期末効果
期末株価5年ぶり大幅下落
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008033100687
(大引け)
始値:12850 高値:12890 安値:12440 終値:12490
出来高微減ボラティリティ-450の急落長陰線は予測計算通り。下値は15日線12454で辛うじて支えられた。スローストキャスティクスは94%からの下落途上なので、今一段の下落余地がある。現在のエイペクスは12870であるから、如何に弱いかが分かる。明日4/1からS構成点12400の攻防となる。ここを明確に下抜けば、年安更新が射程内。
2月鉱工業生産速報前月比-1.2%
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31068820080331
(寄り付き前)
上昇する因子としては、期末期初効果、三市場評価損益率の底値圏、今週の週足過去データの良さ、がある。しかし、持続的な買いが継続し、25日線までが上向くかは疑問。その25日線は12856。RSI2はダイバージェンスが起こり易い形状であり、ストキャスティクスは既にダイバージェンス。下落するとなれば、先週の上昇した分、ボラが拡大し、急落の可能性が高い。月曜日は方向が決まれば急激にボラが拡大し易い。
強靭
東京駅新幹線ホームは、通常の出張客に加え、春の旅行客がどっと繰り出し、ごった返していた。小学6年生位の女の子の数人連れグループが、自分の身体の2/3はあろう大きな荷物を背負って闊歩している。生まれて初めての独力での旅行であろうか。その瞳は、キラキラどころではなく、ギラギラと輝いている。
異次元を体験しつつある感受性の鋭い彼女らの大脳には、ドーパミンやベータエンドルフィンが、どっと溢れているに違いない。実に印象的なその瞳の生命感からくる底光りは、恐ろしいほどの輝きであった。
マーケットの名言
虚弱な身体では、本当のあるいは絶対なる自己になりえない。
カトパニシャッド
ほんまの仕事
ごまかしやなしに
ほんまの仕事をやってもらいたい。
西岡常一
(解説)西岡常一は、法隆寺金堂、薬師寺金堂の再建などを手掛けた棟梁。数百年に渡る伝統技法を伝えたので最後の宮大工とも称される。一つの道を徹底的に掘りつくした人間の言葉には、やはり凄まじい含蓄がある。
上昇フラッグ崩壊
(大引け)
始値:12620 高値:12910 安値:12530 終値:12840
出来高増上下影陽線は期末期初の仕掛け。テクニカル的トレンドからは意味が無く、ボラを取りたい方には好機的動き。仕掛けは先物の特性ゆえ、常に想定内であり、好機が増幅するだけ。
(寄り付き前)
NYDOWは予測計算通り上昇フラッグからの崩壊-120(-0.97%)の 12302に沈む。 NASDAQは更に下落幅が大きく-43(-1.87%)の2280となる。 双方とも2/27の直近高値を上抜けずの下落なので、やはり下げトレンドは継続。
本日の日経先物もやはり、先日来から指摘しているS構成点12400の攻防。良い材料としては、次週の日経平均週足累積過去データは、今週よりは良い。新年度入り資金の流入のためであるが、この地合いで今年も例年と類似傾向になるか、疑問。
個人的には、本日から京都となります。
NYDOW続落
(大引け)
始値:12740 高値:12750 安値:12490 終値:12630
出来高減下影陰線は15日移動平均12498で辛うじて跳ね返された。上昇フラッグの崩れ始め。DMIは、-DI上向き、+DI下向きとなり、類似は2007/12/27、2008/3/3など。
タタ
高級ブランドジャガーとランドローバーを、インド企業タタが買収したというのが面白い。買収したタタ・モーターズは、Nano(624cc、5人乗り)価格10万ルピー(約28万円)を今年9月に販売予定。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2008032601073
3/21申込現在の三市場評価損益率(精算時のみ)は-21.95% となっており、この指標のみだと底値圏示唆。 だが、下落トレンドだと、今一段の下落余地はある。
(寄り付き前)
NYDOWは-109(-0.88%)と続落し、12500割れの 12422となる。予測計算通り、ガタリとした急落へのエネルギーを溜めている状況である。
