tit for tat戦略
いつもありがとうございます。
ご指摘のオーバーナイト時のGU(ギャップアップ)、GD(ギャップダウン)につきまして。
対処法としましては、オーバーナイトは、決してしないという方法もあります。
つまり建て玉時に、逆指しを入れると同時に、時間をも設定していまいます。何時何分までにプラス(目標値)にならなければ、そのポジはロスカットと設定してしまいます。建てた10分後と一律に決めても良いのです。この辺は言葉で説明するのは難しいのですが、上昇する場合は、一旦押しを作っ(下げ)て上昇するパターンが多い。そのリズムは、日々異なります。ザラバに入らないと分かりません。ザラバのティックか一分足で、刻々と判断してゆきます。その日の寄り付き前、テクニカル的には売りと出ていも、ザラバではどんどん買うケースも多々ございます。
いいですか、テクニカル的には売りと出ていても、買うのです。
寄り付き前の8時50分に、テクニカル的には今日は「売り」だと思っても、ザラバ開始の9時5分には、「買い」に転じていることも多々ございます。マーケットは非推移的だからです。推移的ではございません。
この辺の適応力が柔軟性なのです。柔軟性のある方は、建て玉5分後には、誤ったポジを全てクローズして、逆ポジになっているものなのです。どんどんポジを変化させてゆくのです。変化させることができるのです。
しかし、あまりに自分の予想に固執する方は、この柔軟性が無いのです。いつまでも同じポジにしがみついたままです。予想ではなくて、現実の値動きを見るのが大切です。現実の値動きが見れなくなるから、予想はダメなのです。現実のマーケットに合わせるのです。これが、ザラバでの機転を利かせるということです。
売りも買いも、値段も、単なる記号として見てください。そこに感情を付加してしまうと、行動できません。現実のマネーから離れたものという感覚を養うことが必要だと思います。
あるいは、その日の大引けにはプラスであろうがマイナスであろうが、全てのポジを無くします。
あるいは、オーバーナイトして逆方向へギャップした場合は、翌日寄り付で成り行き決済します。
サクサクロスカットをすれば、1勝9敗でも、最終的にはプラスになるはずです。
また、ご自分のスタンスをしっかり決めないと、観察眼は養えません。実力はつきません。
野球選手であれば、短距離ヒッターとなるのか、ホームランバッターとなるのか、決めなくては、練習のしようがありません。どちらか一方をとれば、試合中もどちらかのスタンスは捨てなくはなりませんね。
同様に、分単位・時間単位で取ってゆくのか、デイトレ(一日単位)で取ってゆくのか、オーバーナイトで取ってゆくのか、ウィーク(週初にポジをとって週末にクローズ)で取ってゆくのか、ご自分の戦略を決めて下さい。そうしますと、ザラバのポジ取りは全然異なったものになります。
分では売りポジで入ってゆく者が、オーバーナイトでは買いポジになる・・とうことはザラにあります。
つまり、現在「売り」か「買い」かと聞かれても、その方の投資手法によりまして、真逆のポジになってしまうのです。
初心者が陥りやすい傾向として、自分のポジ中心にマーケットを見てしまうことがございます。そうではなくて、マーケット中心に見なくてはなりません。
トレードノートはつけていますか。
建て玉の日時、そのポジを建てた理由、その玉の結果などを書き込みます。これを続けていれば、見えてくるものがあります。
トレードに専門知識と技術が必要なのは、医者や弁護士になるのと同じです。山勘で医者にはなれません。また、医学部に入ったとたん、給料がもらえる訳でもないのです。それが得られるようになるには、何年にも渡る技術訓練と膨大な知識習得の後です。
トレードの世界だけ別世界で、楽に利益が出せると思うのは妄想ですが、そんな風に考えている方は非常に多い。ちょこちょこっと他人の意見を聞いただけで、利益が上がると思いこんでいるのです。上記の専門職と同様の(それ以上の)訓練と知識が必要なのは、歴史が証明しています。
はっきり言うと、マーケットは儲けられないようにできているのです。
四季報などで証券会社の利益率を見て下さい。彼らは何十年も渡りノウハウを蓄積し、世界中から情報を集め、客の金を預かっているプロです。その彼らの利益率の現状を見て下さい。更にその上をゆくプロ中のプロであると自任しているヘッジファンドの08第1四半期を以下にリンクしておきました。生易しい世界ではないことがお分かりだと思います。
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnJS813196220080327
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27470820070820
ゲーム理論のtit for tat戦略はご存じですか。
武藤滋夫『ゲーム理論入門』日経文庫p109に簡単ではありますが、要点を突いた説明が載っています。これは、値千金の戦略です。
以上、ご参考までに。
第2サポート再び
(大引け)
始値:14100 高値:14370 安値:14090 終値:14340
出来高減の陽線は5/16高値14420を越えられず。これで11日間高値を更新できないでいる。
(寄り付き前)
第2サポートラインは本日14230処だが、CME値で超えてしまった。ザラバで出来高が増加してこのラインを突破の方が先高感は強かったが。終値でもこのラインを超えられるかがポイント。
個人的には、本日から、名古屋、京都、大阪となります。
人相骨相学という学問分野がありまして、これは外見骨格上から、人の精神や行動パターン、道徳基準を判断するものです。19世紀前後の文献を読みますと散見しますので、その頃流行したようですが、現在では非科学的であるとして否定されてます。
