、トラップである以外、明日から上昇することはない。仮にトラップだとしたら、早急に14020を回復し、ここがサポートラインとなるはず。そうでなく、逆にここがレジスタンスラインとなれば、今一段の下落となる。株式ランキングでストップ安銘柄を見ると140銘柄あり、ストップ高は16銘柄。
面白い論説
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK005658720080115?rpc=144
(寄り付き前)第三サポートラインを下ブレイクしていなかったら、本来は一時的な上昇があるタイミング。しかし、指摘している通り、第三サポートラインは既に下ブレイクしている。上昇しても限定的であり、数日内の年安更新が予測計算される。
梵我一如
テクニカル分析
NYDOW -246.79 (-1.92%)の200を超える大幅続落は予測計算通り。これが第三サポートライン割れからの推移であり、ウェッジからの崩壊現象。日経先物も14000割れは射程内。
マーケットの名言
ウパニシャッドにおける解脱を一言に要約すれば、梵我一如の真理を悟証して、この本体と合一するにある。「我は梵なり」、「汝はそれなり」の金句が、大格言として長く尊重された所以である。この大自覚に立って始めて解脱は達成される。
辻直四郎『ウパニシャッド』講談社学術文庫p101
大幅利下げ示唆
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14380 高値:14490 安値:14100 終値:14170
年安更新14100は予測計算通りの下落。14020に迫る。
(寄り付き前)上昇したとしても「下げ三法」途上の一時的上昇であり、本格的に下げ始める戻り天井となる。個人的には本日から再び出張のためザラ場はお休み。
大幅利下げ示唆
FOMC大幅利下げ示唆だが、NYDOWは+117しか上昇していない。マーケットの反応が次第に鈍くなってることに注意。利下げが経済に与える影響は、麻薬のようなもの。次第に効かなくなり、反応しなくなる。リセッション入り確率は更に高まった。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080111AT3L1100411012008.html
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080111AT2M1003G10012008.html
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPnJS808038420080110
ECBは金利据え置き
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29708620080110
Panasonicの誤謬
現社長が思っているほど、ブランド名の重みは現在の消費者行動には影響ない。名前そのものは、インターネット経由の現状であれば、3日もあれば全世界に広がるし、数週間で、あるいは一つでも商品を買えば消費者には浸透する。南米で無名ブランドの薄型テレビがトップシェアにもなっているのだ。情報が少なかった時代にはブランド名は確かに有効であった。しかし現代においては、名前そのものに、経営戦略上のプライオリティは無く、企業価値をそれに求めるのは20年前の発想。それを重んじる経営判断は危険。それよりも、稀有の経営者である松下幸之助氏の経営哲学、企業文化、人格形成を重んじるその姿勢の方がはるかに重要。哲学を重んじるのはノスタルジーではなく、知性。投資家としては、かの銘柄は、撤退もしくは空売り対象銘柄に豹変した。個人的には「松っちゃん」と呼んでおり、トレードしやすい銘柄であったが。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29707120080110
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITaa000010012008
マーケットの名言
19世紀最大の発明は、発明の方法の発明であった。新しい方法が人生の中に取り入れられたのだ。我々の時代を理解するためには、鉄道、電信、ラジオ、紡績機、合成染料といった具体的な発明を細かに列記する必要は必ずしもない。我々は、方法それ自体に集中して注目すれば良い。方法こそが、古い文明の基礎を穿った真の新しい要素だったからである。
A・N・ホワイトヘッド『科学と近代世界』
戻り天井リセッション
一億台
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080110i106.htm
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14610 高値:14620 安値:14380 終値:14400
出来高減の陰線は昨日の上昇を帳消しにした。42日線と25日線のDC。年安こそ更新しなかったが、下げ三法すら形成できない弱さがある。
(寄り付き前)下げ三法途上の戻り天井一時的上昇は明日1/11まで。窓埋め15240(2007/12/28安値)が戻り高値のメド。
テクニカル的にはリセッション入りを既に強く示唆している。第三サポートライン割れがその証拠の一つ。これが数か月先の実体経済を先取りする先物をテクニカル分析する妙味。
http://jp.reuters.com/article/economicNews/idJPnTK807988420080109