本日の日経先物は、テクニカル分析が一日ずれた計算となる。つまり、前日3/26にあるように、S構成点12400処を試す展開。ここを下ブレイクすれば、直近の上昇がトラップとなる。
15日移動平均が12500である。
また、方向性指数ADXが直近は極めて有効に働いている。この指数は、現在の値動きが、トレンドに順行しているか、逆行しているかを教えてくれる。上昇か下落かという視点ではなく、値動きそのものが順行か、逆行かという考え方は、有用である。
S構成点
週刊朝日最新号(2008年4月4日号)の「大学は幼稚園じゃない!問題は学力より意思疎通の能力低下」という特集で、160ページに当方のインタビュー記事が掲載されています。教育問題にご興味のお有りの方はご覧頂き、ご意見やコメントを頂ければありがたく思います。
http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG1/20080325/40/
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:12720 高値:12770 安値:12600 終値:12770
出来高減下影コマ陽線はトレンドに変化無し。仕手的な上昇が続いている。全く意に介さないか、逆に利用する手もある。テクニカル分析を忠実に計算してゆくと、結果的に利用できているケースが多い。本日は高値を更新したので、本日が短期高値となる可能性もある。大きく動くためのエネルギーを溜めている状況。近日中に大きく動くだろう。
(寄り付き前)
NYDOWは-16(-0.13%)に沈む。NYDOWの出来高は直近二日で急減しているので、本ブログの予測計算通り、上昇波動復帰ではなく、一時的な上げと思われる。
本日の日経先物は、既にオーバーシュートゾーンに突入しているため、どこで下げ止まるかがポイント。仮にS構成点12400処で下げ止まれば、上昇波動は未だ打ち消されていないことになる。ここを下ブレイクすれば、上昇波動という前提そのものが誤り。
詭道
身近な例として。
私は時折、車を運転する。幹線道路から私の家へ行くためには、右折ラインを曲がる必要がある。これが、片側三車線のため、信号待ちのときは、しばし待つこともあるが、ほとんど待たずにすんなり右折できる時もある。今回は待たずにすんなり行けそうだとか、あるいは、ちょっと待つかなと、確率から考えると、たいていその通りになり、面白い。運の問題ではなく、厳然たる確率の法則が働いているのだ。
マーケットでも、あまり楽々と勝ち過ぎるときが続くと、しばし、そろそろポジをはずした方が良いかと思う。これは、運の問題でもなく、相場への洞察力がついたためでもなく、純粋に確率の問題である。相場への洞察力は、誰にとっても水ものであるが、確率の法則は厳然と働くところが、面白い。
勝っている時には気が大きく傲慢になり堕落し、負けている時は必要以上に恐怖心に満たされるのは、小人の常であろう。しかし、この確率思考を知ると、一種の達観の境地に簡単に行ける。
マーケットの名言
功名心に、はやる敵には、小さな利益を与えて、誘い出せ。
山鹿流兵法『詭道14変』
兵は詭道なり
孫子兵法
マーケットで小さな利益を得る習慣を身につけてしまうと危険である。大きな流れを誤ることになる。
※本ブログの新しい読者の方へ。基本的に日経225先物をテクニカル分析しています。掲載する数値は、特に断りが無ければ、日経225先物期近ラージの値です。テクニカル数値はマーケットスピード、Yahoo! Financeからが多くなっています。当方の基本的な考え方は「株価はノイズに過ぎない」であり、計算もざっくりとすることが多く、日経平均で言うと1000円位は誤差の範囲と思っています。以上、念のため補足させて頂きます。
戻り売り
(大引け)
始値:12400 高値:12740 安値:12400 終値:12730
出来高急増+330長陽線は目先達成感が強い形状。評価損率のリバウンド、配当権利、プレマ上昇の三つが揃ったための上昇だが、上昇フラッグの完成形。
(ザラバ)
11610(3/21安値)が年安になる可能性は低いと思う。つまり、再度底を試すということ。理由は現物の出来高が増えていない等の兆候から。本日のように上昇しているときに書くのはちょっと勇気が要るが。株価はノイズに過ぎないとは、良い言い方である。