しかし、毎週、関東圏と関西圏を行き来していると、明らかに骨格や体型、性格、人間性の差異が、東西であるように思われます。また、京都駅と新大阪駅は新幹線で13分と地理的には近いですが、その人間性や文化には大きな差異が感じられます。「いかにも京都人らしい京都人」・「大阪人らしい大阪人」・「この人は絶対に名古屋出身に違いない」と思える方がいます。
マーケットの名言
古今東西、大相場師と言われるほどの人は皆、利乗せが強く、引かれ腰が弱い人である。押目買い戻り売りという言葉が素人筋の心理に迎合した悪い言葉で、真理は上にも下にも、相場の波に乗った新高値買い、新安値売りである。
木佐森吉太郎『株式罫線の見方使い方』東洋経済新報社p94
(解説)ひざを叩いて同意し、その通りと言える方はプロでも上位の領域だろう。
MSQ
http://www.j-cast.com/2008/05/28020732.html
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13770 高値:14160 安値:13740 終値:14130
出来高増のボラ拡大+420陽線だが、第2サポートラインにきちっと頭を抑えられている。ここを越えられないと先高感は無い。むしろ戻りの終了形態とも言える。ショートポジの買い戻しに買い仕掛けが合わさった上昇。
(寄り付き前)
NYDOW+45(+0.36%)と、小動きに終始。
日経先物はそろそろ6/13MSQに向けてのトラップ的仕掛けで振らされる。思わぬ大きな動きも想定内。
世界一朝食のおいしいホテルにつきまして
秘匿メールも含めまして、その名前や場所のお問い合わせを何通も頂きました。
知らせた方が良いのか迷っています。
何故かと言えば、ここの朝食は、あまりに、おいしすぎるからです。
この究極の美味極上は、この世のものとは思われず、身もとろける様な味わなのです。
同時に、この極上美味の幻惑魅了は、とてつもない魔力を有します。
このホテルからの帰り道、あまりの美味に身体が浮いた状態になり、身を誤ることも考えられるからです。
現に、忘れ物などをしたことのない私が、このホテルからの帰り道に忘れ物をしてしまいました。
「いったい、今まで何を食べていたのだろう?」と、真摯に悩む人もでてきます。
「今までは残飯でも食べていたのではないだろうか」という訳です。
つまり、ここの朝食を味わってしまうと、人生の道を過つ人が続出する懸念があるのです。
それゆえ、ここを教えてしまうと、感謝されるどころか、恨まれる可能性があるのです。私が宿泊したときも、ほとんど外国人の客ばかりで、日本人は私とスタッフ以外には見かけませんでした。
予約も取りづらいようです。
マーケットの上下を、全て当てる方法を開示するようなものかも知れません。
ま、そのようなこともございますので、世界一朝食のおいしいホテルは、ご自分で見つけられた方がよろしいかと思われます。
14130
どこへ行っても、忘れ物は、まず絶対と言っていいほどしない性質だが、先週、京都へ行った際、してしまった。東京駅の新幹線自動券売機でキップを買った際である。秋葉原から東京駅までsuica(電子カード)で来た。東京駅で乗り換えるのだが、新幹線の切符を買うためには、自動券売機にそれまでの経路が分かるsuicaを入れる必要がある。京都行きのキップを買ったあとは、そのsuicaが自動的に出てくるが、お釣りと領収書に気を取られ、それを受け取ることを忘れてしまい、そのまま京都へ行ってしまった。世界一朝食のおいしいホテルからだったので、そのとろけるような極上の美味に浮かれていたかも知れない。
自分のsuicaが無いことに気づいたのは、京都のホテルに入ってからだ。
東京駅遺失物係に連絡したが、既に夜だったので繋がらない。
半分諦めていたので、問い合わせが今日になってしまった。
しかし、本日、東京駅に電話をして、乗り継ぎ経路と時間を言ったら、「あっ、ありました」と職員さんは言い、あっという間に探し出してくれた。後からその自動券売機を使った方が、奇特にもJR東海に届けてくれたもようである。ダメ元と思って電話をしたが、良かった。
JR東海の方も、届けてくれた方も、おおよそ、世間の方の大半は、親切で真面目である。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13930 高値:14000 安値:13660 終値:13730
出来高増のボラ拡大-340の陰線は、高値が14000で跳ね返され、レジスタンス化が進んでいることを証左。昨日の上昇を帳消しにする下落。流れとしては、数日来の予測計算通り。スロー・ストキャスティクスが23%なので、今一段の下落余地がある。
為替
ドル円は、3月から105円が当面の円安上限であるとの予測計算をしている。それ以後から本日まで、その通りに推移しているのは、ご覧の通り。今後は、更に円高方向に推移するとの予測計算が、テクニカル分析上からは成立しつつある。週足で見ると、ウィリアムズ%Rが、天井圏からしっかり落ちている。
(寄り付き前)
本日のポイントは、第2サポートライン14130処を出来高を伴って上ブレイクできるか、否かである。かりに、直近の下落が、上昇トレンド途上の押し(一時的調整)と仮定するならば、数日内にはこの14130処を出来高を伴って上ブレイクしてゆくはず。上ブレイクできないならば、上昇トレンドという仮定条件が、そもそも誤り。何度も跳ね返されていると、レジスタンスが次第に強くなるのは、指摘している通り。
自律反発
古い映像だが、その理論が面白い。
http://jp.youtube.com/watch?v=I6WrXoquyR0