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29684720080109
マーケットの名言
信言不美、美言不信 信言は美ならず、美言は信ならず
老子
不立文字
HD DVD
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/09/news081.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/09/news033.html
大統領
米大統領候補バラック・オバマ氏は小泉前首相に似ている。何が似ているかというと、その言語表現の単純な分かりやすさだ。政策理念、その手腕、思想人格は一切抜きにして、とにかくストレートに大衆の心を掴む簡素な表現を磨いていることは確か。彼の演説表現手法は、ハマリ役であり、そのための集中化したトレーニングをしていると思われる。大衆の心を掴む術を知り、かつその訓練を意図的に実際にしている数少ない政治家。選挙戦には圧勝し、最も人気がでる大統領となる可能性が高い。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14520 高値:14630 安値:14260 終値:14600
連日の年安更新は14260まで落ちた。そのあと昨日指摘した「下げ三法」の一時的反発で出来高増の下影陽線。しかし既に第三サポートラインを下ブレイクしており、本日が底だとは思えない。2006年は1/18が5月までの底となったが、その時はサポートラインの上をきっちり推移している。今回とはそのテクニカルが大きく異なる。
NYDOW 2007/8/16安値12517であり、2008/1/8安値12565と迫っている。ここを割れるとNYDOWは2007/3/16安値11939を目指す展開となる。
(寄り付き前)NYDOW -238.42(-1.86%)の 12589、Nasdaq -58.95(-2.36%)は予測計算通りの大幅安。これが第三サポートラインを下ブレイクした結果であり、テクニカル分析通りにきっちり推移している。 本日の日経先物は連日の年安更新後、どこで下げ止まれるかがポイント。一気に、次なるサポートポイント14020円(2006/6/14安値)を更新もありえる地合い。ポジを持たれて直近上手く利にならない方は、NYDOWの週足過去データを10年分以上見られることをお勧めする。テクニカル的には、今回も例外的な動きではないことが分かる。
マーケットの名言
不立文字(ふりゅうもんじ)教外別伝(きょうげべつでん)直指人心(じきしにんしん)見性成仏(けんしょうじょうぶつ)
(解説)慧能により強く言われた禅の核心を表現する魂の言葉。それは、伝統教説の外にあり、文字を介在せぬ実体験によってのみ会得される意。文字やマニュアル(教説)が極度に発達し妄信されている現代においては、この含蓄はますます深い啓示となる。
灰頭土面
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14500 高値:14570 安値:14380 終値:14540
連日の年安更新14380は、出来高微増下影コマ陽線。ノーマル・ストキャスティクスはコンバージェンスの一回目。前回2007/12/13からの三回のコンバージェンスは底を更新しつづけた。レジスタンスラインは効くが、サポートラインが効かない直近チャートは、どこかで見た光景。騰落レシオは79.1、5日線と10日線のDC。NYDOWも1/7をもって第三サポートラインを割れた。わずかであるので、トラップの可能性もあるが、割れたのは事実。
(寄り付き前)NYDOWは直近8日で-830の急落後、昨夜は+27とやはり戻りが弱く、12827とは13000のレジスタンスラインがきっちり効いている証拠。本日からの日経先物も、新年大発会1/4の「空けましておめでとう」の340円の窓を埋めることへの挑戦であるが、そのエネルギーがあるかどうか。スロー・ストキャスティクスが5%なので、下落波動であっても、一旦は、空売りの買い戻し(利益確定)により上昇する「下げ三法」のタイミングだが。このような局面でも上昇できなければ、株式市場からの資金逃避が想定されるだろう。
マーケットの名言
ひとりの僧が師匠にたずねた、「悟りを体験する以前の人はどんな人間でしょうか」。「わしらと同じ、普通の人間だ」。「では、悟りの後はどうでしょうか」。「頭は灰だらけ、顔は泥まみれ(灰頭土面)」。僧はさらに問うた、「それで結局はどういうことですか」。「ただそれだけだ。たいしたことはない」。これが答であった。
鈴木大拙『禅』筑摩書房p16
下げ三法
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14500 高値:14700 安値:14430 終値:14460
年安更新14430はスローストキャスティクス5%まで下落。直近5日で1300円急落の割には戻りが弱い。上値はRCIの抵抗ラインに抑えられた。騰落レシオ(東一25)は82.1に低下。