(寄り付き前)
NYDOWが+187(+1.52%)のため、日経先物高寄り後も買いが継続できるかがポイント。既にオーバーシュートゾーン突入のため、買いが継続できなければ、戻り売り好機の長陰線も想定される。昨日も配当権利取りの色合いが強い一時的上昇は、例年通りの恒例パターン。
テクニカル分析
(大引け)
始値:12390 高値:12520 安値:12360 終値:12410
出来高減の上影形状往って来いは、ほぼ予測計算通り。上値は15日線12551で跳ね返された。3/17から、上昇フラッグを形成している。近日中のガタリとした急落が予測計算される。
(寄り付き前)
月末近くの月曜日であるから、一時的な資金流入が想定される。しかし、12400以上はS構成点ゆえオーバーシュートゾーン。月末が常に上昇するわけでもないし、今週の累積過去データは悪い。仮に上昇しても一時的であり、売り好機の戻り天井。
マーケットの名言
中村元『比較思想論』岩波全書セレクションp203
売り越し
一気に春めいた京都は、ニューヨークの五番街のように多種多様な外国人が闊歩している。英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、東南アジア系のさまざな言語が飛び交う国際古都だ。その中を和服の日本人女性が一輪の花のように歩いている。その姿には、芸術そのものの美が実在している。
ブラックマンデー以来の外国人売り越し額
http://mainichi.jp/select/today/news/20080322k0000m020052000c.html
メルトダウン近し
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30948120080321
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:12230 高値:12420 安値:12100 終値:12390
出来高急減、鬼より怖い一文新値更新は、目先戻り天井のシグナル。やはり、12400処のS構成点が効いている。
(寄り付き前)
NYDOWは直近3日で往って来いの +261(+2.16%)と上昇し 12361だが、前日高値を上抜けず。再び上昇ウェッジを形成しつつある。コモディティは下落し、メタル系は急落。メルトダウンへのカウントが始まった。
本日の日経先物は、12410が直近3/17と3/19に高値抵抗となっているので、このラインを上抜けるかがポイント。また、12400処はゆるやかなS構成点となっている。加えてボラ拡大が予測されるので、ボラ取りの方には好機が続く。
個人的には、本日から京都となるので、ザラバはお休みします。
一枚の写真
時に一枚の写真は、千万言をも凌ぐ表現力がある。昨日の毎日新聞一面の「退出する福井日銀総裁」には、唸った。その絶妙なアングルが、退任会見を終えたばかりにも関わらず充実感よりも寂寥感のある表情を的確にとらえ、非難を背に受けるように足早に急ぐ彼のフォームが、金融危機が迫っているマーケットから逃げ出す姿にも見えた。平成金融史に残る一枚であることは間違いないだろう。実に上手い一枚であった。
NY再び急落
NYDOWは再び-293(-2.36%)の急落であり 12099に沈む。 CMEは11965(ドル建て)であり、円建てでは11850(大証終値比-420)となっている。昨日、年安更新の可能性を指摘したばかりだが、そのテクニカル分析通りの推移。騰落レシオ(日経東一25)は、89(3/19)となっており、下落余地がある。乱高下は資金が流出しがちな証拠であり、急騰はそれに拍車をかける危うい状況。当初の予測計算通り底はまだ見えていないだろう。
戦後初の日銀総裁空席
恐らく、直近四半世紀でその役務が最も切望される金融危機的状況において、空席である。もっとも、その役務がマーケットに対して役に立ち、有効であればとの前提であるが。空席をよそに、昨日の日経平均は300円近く急騰した。マーケットに口なし、事実をもって語らしめる。マーケットは正直にも、その席は不要だと言っているのだ。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK010577420080319?rpc=144
サービス
