月末ドレッシング
(大引け)
始値:13560 高値:13630 安値:13440 終値:13470
出来高微減コマ陰線。自律反発は前場のみ。後場は、底が無いように売るゾーン再び。寄り付き前に言及したように、本日は自律反発的に上がるべきタイミング。このタイミングで上昇できないことは、前場の上昇が弱く、分足ティックを見ていれば分かった。前場段階での弱弱しい上昇で、後場の下落がテクニカル分析できていた。76日線を下回る終値。
米金融株
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnJS819882220080629
(寄り付き前)
直近1060円の急落後であるから、ある程度の自律反発は想定される月末の月曜日。一段安ならばオシレーター系テクニカル指標は機能しなくなる。多少動いてはいるが、動き方が足りない。つまり、ボラ拡大が予測計算されている。
本日のポイントは、76日移動平均13570を終値で回復できるかにある。26週移動平均13569、週足基準線13155、25日と42日のDC間近。
マーケットの名言
問題は自分の「外」にあると考え始めたら、その考えをやめてほしい。
その考えこそが問題なのだ。
スティーブン・R・コヴィー
根本
しめやかに雨の舞う京の寺にて、一時間ほど坐す。
坐すとは、文字通り、すわるだけ。
現代は極めて喧しい。自己の本質とは関係のない騒がしさと根拠のない噂、ノイズの集合体が現代である。
しかし、坐すときは、外界のノイズを一切遮断する。聞こえているのは雨音だけ。
静謐な空気の中、背筋を伸ばし、目は軽く閉じてすわる。唯其丈(ただそれだけ)。その状態で一時間。
坐り続ける以外、何もしない。
一時間坐り続けることができるためには、その身体が柔らかくなくては続かない。呼吸法のテクニックも身につける必要がある。完璧な健康体でなければ一時間は続かないだろう。加えて、精神が安定し、落ち着いていることが必要。
しかし、この条件が満たされるならば、これほど充実した時間はない。
その蜂蜜のような豊饒かつ静謐な空間は、知力と体力を涵養するのに最適の時空である。
奇跡の時間である。
その状態が解かれ、数時間すると、その芳醇な時間経過は、自分の人生でもっとも実り豊かな時空であったことに、改めて気づく。自分が生まれ変わったような感覚が、確実に訪れる。人生のパラダイムが、根底から変化したのだ。人生の次元が向上したのだ。
この愉悦は強烈ではある。
恐らく、人生極上の愉悦。
マーケットの名言
世人は、根本を喪失し、枝葉にしがみついている。
『煉丹術』
回光守中
NYDOW 一段安 -106.91 (-0.93%)の 11346.51は、底が無いように売るゾーンの証左だろう。
マーケットの名言
楞厳経に曰く、
想いを純にすれば、即ち飛び、
情を純にすれば、即ち堕つ、と。
学人、想い少なく情多ければ、下道に沈淪す。
惟だ、諦観と息静のみ、便(すなわ)ち正覚を成す。
『太乙金華』
初発心の時、便ち正覚を成ず
『華厳経』
(解説)
回光守中とは、光の回転と中心の保持という意味。
胸抉られる凄惨な言葉ではある。
「不特定多数の人を狙ったのは、誰を恨めばいいか、彼自身にもわからなかったからではないか」。
http://www.yomiuri.co.jp/national/angle/na_an20080627.htm?from=yoltop
底が無いように売る
上質のバスケットボールシューズ(バッシュ)を購入した。都会を闊歩するためである。バスケットの全日本選抜に抜擢される程の実力ある生徒が、かつて当方の塾にいた。色々話を聞いていたので、バッシュには何となく親しみがある。
今回購入したシューズが如何に良いものであるか身をもって体験しつつある。良いシューズの履き心地、歩き具合、全身に与える影響が、これほど快いとは。一歩一歩がいとおしいほどだ。いつまでも歩ていたくなる。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13820 高値:13840 安値:13470 終値:13530