(寄り付き前)直近4日で1170円の急落、ノーマル・ストキャスティクス%Dが14%、スロー・ストキャスティクスが14%となり、先物売り玉の買い戻しもあり、一旦は上昇が予測される。しかし、RSIは抵抗ライン、騰落レシオ(東一25)は89.2、RCI共に下落余地があり、DMI方向性指数ADXが上昇し方向性が出始めている。更に、日足は第三サポートラインを下ブレイクしているので、ファン理論から、数日内には今一段の下落が予測計算される。上昇しても、下げ三法の範囲内。次なるサポートラインは14020(2006/6/16週足)。月足を見ると、7600円(2003/4/30)を起点とするサポートラインを既に下ブレイクしており、新ゾーンに突入している。週足でも第二サポートラインを既に下ブレイクしている。ここを下ブレイクすると、次なるきちんとしたサポートラインは何と10760(2005/4/22)。つまり、14020を下ブレイクすると、ここからの長期上昇波動が、全て崩壊することになる。
meditation
バラク・オバマ氏には既に米大統領の気が流れている。その気感ステージは、現状としては当確ラインを突破している。彼の思想、政治手腕、人格は捨象しての、あくまで気のレベルの話であるが。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200801060015.html
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801060198.html
マーケットの名言
思考のプロセスを理解することが、meditation(瞑想)である。
J・クリシュナムルティ
下げ止まらず
テクニカル分析
NYDOWは -256(-1.96%)と下げ止まらず 12800となり、サポートライン13000が機能せず大きく下ブレイク。Nasdaqは何と-98(-3.77%)の 2504.65 の急落。S&Pも -35( -2.46%)の 1411、CME14505。2007/12からのテクニカル分析通りの動き。
パリダカ初の全面中止:世界の深部が大きく変化している証拠。 モーリタニアは暗黒に沈む。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080105k0000m050101000c.html
嵐の大発会
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:14900 高値:14900 安値:14560 終値:14660
窓空け陰線で、日経平均は一時765円の急落は大発会としては過去最大の下落幅。寄り付き前に指摘した2007年安をあっさり更新し第三サポートラインも下ブレイク。当方の昨年来のテクニカル分析が数日ずれただけの予測計算通りの急落。2007/12/17、12/20の本ブログでは14640円割れを既に指摘している。本日も出張先のホテルで、一面トップ白抜き「東証、765円の下げ」という夕刊を頂くことになった。
(寄り付き前)CME14900(大証比-350)。日経先物の第二サポートラインはその上の15090円処。本日は終値で15000を回復できるかがポイント。第二サポートラインを割れば、第三サポートラインを割る確率は増す。第三サポートラインは14640(2007/11/22)。15000から下は出来高希薄地帯であり簡単に落ちるゾーン突入。スロー・ストキャスティクスは天井圏でのDCゆえ、落ち始めを示唆。RCI、RSIも下落途上であり下落余地はまだある。ボリンジャーバンドは-2σが14853。現状参考になるのが2005/1のチャート。2007/12/28本ブログ参照。個人的には出張中のため参戦は来週から。
マーケットの名言
内に誠にして正す、これを定と言う。定は静により証拠づけられる。静なるときは信がある。
中厳円月『中正子』戒定慧篇内篇三
実修
テクニカル分析
NYDOWは -220(-1.67%) の終値13043となり、昨年暮に何度か指摘した13000をザラ場で割れた。割れたことがトラップならば、何度も割れずにサポートラインとして機能する筈。そうでなければ、下落波動の因子となる。CME14995となり15000割れ。日経平均過去累積データからは、1月は一年で一番上昇する月であるが、第一週は悪い傾向(今年は捨象)。過去データ通り規則的に新年資金が株式市場にも流入するか、否かが分かれ目。
NYDOW新年初日下落幅過去最大:CME14995と15000割れ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29590720080102
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080103AT3L0300103012008.html
NYMEX原油100ドル
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29589220080102
FOMC信用収縮
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29590920080103
マーケットの名言
哲学と実修を異なったものとして愚者は語るが、しかし賢者はそうではない。哲学と実修とを同一であると見る人は、真に見る人である。
バガヴァッド・ギーター第5章4-5
有情
マーケットの名言
すべての有情に対して憎しみを持たず、友情に富み、憐みの情にあふれ、苦楽に対して心を等しく保ち、忍耐強く、利欲と我執を離れ、常に心が満ち足り、実修を行い、心を統一し、強固な決意を持ち、意と理性とを私に向け、誠信を捧げる者、彼は私にとって愛しいものである。
バガヴァッド・ギーター第12章14
(解説)有情(うじょう)とは、情(こころ)の働きを持つモノの意で、生きている万物を指す。バガヴァッドとは至福者、ギーターとは歌の意である。バガヴァッド・ギーターはマハーバーラタの第6巻第25~42章にあたる。原形の成立は1世紀ころと推定されている。