最初の方で「良い人は線で引っ張って来て、点でひっぱたく。しかし、
悪い人は、線が無い。点に自分が衝突しにゆくだけ」と落合監督は説明する。
つまり、悪い人(バッティングが下手な選手)は、出会い頭にたまたまヒットになったりしているだけと言っている。何故、150km/h前後の高速のボールが、良い人(一流選手)は線になるのか。もの凄い練習をしているからである。両人とも練習量がずば抜けている選手だ。それ故、パターン認識の延長線上と確率論の積み重ねとして、ボールの軌跡が線になってゆくのだろう。確率論を突き詰めろと落合監督は言っているのだ。
点を線で見てゆくように、物事の次元を変えて見てゆくという思考訓練は、有用かつ重要であると思う。
いままで見えてこなかったパターンが見えてくるからだ。
これは本日話題になったバスケットキャッチ。
http://jp.youtube.com/watch?v=ym7RIoobaks
マーケットの名言
この10年以内に月面に人を立たせると決めたのは、それが易しいからではなく、難しいからだ。この目標達成のためには、持てるエネルギーと技術の全てを結集し、最大限に発揮する必要があるからだ。我々は、この難題に喜んで立ち向かい、それを決して先延ばしせずに、克服するだけの覚悟ができている。
ジョン・F・ケネディ
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13710 高値:13940 安値:13700 終値:13930
予測計算通りの自律反発は出来高増の陽線。しかし、第2サポートラインには遠い。自律反発の域を出ない。
(寄り付き前)
直近7日で750の下落をしているので、弱い地合いであっても一時的な自律反発が想定される。本日の日経先物は昨日の終値13690を終値で上回れるかが、ポイント。移動平均42日13558、移動平均76日13342が弱いサポートライン。
第2再び
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK816351220080526
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:14020 高値:14030 安値:13670 終値:13690
第2サポートラインに跳ね返されてのボラ拡大-360長陰線は出来高減。流れとしても先週からの予測計算通りの推移。安値は基準線13680に支えられた。遅行スパンが雲入りで元気無し。スロー・ストキャスティクスが36%なので、今一段の下落余地あり。今後は第3サポートライン探りとなる。
(ザラバ)
第2サポートライン14050(本日の値)が重要となる。終値が、この上に来るか、下になってしまうかがポイント。レジスタンス化してしまえば、跳ね返されるはず。上下のトラップブレイクが続いているが、そろそろ一方向への指標がでるはず。
心の広大さ
心は広く 食は細く 朝は早く
夜は早く 気品は高く 頭は低く
色は薄く 情けは深く 仕掛手早く
常に修養なし富致の算数により売買なすなれば大成する事間違いなし
陳雅山『富致録』
世界一の朝食
今朝は東京のホテル。
時折利用するここの朝食は「世界一おいしい」と秘かに思っている。ホテルの朝食だから、さしてメニューに変化がある訳ではない。パン、味噌汁、おにぎり、漬物など、当たり前のものばかり。だが、味付け、食感がすばらしく、とてつもなくおいしい。平凡な素材で、どうしてここまでおいしくつくれるのか、驚嘆する味であり奇跡的。
と言う事を、当のコックさんに話したら、「具材が違うと思います」と、謙虚にも具材のせいにされてしまった。
例えば、高価な食材を使い、あるいは珍奇な具材を用い、それなりの料理を作ることは、それほど難しくないだろう。しかし、平凡なありふれた具材で、人をウナらせるおにぎりを作るなどと言うことは、至難の技に違いない。
どの場においても、モノ凄い達人とは居るものである。
この料理名人は、こちらのホテルにとっては至宝だろう。私がこのホテルの経営者ならば、こちらの料理名人を引き抜いて料理学校を作りたい。これほどの達人ならば、成功は間違いなかろう。
テクニカル分析
ディストリビューション崩壊は予測計算通りに推移している。NYDOW-145(-1.16%)の 12479、S&P500は-18(-1.32%)の 1375まで沈む。
迷い線
(大引け)
始値:13970 高値:14170 安値:13910 終値:14050
出来高減の上下影コマ陽線は買いが続かず、騰勢力が衰えていることを示唆。昨日の日足と合わせれば迷いの上下影コマ陽線となり、マーケットの転機を暗示。
GDPと景況感のズレ:ありえない数字
http://diamond.jp/series/analysis/10004/
(寄り付き前)
NYDOW+24(+0.19%)と、直近二日で -426超の急落後にしては戻りが弱い。
新波動に入った証拠。来週初月曜日5/26は米市場休場。
個人的には、本日から国立国会図書館→京都となります。
続急落
車は、生活圏が狭いうちは、確かに便利ではある。しかし、一往復1000km以上の出張移動が続くようになると、車はもはや使えない。新幹線か飛行機の方が、ずっと便利かつ快適かつ面白い。海外に行っている間も使えない。ということで、最近はほとんど使用していないことに気づいた車を、思い切って売ってしまった。10年落ちなので、あまり価格は出ないと思ったが、ランドクルーザーだったため、ディーラーは想像の5倍以上の高価で買い取ってくれた。北海道を除く日本全国を走り回って走行距離は15万km。ガソリン高、大型車、年数物ではあったが、「この車種は根強い人気がある」とのこと。