現代人は、さまざまな場で、多様なサービスを享受する。百貨店で、レストランで、ホテルで、コンビニで、書店で、web上で。サービスをする方は、その分野のプロであり、受ける方は客である。このとき、熱意ある一流のサービスを受けた経験には、何物にも代えがたい感動が宿る。
それは値段の高低ではない。例えば、初めて訪れた都会の街角のコンビニでちょっとした買い物にも関わらず、いかにも商人らしい手厚いサービスを受けることがある。かの商人は、サービスをすること自体に、心からの感謝の念と喜びがあり、それが客にも伝わるのだ。親身な感情は、感動しやすい。
一方、御座なりな、投げやりな態度にも、時折出会うこともある。心から、彼らのみすぼらしい人生を哀れに思う。あのような態度で一生を送らねばならぬその不幸さは、筆舌に尽くしがたい。「何のために、何の目的で生きているのだろう」と、不幸、不如意、失意が次々に襲ってくるその人生に、同情を禁じ得ない。
投資家は、サービスの質に敏感であらねばならない。
NY急騰
(大引け)
始値:11930 高値:12410 安値:11900 終値:12270
寄り天上影陽線は3/12に似ている形状。スローストキャスティクス%Dも30%の下でほぼ同じ位置。3/17に年安更新したばかりであるから、仮にこの11610が年安とするならば、もっと急伸してもよかったと思う。つまり、本日の寄り天商状から、再び年安更新する可能性が出てきた。
(ザラバ)
ドル円は1995/4/19に79.75まで上昇している。時間波動も今回と類似。これを目指す展開。この時の日経平均株価は7/3が、TOPIXは6/13が、それぞれ底。パラレル性は強い。
(寄り付き前)
NYDOW+420の急騰は、昨日の予測計算通り。CMEも12460への急騰となり、ボラ+580なので、昨日ドテン買いに転じた方には、それなりの利幅となったろう。一波動の末期には起こりがちなケースである。しかし、このまま上昇波動に乗れるかは未定。
前回のNYDOW+416急騰はNY時間で3/11。3/12の日経は上影寄り天商状で、翌日からは長陰線連続の-1370急落、年安更新への発端となった。
本日の日経も、高寄り後、買いが継続できるかがポイント。明日は、日本が休場であり、翌21日は米市場の休場となる。今週の日経平均累積過去データは良いが、次週のその過去データは悪化する。
日経平均の月足均衡表を見ると、雲下へ突き抜けていることは注意。直近15年で、月足が雲下ブレイクした後、直ぐに回復した例は無い。
時間間隔
http://sago.livedoor.biz/archives/50248740.html
http://homepage.mac.com/mkiyoshige1/iblog/B927194124/C922213363/E20050802113558/
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:11780 高値:11930 安値:11710 終値:11880
大陽線にはならなかったが、出来高減のコマ陽線は、2/28から始まる下げ波動の終了が近いことを示唆。それは長くて今週一杯。来週から新波動。新波動が上か下かは、本日のところは未定。
(寄り付き前)
直近、-2520の急落をしているので、この売り玉の急激な買い戻し(利益確定)が、本日か明日には想定される時間間隔である。つまり、下げトレンドであっても、一時的に大陽線が立つ可能性がある。この時間間隔が重要なタイミングである。分足を見ていれば、そのタイミングが分かる。
※本ブログにつきまして
新しい読者の方もおられると思いますので、本ブログのアップ時間をご報告します。
(寄り付き前)は、通常8時50分ころ
(大引け)は、通常15時30分ころ
最新記事は、上へ上へと書いてゆきますので、時間は上ほど最新であり、下ほど古い記事となります。
また、私はいわゆる当て屋(相場の上下を当てる方)ではございません。
よりまして、古い記事の誤りも、手直しせずそのまま掲載しています。
以上、ご報告まで。
投資好機
(大引け)
始値:12250 高値:12410 安値:11610 終値:11750
出来高急増、年安更新は11610までボラ拡大し、-800(高値-安値)急落したのは予測計算通り。出来高が1/22並みに急増しての長陰線であるから、目先底のシグナルである。仮に、25日線、76日線、200日線の何れかが上昇しているならば、明確な底入れサインであるし、過去数年は全てこのパターンが底。しかし、その何れの重要線も、下向きなのが現状。