それにしても、トヨタの技術の粋を集めたランクルは強固な車であった。恐ろしいほど頑丈であった。エンジントラブルは一度も無く、電気系統もしっかりしている。車高が高くタイヤが大きいので、走行は快適そのもの。感動ものの技術とは、このこと。メンテナンスさえ良ければ、あと10年でも20年でも順調に走れるだろう。
今日の所は、御苦労さん、ありがとうと言いたい。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13940 高値:14010 安値:13650 終値:13990
出来高増のタクリ線(下影陽線)は、下位もしくは上昇途上に出現すれば先高感が強いチャートだが、上位に出た場合は逆の先安感。このタクリ線は、出現する位置により、その意味が正反対となる。直近の実例は2008/1/9の日足が似ている。
本日の安値13650が当面の第2サポートライン。
(寄り付き前)
NYDOW-227(-1.77%)の 急続落で12601に沈み、NASDAQ-43(-1.77%)は四営業日続落。 NYDOWは二日で-426超の急落は、かねてからの警告通りであり、予測計算通りの展開。経済指標、ファンダメンタルズが悪い中、仕手的仕掛けで強引に上げたが、崩れ始めれば下げ足は速い。この崩れ方がディストリビューション崩壊である。今回は、急落、ボラ拡大、新波動時間間隔と、三拍子そろってテクニカル分析通り。
面白いのは、ファンダメンタルズを捨象(無視)した、テクニカル分析のみでも、本ブログをお読みの方はお分かりの通り、戻り天井→急落がきちんと事前に予測計算できていたこと。
テクニシャンにとっては、当たり前のことではあるが。
本日の日経先物は、第1サポートラインは既に下ブレイクしているため、第2サポートラインを作りに行く。本日の下値がそれとなる。明日以降それが更に下ブレイクしたら、第3へ向かう下落トレンドとなる。更に、第3をも下ブレイクすれば、かねてから予測計算している通り、3/17の年安11610も更新する。
移動平均25日線13819、移動平均42日線13464、移動平均76日線13335は、既に想定の範囲内。
NYDOW急落
(大引け)
始値:14160 高値:14180 安値:13840 終値:13920
出来高増ボラ拡大-340陰線は、数日来の予測計算通りの急落。10日線、15日線も割れ、TP移動平均25日13771に辛うじて支えられた。ノーマルストキャスティクス%D52%のため、下げ余地はまだある。
現状、債券と日経先物とは、おおよそ22日間隔の時間差で連動している。
(寄り付き前)
NYDOW -199(-1.53%)は、予測計算通りディストリビューション崩壊からの急落かつボラ拡大。
本日の日経先物は、数日来指摘しているTP移動平均+σ 14145の下、TP移動平均25日13779を目指す。
10日移動平均14064、15日移動平均14021、25日移動平均13788となる。
変化日
先日、福岡空港で見た光景。着陸した大型旅客機が旋回し、ゆっくり搭乗ゲートへ近づく。その足下を見ると、整備士が7名、ぴんと背筋をはって直立し整列している。女性整備士も1人混じっている。旅客機がピタリと搭乗ゲートにつけたとたん、その整備士7名は、その巨大な機体に向かって、一斉に帽子を取り、深々と頭を下げた。その整然さは見とれるほど美しく、しかも心の篭った一礼である。そのあとは、テキパキと、燃料チェックをする方や荷物を下す方など、自分の持ち場についた。その深い精神的態度と一連の動きには、感銘を受けた。ああ、こういう真面目な方々の誠実な努力によって、安全は守られているのだろうという感銘である。
日経225先物テクニカル分析
質問がございましたので。
一期二節とは。
一節とは9日の時間間隔です。三節で一期としてまとめます。一期二節とは、三節+二節で、合計五節になります。単純計算で、9日×5節=45日なのですが、重複分を引いて、42日とします。つまり、42営業日の時間を一期二節と言います。
(大引け)
始値:14260 高値:14300 安値:14120 終値:14200
出来高微増の上下影コマ陰線。TP移動平均+σ 14116に引っ張られての往って来いは昨日からの予測計算通り。本日のところボラはあまり拡大しなかったが。
騰落レシオ(東一)が本日136まで急伸し、2/27に並ぶ。これ以上は141.6(2006/8/23)。
(寄り付き前)
NYDOW +41(+0.32%)、NASDAQ -12(-0.50%)は先週の波動そのままの往って来い。
日経同様、月曜日に動かなくなっている。
本日の日経先物は、 3/18から一期二節の42日目を迎え一波動終了。明日から新波動。
大きく動くのは想定の範囲内。
マンション在庫急増
http://mainichi.jp/life/housing/news/20080519dde001040025000c.html
柔軟性
(大引け)
始値:14230 高値:14360 安値:14220 終値:14280
出来高減上影コマ陽線は、ほぼ寄り天気味の失速。寄り前の予測計算通りTP移動平均+σ 14081からの引力の方が強い。メガバンクも先週来の予測計算通り。
「それがあるのは分かっているが、いつになるかが問題だ」と、9・11直前のFBIのような心境か。
(寄り付き前)
日経平均週足過去データからは、今週は良くも悪くも無い。しかし、今年は破調気味。
明日5/20で3/18から42日目を迎え、転機となる。直近はボラが縮小しているので、大きく動くことが予測計算される。
本日の先物は、TP移動平均+σ 14083が意識される。
ドル円も予測計算通りの推移。為替は最も通貨量が大きい。
思考の柔軟性は常に必要。体の柔軟性は直ぐに分かるが、思考の柔軟性は、自分の思考を点検するトレーニングを積まないと見えてこない。体と同じく、意識的にトレーニングをしないと、次第に堅くなるのは、人の常。
視座の大切さ
投資家のウォーレン・バフェットは、会社の内容を知りたいときには証券アナリストには聞かないと言っていた。彼らは利益を問題にする。しかし、利益が問題なのではない。バフェットは銀行のローン・アナリストに聞くという。キャッシュフローを問題にするからである。起業家というものは金のことに暗い。
P.F.ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』ダイヤモンド社p156
株価はノイズに過ぎない。
クロード・シャノン
(解説)株価予想が当たった、外れたと、そのことを気にしてばかりいる方には、この言葉は衝撃的だろう。シャノンは現代コンピュータの理論的基礎を作った情報理論の第一人者。大切な事は何かという問いへの回答見本。物事は、まるで違った視座から見ている人間がいるものである。
ブール代数、論理演算、シャノンのデジタル回路は文字通り世界を変えたメガトン級の凄い理論であるが、同時に単純明快でもある。
多忙
新年度が始まり、とにかく忙しい。移動のため、数時間パソコンの電源を切っただけで、サーバには仕事のメールが次々に溜まってくる。数時間後、再びインターネットに接続すると、仕事の案件がどっと殺到してくる。幸いにして、優秀なスタッフに恵まれているので、気持ち良い様にテキパキと処理できる。
理由はいくつもあるが、一つには例えば司法試験の受験層が大きく変化したこと。かつては法学部の勤勉かつ優秀な学生しか目指そうとはしなかった。
しかし、現在は、企業勤務の後、理工学系から、他学部から等、様々なルートを経由して受験しようとする方が急増している。司法とは、もっとも泥臭く人間臭い、人生に隣接している学問手段であるから、司法改革と相俟って、これは歓迎すべき現象。良い意味で敷居が低くなったのだろう。
司法専門家には、様々な考え方の、多様な視点の人間が多く居たほうが良い。
そもそも日本人は民族も思考も単一的。多くの考えにもまれて行かぬと、停滞衰退してしまう。
転機が近い
(大引け)
始値:14250 高値:14420 安値:14200 終値:14260
出来高微増の往って来い上十字は、騰勢の衰えと転機示唆であり予測計算通り。下降ウェッジ(フラッグ)を作る、長陽線を作る、出来高が急増するなど、上昇相場に必要な基本的要素が欠けている。加えて、恐る恐るの小さな上昇、弱弱しいトレンドラインが、今の特徴。
(寄り付き前)
NYDOWは+94(+0.73%)の 12992となる。今回は後半戻らなかった。
日経先物もゆるやかな上昇が続いているが、トレンドラインの角度が甘いので、ブル(強気)とは異なるだろう。
個人的には本日から再び京都。
数週間前、東寺で見た躑躅の、生命感が躍動する美は、奇跡のように見事であった。鮮明な色彩感覚は生命感そのもの。
日本随一の高層(木造塔)五重塔を背景とする庭空間が、巨大な芸術空間であった。息もつけぬ美の凝縮。
42日
本文が真逆に製本されていた珍本につきまして。古書店に話したところ、大部な書籍のため替えもなく、その分値引きということで決着しました。つまり、その珍本は、私が使うことになりました。
サンスクリットを学ぶくらいの度量のある者は、本文が真逆くらいのことは気にせず、鷹揚に受け入れなさいという教えと思っています。本をひっくり返して読めば良いわけですから、何の不都合があろうかということ。まあ、実に古代インド的な大らかさ。これぞ、学究の心意気か。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:14130 高値:14370 安値:14120 終値:14260
出来高減上影陽線。本日の寄り付きが14190で、高値14370、終値14260と、前日NYDOWと同様の往って来い。出来高増加の300以上の陽線ならば、先高感もあるが、本日のそれは130の上影。5/7高値14210をあっさり抜いてしまったが、一波動の末期にはありがちなパターン。米国が良ければ一時的な連れ高の可能性もあるが、時間的にもそろそろ一杯。
(ザラバ)
NYDOWは+66(+0.52%)の 12898、NASDAQも+1.58(+0.06%)の 2496と、数日来同様の往って来いディストリビューション商状。しかし、この商状もそろそろ佳境か。
日経先物は、3/17から、本日で39日目。一期二節を作り易い42日は来週火曜日5/20。 この辺りで一波動終了。
4月の本ブログで、明日5/16前後がコモディティの時間間隔の上昇メドと予測計算している。
サポートライン再び
世界最大にして最高との名声が高いサンスクリット語辞典であるベートリンク(Sanskrit‐W¨orterbuch)の大辞典全7巻を購入した。歴史的古書もインターネットで検索でき購入できるようになったのは、非常に便利である。神田古本街を一日中歩いて探す楽しみは、また別にあるが。
この書は、まだサンスクリットを習いたての私の様な者が購入するには贅沢過ぎる名著であるが、ネットで見つけたので欲しくなり購入してしまった。
本日その大部の段ボール包装が届き開封して、一巻ずつ検めた。
しかし、その中の第Ⅵ巻が、何と、表紙と本文が真逆に製本されていることを発見した。
これほどの上製本で、こんな珍事は、はじめてである。
この書を製本した方は、サンスクリットが読めなかったに違いない。
稀覯書珍本として手元に取っておくべきか、古本屋に返品すべきか、迷っている。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:14030 高値:14150 安値:13880 終値:14110