加えて、20年レベルでの下げ相場に突入しているので、下げ止まれるかは、ウルトラC級の経済政策好材料が出現でもしない限り、その可能性は低い。
前回の下落波動は2007/12/27~2008/1/23の15日間。これは二節17日に2日足りないだけの、ほぼ理論通り。今回も下落起点は2008/2/28であり、明日で14日となる。15日目に該当するのが、3/19水曜日。ここで、一旦は下落波動が止まる可能性が高い。
(寄り付き前)
本日もボラ拡大が予測計算される。つまり、大きく動きやすい。直近-2050の急落後であるから、年安ライン12000前後で一時的な自律反発は想定される。しかし、サポートラインは無い。つまり、いくらオーバーシュートしても、全て想定内。対ドルに関しての円高ではあるが、ユーロに対しては円安であることに注意。ある程度場数を踏んだトレーダーにとっては、積極的に参加できる場面。
どこが底か、などと考える必要は無い。売り玉がロスカットにひっかかりはじめてから、考えれば良い。
経営者魂
こういう企業は好きだ。システムでコストダウンする見本だろう。ビジネスモデルは面白い。
個人的にこの企業の製品を購入したことがあるが、充分使える。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080305/1007731/
底が無い
NYDOWは -194.65( -1.60%)と 11951.09 に再び沈み、20年来の重要ネックライン11722に抵触寸前。NASDAQは-51(-2.26%)と、より下落率が激しいのは、テクニカル分析通り底が無いように売り続けるゾーン。
反面、CRB指数は上昇を続け、原油、金などは史上高値圏で推移しているので、外資がコモディティに資金シフトをしていると推察される。それは、もう少しの伸びシロがあるが、上昇波動は突如崩れやすい。コモディティが崩れたときどうなるか。これは、歴史が教えてくれる最もタフな教訓である。
つまり、歴史的に見ると、直近30年で、最も危機的な状況にマーケットは陥りつつある。これは、複合的であり、構造的であるが故に、根が深い。米実体経済もパラレルに連動するので、直近30年で最も困難な経済になりつつある。この厳しい状況は、残念ながら、クリントン氏では打開できない。
マーケットの名言
経営は理論だ
潮田健次郎
ドル急落 円99円台 先物年安更新
(大引け)
始値:12360 高値:12520 安値:12080 終値:12200
12080円年安更新はかねてからの予測計算通り。出来高急増の上下影コマ陰線。方向性指数ADXが本日も上昇しているので、本日の動きがトレンド順行を示唆。来週の日経平均累積過去データは、今週よりは良い。
(寄り付き前)
本日の朝刊一面トップが、白抜きで「ドル急落 円99円台」となっている。12年ぶり100円割れとのことで、それなりのインパクトがあるのだろう。テクニカル的には予測計算通りの動きであるが。優秀なファンダメンタリストも、アメリカからは数か月前から資金を引き上げている模様。この流出資金が再び戻ってくるか、米経済は瀬戸際。
100円の円高水準が続くと、09年3月期の決算は、1兆2500億円超の利益が飛ぶ計算(毎日新聞)。
本日の日経先物は、昨日のボラ拡大急落後であるから、迷いの十字的な小動き(往って来い)が想定される。しかし、トレンドが変化した訳ではないので、テクニカル分析に興味がある方は、本ブログの2週間くらい前から遡ってお読み頂けると、現在の位置が分かる。
3/13 NYDOWは、一時-230の急落だったが、回復してプラス圏で終了の乱高下。コモディティの原油は最高値更新の110、金先物も史上初の1000オーバーは、テクニカル分析通り。役者は揃いつつある。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30823920080313
SQ