出来高微減コマ陽線は、昨日同様、サポートラインを上下共にブレイク。5/8高値14170を抜けてないので、下げ三法的な自律反発の域を出ていない。上げるための上昇にしては、騰勢力が弱い。
引き続き、債券が注目に値するような動きである。債券は数週間から数か月置いて、株価に影響が出てくる。
メガバンクは5/7をトップとするテクニカル分析通りの推移。
(寄り付き前)
NYDOWは、-44(-0.34%)の 12832となり、やはりディストリビューション商状継続。
本日の日経先物は、昨日に続き第2サポートライン13990処(本日の値)の攻防。 現在、日足レベルでテクニカル的に注目すべき指標は、移動平均乖離線、ADX、強弱レシオ、RCI。
再びトライ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008051300733
カマキリの産卵する位置により、その冬の積雪量を予測計算する研究者の説明は面白かった。一見無関係な現象である、カマキリの産卵位置と、その冬の積雪量が、地軸という底流でリンクしていることの演繹的証明は、科学的であり非常にスリリング。
酒井与喜夫著『カマキリは大雪を知っていた 大地からの天気信号を聴く 』農山漁村文化協会
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13780 高値:14010 安値:13730 終値:14010
出来高増の陽の大引け坊主はサポートラインを上ブレイク。5/12下ブレイクしての上ブレイクだから、どちらかがトラップ(だまし)。やはり、上昇トレンドに必要だと思われる下降フラッグもしくは下降ウェッジを形成せず、打ち消していると思われる。
説明のつかない上昇、ということ(説明、マーケット解釈)は無い。そもそもマーケットは論理的には出来ていないからだ。説明がつく、つかないとか、分かる、分からない、とかいう発想で対応すべきものではあるまい。
もっともらしい説明は全て後解釈か、たまたま方向性がその通りになっただけのこと。
CPI上昇:インフレ加速
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080513-OYT1T00125.htm
案の定
銀行システム障害は、技術の問題ではなく、精神力の低下。初歩的なミスを繰り返すのは、精神エネルギーが枯渇しているから。国内システムエンジニアの20%に当たる6000人が携わる世界最大級のプロジェクトがスタートから頓挫。世界に誇る日の丸エンジニアによる電子技術立国は昔日の夢か幻か。トップ経営者も求心力を喪失しつつあり、凋落を感じる。オウンゴール連発の中、ハッキングなどされたら、どうなるのだろうか。
http://blogs.itmedia.co.jp/tani/2008/05/post-cfce.html
http://blogs.itmedia.co.jp/infra/2008/05/post-bcb7.html
ハインリッヒの法則
労働災害において、1つの重大事故の背後には、29の軽微な事故と、300のヒヤリとした経験が重なっているというもの。銀行システムもこのようなエラーを繰り返していれば、やがては重大事故を誘発する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
(寄り付き前)
本日の日経先物は、再び第2サポートラインのトライとなる。本日のその値は13867処。終値できちんと超えられるか、あるいは逆にレジスタンスが強くなるか、の分水嶺。
第2サポートライン
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080512NTE2INK0412052008.html
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13660 高値:13810 安値:13540 終値:13760
出来高微減の上下影コマ陽線は第2サポートラインに跳ね返された。跳ね返されたということは、レジスタンス化しつつあるということ。
(ザラバ)
本日の日経先物は、第2サポートライン13829処を終値で回復できるかがポイント。回復できなければ、このサポートラインがレジスタンスラインに豹変する。仮に上昇波動途中の一時的な調整(押し)だとするならば、この第2サポートライン前後で下げ止まるはず。下げ止まらなければ、前提条件が誤り。25日線は13528。
非有実有
非有(身体)には存在は無い。
実有(個我)には非存在は無い。
真理を見る人々は、この両者の分かれ目を見る。
この全世界を遍く満たすものを不滅であると知れ。
この不滅のものを滅ぼすことは誰にもできない。
常住で滅びること無く、計り難い主体(個我)に属する身体は、有限であると言われる。
『バガヴァッド・ギーター』第2章16-18岩波文庫
(解説)大切なこと(主流)と、そうではないこと(非主流)を区別できることは、賢明さの度合。全体の中のどのような小さな一部であろうと、その法則は厳然と働くことが面白い。
ディストリビューション崩壊
NYDOWは -120(-0.94%) の12745、NASDAQも-5.72( -0.23%)の 2445に沈み、ディストリビューションからの崩壊継続は予測計算通り。NASDAQは、4/18のGUを埋めたら、上昇トレンド復帰をマーケット自ら否定することとなり、下落トレンド入りになる。2348(4/17高値)がその目途。
ドル円も予測計算通りの推移。
マーケットの名言
世界のあらゆる現象の根底を、
論理思考によって把握することは不可能であろう。
何故なら、論理的思考そのものが、世界の全現象の一部分であり、