本日から京都。途中、東京へ寄る。久しぶりに新宿の繁華街で夕食を頂く。ここで面白い現象に出会った。夕方の繁華街は人でごった返していたが、客が入っている店と、一人の客も居ないガラガラの店とが、はっきり二極化されていることである。客が入っている人気店は、行列ができて待っている人も多数いるにも関わらず、そうでない店には何と一人の客も入っていないのだ。夕刻の、おそらく一日で一番混み合う時間なのであるが。客は「味そのものを求めて」来ていることが、はっきり分かる。東京の客は世界で一番厳しい。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:12850 高値:12980 安値:12350 終値:12400
出来高減のボラティりティ(高値-安値)-630の長陰線は、予測計算通りの急落。先週から言及しているように、「底が無いように売り続ける」真骨頂だろう。もちろん、本日は底ではありえない。
ヘッジファンドの運用成績は過去最悪
http://jp.reuters.com/article/globalEquities/idJPnTK812358620080313
(寄り付き前)
NYDOW は伸びず、-46.57(-0.38%) の利食い売り優先は、予測計算通り。仮に前日の+416の急騰が、底から上昇波動に乗るためのそれならば、このような低ポジションで利食いはしないだろう。早々と利食いをしなければならない、テクニカル的圧力が働いている証左。数日後には、そのトラップ的急騰が打ち消される確率が高い。
本日からの日経先物は、ボラ拡大が予測計算される。NY連動ボラが多く、日経の自力ではあまり動いてはいないので、そのパワーが数日内には働くであろう。
NY5年ぶり急騰の意味
(大引け)始値:12640 高値:13140 安値:12590 終値:12890
出来高減の上影陽線。米国株に引かれ高寄りしたは良いが、寄り天後、再び13000割れ。本日一日だけだと、-350円の陰線(高値13140-安値12790)は、予測計算通りであり、トレンドは全く変わっていないと思われる。騰落レシオは85(3/12)となっている。
イールドスプレッドは3/6で何と-5.1となっている。直近の底が-4.6 (2005/6/10)であるから、異常値と言える。この数字は、経済学者には説明できないだろう。
2002年4月 からCRB指数は急騰し、米国債10Yは急落している。これは、何と1987年春の状況と同じである。更にこの状況は、現在の状況と似ている。1987年秋に何が起こったか、興味がある方はチャートをご覧下さい。
(寄り付き前)3/11のNYDOWは+416と、5年8ヵ月ぶりの急騰。では、その5年8ヵ月前の2002年7月の相場はどうであったかというと、1987年以降最も下落幅が大きい年足陰線の下げ相場。この時は、その後10月9日には7286と、NYDOWの直近最安値を刻んでいる。
昨日のNYも、直近9日で-1025の急落と売られすぎた結果による買い戻しと、SQ直前の仕掛けに加え、20年来の重要ネックライン11722に抵触寸前(3/10)まで行ったテクニカル的反動が相俟った結果にすぎない。非推移的ボラティリティの想定内と言える。
つまり、下げ相場にはありがちな一時的急騰であり、トラップであろう。上昇波動に移行する急騰ではなく、急落する前夜の反動的急騰である可能性が高い。
年安更新
(大引け)始値:12550 高値:12680 安値:12340 終値:12620
出来高増の下影コマ陽線。ザラバ中、NYプレマの上昇につられての上げ。やはり、今日の様な時には、方向性指数ADXが下落する。つまり、本日はトレンド逆行を示唆。騰落レシオ(東一25)は80.3まで低下。日経平均は昨日に続き年安更新。
NYDOWは、重要ネックライン11722(2000/1/14)が直下に迫っている。このラインは20年来のネックラインとなる。昨日3/10安値は11731であった。数日内にFRBの緊急利下げもありうるが、その反発後が重要となる。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK010070620080311
(寄り付き前)NYDOW-153は予測計算通りの続落。日経も昨日のテクニカル分析と変化は無い。上昇するとすれば、SQ前の仕掛けという状況。オーバーシュートは想定内。
年安トライ