その中に完全に包含されているからである。
エルヴィン・シュラディンガー
OPSQ
http://netallica.yahoo.co.jp/news/33848
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13950 高値:13960 安値:13630 終値:13660
出来高増の-330ボラ陰線、5/7高値から本日夕場までなら-670ボラ陰線。これが、ディストリビューションからの崩壊。日時は若干ずれたが、ほぼ予測計算通りの推移。
本日夕場で、第2サポートラインを下ブレイクした。
(寄り付き前)
NYDOWは、-206(-1.59%)下げた後の+52(+0.41%)と、戻りが弱い。
本日の日経先物はOPSQ。5/7高値14210をトラップにしないためには、下降フラッグもしくは下降ウェッジを形成する必要がある。逆説的に感じられるかも知れぬが。
そろそろ400クラスのボラが欲しい。
ドル円為替は4月に指摘した円安水準を、計算通り上限として推移している。
個人的には本日から再び京都。5月に入ってからは2日ほどしか家には帰っていない。
DOW急落
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008050800572
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:14140 高値:14170 安値:13930 終値:13950
出来高微減の-240ボラ陰線は5日線割れ。2001年の高値が5/7。ぴたり一致とまでは行かないであろうが。
8316三井住友FGがアイランドリバーサル形状。
バルチック指数は三尊を作りに行っている。
(寄り付き前)
これぞディストリビューションからの急落。NYDOWは -206(-1.59%)の 12814、NASDAQは-44(-1.80%)の 2438に沈む。GWの旅行から帰るのに合わせ、予測計算通りにマーケットが動いてくれるのは、気持ち良い。
質問がございましたので、以下回答となります。
(ご質問)
>私も自分でチャートを理解したいと思いまして、何か良い本や教材等がありましたら教えて頂けないでしょうか。
(回答)
古典的名著としては、次がございます。
ジョン J.マーフィー著『先物市場のテクニカル分析』きんざい
テクニカル分析の基礎としましては、これ一冊で十分です。英語もお出来になるのなら、原書も購入されることをお勧めします。原書は、日本語翻訳書より一回り大きい版で、これを読みますと、英語圏では既にテクニカル分析が科学として確立していることが分かります。
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%88%E7%89%A9%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%AE%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AB%E5%88%86%E6%9E%90-%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-J-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC/dp/4322218911/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1210200701&sr=1-1
もう一冊紹介しておきます。
エドワード・O・ソープ『ディーラーをやっつけろ』 パンローリング
これは、カードゲームのブラックジャックの勝利方法の解説書であり、チャート分析の話は全く出てきません。著者は、数学の大学教授。ギャンブルに素人である彼が、数学の確率論を使い、プロのディーラーをこてんぱんにやっつけてしまう本当の話です。ラスヴェガスではギャンブルが合法的ですので、こんなこともできます。確実に勝つ方法が、確実にあることを、実際に証明してしまいました。
この著者は、まだあまり有名ではなかった頃のウォーレンバフェット氏に会い、「彼はやがて全米一の金持ちになるだろう」と予言した方です。バフェット氏の数学的思考方法が、マーケットの理に適っていると早々と見抜いたという訳です。
本書を読んでマーケットへの見方がガラリと変わり、目が開かれ、成功した投資家に変身した方も多くいます。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%92%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%8D-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-109-%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BBO%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%97/dp/4775970755/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1210201118&sr=1-1
マーケットの名言
こころの弱さ以外には、越えられない障害など存在しない。
エルバート・ハバード
GW明け
(寄り付き前)
GW連休中のNYDOWは、やはり同じような13000処を往って来いのディストリビューション商状継続。
日経先物も同じような14000処の往って来いが続いているが、移動平均乖離線などは新波動の兆候が出現しつつある。