何が楽しいって、確定申告の計算から税金の納付に至る今の時期ほど楽しい時はない。その計算プロセスには、経済思考はもちろんのこと、人間社会の微妙な機微や、配慮、叱咤激励もが含まれている。税制変遷は、人類文化史から政治史、経済史にまたがる巨大支柱の一つでもある。マネー流動は、細部であっても面白い。否、細部にこそ、マネーの本質が顕現すると言うべきか。例外において本質が顕現するとはサルトルの名言だが、税金において、その人のマネー意識は如実に現れる。経営者になりたての頃、この税金システムに、いかに救われた思いをしたか。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:12760 高値:12780 安値:12520 終値:12550
出来高増の-210続落陰線は、下げ止まらず、日経平均は年安更新。方向性指数ADXが本日は下がった。
(寄り付き前)直近1480円の急落をしているので、弱い地合いであっても、一旦は自律反発がありうるゾーン。しかし、ストキャスティクスは再び底をトライするトレンドを示唆しているに加え、サポートラインが無く、現在のポジションは出来高真空地帯でもある。資金が株式から流出しているとすれば、一気に年安12130の更新、12000割れ、-800円オーバーも十分に想定される。
日経平均累積過去データからだと、今週のその数値は悪いが、来週は良くなる。
ボラティリティ拡大
(大引け)始値:13220 高値:13220 安値:12730 終値:12760
出来高減の-460長陰線は、予測計算通り。急落後も反発する力が無い。外国人などの大きな資金が流出している可能性がある。本日が目先の底である可能性はほとんど無いであろう。数日前に指摘した「底が無いように売り続けるゾーン」である。方向性指数ADXが上昇しており、本日のトレンドが順行であることを示唆。NYDOWは今夜にでも12000割れが想定されるポジション。
(寄り付き前)NYDOW-214の急落は、数日前から指摘していたボラティリティ拡大による急落。これが分かっていれば、昨日の日経先物のトラップ(ダマシ上げ)は売り乗せ好機だったろう。ボラが昨日まで収束しているので、思わぬ大きな動きになると予測される。
個人的には本日から京都。
ボラティリティ
(大引け)始値:13010 高値:13370 安値:12970 終値:13230
出来高増の上影コマ陽線。頭は25日線に抑えられ、ノーマル・ストキャスティクス%K0%からの自律反発程度。本日の上昇で方向性指数ADXの伸びが緩やかになる。ボラティリティはまだまだ小動きなので、更に大きく動くと予測計算している。
本日年安更新の2121mixiが不可解と思えるほどの愚行に走ってネットを賑わせている。経営者に求められるのは、いつの時代でも哲学。哲学とは、物事や人間社会を根底から思索しなおす努力。哲学無き企業は、マーケットから退場させられてゆくことは、歴史が雄弁に証明している。
(寄り付き前)高留まりのCRB指数は419と続伸。今後、この指数が更に重要となる。原油騰貴、ドル安と米経済はよほど賢明なリーダーのエネルギッシュな改革を持続的に断行しないと、この難局は乗り越えられまい。NYDOWは乱高下。日経先物もボラティリティが収束しつつあるが、これは、次なる波動のエネルギーを溜めている状況。数日内には大きく動く。
非コンティニュエーション
(大引け)始値:12940 高値:13050 安値:12890 終値:12970
出来高減の星形状コマ陽線は昨日と類似。方向性指数ADXが上昇してトレンド順行であることを示唆。ポイントアンドフィギュアの売りサイン出現直前。
(寄り付き前)現在は、コンティニュエーション(保ち合い)パターンではない。つまり、非コンティニュエーションパターン。故に、大きく動くエネルギーを溜めている時間である。本日は、出来高が4日連続で増加するか否かがポイント。方向性指数ADXが静かに上昇をし続けている。25日線は13474、MACDは売りサイン、ノーマル・ストキャスティクスはコンバージェンス。あと一長陰線で、ディストリビューションは完成するであろう。ドル円はウイリアム%Rに反応している。
13000ラインでの買い支え
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK007752120080304
クリントン氏のしゃべり方
ヒラリークリントン氏は演出ミス。あのしゃべり方は頂けない。内容よりも、その表現力が重要なのは、一般社会と同じ。ある種の微細な感覚が鈍麻している。政策論争のレベルではなく、感覚レベルの話。しかし、感覚は雄弁でもある。