GW明けが若干高寄りから始まるというのも、過去データ通り。その後は悪くなるというのが、例年のパターン。
個人的には、本日、福岡空港から、羽田空港へ帰ります。連休明けだから、飛行機は簡単に席がとれるかと思ったが、午前中は既に満席。インターネットで予約し、コンビニでチケットを受け取る形式でスムーズに席をとりました。
吉野ヶ里遺跡
本来ならば、本日帰る予定であったが、飛行機も新幹線も満席で帰れない。考えてみればGWの最終日。あまり考えなくても分かるが、もっとも混む日である。皆さんは前々から予約してあり、私のように計画性が無く、チケットを突然買いに来る人間はあまりいないのだろう。仕方なく、ではなく、嬉々として、ホテルに一日延長の連泊をお願いした。
吉野ヶ里遺跡
やはり吉野ヶ里遺跡に、それはあった。
吉野ヶ里遺跡に行き、3時間ほど読書したり散歩したりすると、脳波がα波に満たされてゆくことが明瞭に分かる。佇むだけで、穏やかな気持ちになる。その感覚は、大脳が頭蓋骨から遊離するような、心地よい感覚だ。
頭蓋骨の泉門から、吉野ヶ里に充満している気(プラーナ)が、大脳から脳幹にかけて、ゆっくり流入してゆくのだろう。
これほど、手に取るように気感が充満してゆく感覚が分かる土地は、世界でも珍しい。
しかし、駆け足で通ったら感じられない。
吉野ヶ里はナダラカな丘陵となっている。その遠景を見る視覚効果、気が充満する感覚は、弥生人を魅了したことであろう。その気感は、現代人の数百倍以上も鋭かったに違いない。彼らの気感は、自らの生死に直結したからだ。加えて、水が恐ろしいほどウマい。
ここに当時の都市がつくられたのは、深い身体感覚があろう。
豚骨白濁湯
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31646020080505
博多
新幹線で京都から博多まで一気に来た。GW中とあって、途中までは混んでいる。普段、JR東海は良く使うが、新大阪から西のJR西日本はあまり使わない。東と西では、同じ新幹線であっても、車内サービスの内容や雰囲気が変化するのが面白い。
博多のホテルで薦められた豚骨白濁湯のラーメン店に行く。東京でも活躍している一蘭や一風堂の発祥の地がここ。
一番の人気店で、行列ができている。待つのは面倒なので、帰ろうとしたが、一緒に並んでいる夫婦と意気投合してしまった。地元の方で、食に関する蘊蓄がある。東京のことも良く知っていて、結局一緒のテーブルで食事することになった。
帰りがけには、なんと博多での食事全てをご馳走されてしまった。
当方は、遠方から来た見知らぬ旅人なのに。地方のあたたかさを感じた。
マーケットの名言
限りなく心を打ち込んでかかれる事項であれば、
人間は必ず成功できる。
必ず成功出来るという決意が大切なのだ。
決意が堅固であれば、レールは敷かれたことになる。
決意そのものが、最も強大なパワーである。
努力至宝
職業を道楽化する方法はただ一つ努力(勉強)にある。
あらゆる芸術と同じく、はじめの間こそ多少の苦しみはあるが、全ての歓喜も幸福も努力を通して始めて得られる事を自覚し、自分の職業を天職と確信し、迷わず専心努力するに於いては「断じて行えば鬼神も避く」とか、「精神一到何事かなさざらん」といわれる通り、早晩必ず仕事がよく分かって来て上手になる。上手になるに従い、はじめは自己の性格に適しないかに思われた職業も、次第に自分に適するようになり、自然と職業に面白みを生じる。
本多静六『自分を生かす人生』三笠書房
大阪文化
大阪の精神文化には奥ゆかしさを感じる。自分自身をちょっと小馬鹿にして、あるいはちょっと滑稽に見せて、その結果、自然と相手を持ち上げていることになっている。東京ではこうはいかない。小我は小さすぎて、自身を小馬鹿になんかはできない。そんなことをすれば、自己が滅却してしまう。
緒方洪庵率いる適塾の教師連は、大阪から江戸に行くとき、何しに行くのかと問われれば、「学問を教えに行く」と答えた。江戸の人間が大阪の適塾に来る時、江戸の人間は何しに来るのかと問われれば「学問を教わりに来る」と答えた。東大、慶応、阪大の医学部の源泉を作ったその矜持の高さは尋常ではあるまい。背景には大阪人の深い庶民文化があろう。
テクニカル分析
NYDOWは+48(+0.37%)、NASDAQは-3(-0.15%)と、やはり往って来い的動きはマーケットの迷いの表現。日米共に上昇分も実体が無く、GW、薄商い、HF手仕舞い等の特殊事情が重なる。
休日なので、敢えてファンダ的な事を言えば、FRBは4/30にFF金利を年2%に引き下げたのだ。
これは物価上昇率を差し引けば、実質金利はマイナス圏に崩落したことになる。
マーケットの名言
何事にも執着せず、
そして良きことに出会うとも
また、悪しきことに出会うとも
それらを喜びもしなければ、憎しみもしない。
そのような人の叡智は揺るがない。
バガヴァッド・ギーター2/57
突飛高
(寄り付き前)
NYDOWは+189(+1.48%)の終値13010となり、前日の高値に並ぶ冗談のような一致。
本日の日経先物は、5/2の累積過去データ通りに突飛高となるか、終値で14130(2/27高値)を十分超えられるか、否かである。
コメントにご質問がございましたので、以下回答となります。
ディストリビューションとは、天井圏の揉み合い
アキュムレーションとは、底練り
一般的には上記の説明となります。しかし、投資スタイルが、短期か中期か長期かによりまして、その意味するところはズレてきます。幅をざっくりと大きめにとる見方もできるであろうし、小さめの幅で考えることもできると思います。
個人的には、本日からGWの旅行となります。九州地方、吉野ヶ里遺跡(弥生時代の日本最大級の環濠集落)がメインになります。