出来高増、ボラ拡大-370陰線は、予測計算通り底が無いように売るゾーン。76日移動平均13558を終値では下回る。
(寄り付き前)
底が無いように売りつづけるゾーンであることは予測計算通り。NYDOWは-358.41( -3.03%)の 11453、Nasdaqは -79.89 (-3.33%) の2321とテクニカル分析通りの急落。Breakaway Gapの2348(4/17高値)を埋めた。
NYMEX原油先物は、史上初140台突破。マーケット自体が不可逆的に進化していることが良く分かる。その波動の生成は、定量的でも定性的でも無い。このような思考パターンでは、マーケットに通用しないのだ。だから、非推移的となる。柔らかい頭脳が必要。と、ここまで読んで共感共鳴できる方にとって、マーケットは常にあなたの味方として働くようになる。
本日の日経先物は、76日移動平均13561を終値で回復できるか、否かである。26週移動平均13624、4/23安値13460、週足基準線13255が重要ポイント。
順動
タッチパネルが日常生活の様々な場面に進出してきた。例えば駅で切符を買うとき。前の人が、タッチパネルの画面を力任せに押さえていることがある。画面が割れるんじゃないかと思うくらいだ。なぜ、あれほど力を入れるのだろう。小指の先で触れるだけでも反応するのがタッチパネルなのに。
世界一になる
マスコミは北京オリンピックモードになりつつある。何かの競技に出場して金メダルを取り、世界一になるには、特殊な才能と長期間に渡る持続的なトレーニングが必要だろう。
一方、別の意味の世界一があっても良い。例えば「世界一機嫌のよい人間になる」とか、「世界一幸福な人間になる」とか。これらは、心がけ次第で、今すぐにでもなれる。これが、心の世界の不思議さ。一見、簡単そうではある。しかし、電車などで見る人の不機嫌そうな顔の羅列を見ていると、オリンピックに出場するより難しいかもしれない。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13910 高値:13980 安値:13820 終値:13850
出来高減両影コマ陰線は予測計算通りの往って来い。昨日までに作った下影を埋めてしまうと、上昇トレンド復帰を否定することになる。
(寄り付き前)
NYDOWは往って来い +4(+0.04%)の 11811。
日経先物も類似の動きが予測計算される。分足ティックを読める方には、テクニカル分析通りに動く。これを順動という。一方、テクニカルとは相反する動きを逆動という。これらは交互に訪れるので、どちらが来ても玉を意のままに動かせるようになりたい。順動のみが来ると思っているのは、野球で言えば10割バッターの実在を妄想するのと同じ事。
本日は順動のため、極めてトレードしやすい地合い。3/17から70日目となり、三期一巡76日が終了間近。
個人的には、本日は国立国会図書館。その後、京都。易経、慧命経、太乙金華等の写本形成のため。これらはすこぶる面白い。面白すぎるくらい面白い。太乙金華などは、東洋文化圏ではあまり注目されず、見出したのはユング。
開かれた世界
マーケットは日々波動を生成している。その波動が、現在はどのレベルにあるのかを検証してゆく姿勢が大切。波動生成初期か、中期か、熟期か、終期か。1日の中にもあるし、76日タームにおいてもある。自分のトレンドスタイルに合わせて、その波動を掴む。予測計算はこのためにある。時間間隔とプライスの動きがその波動周期を生成する。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13900 高値:13910 安値:13650 終値:13880
陽線こそならなかったが、ほぼ予測計算通りの自律反発。出来高増の下影陰線は三日連続の類似形状。先行スパン1の雲上で跳ね返された。
騰落レシオ(東一)は、直近79.6(6/23)まで低下しているが、底ではない。
(寄り付き前)
NYDOW -34(-0.29%)の11807は予測計算通り軟調トレンド継続。Nasdaq -17(-0.73%)は 2368と4/18安値2383を割り込みBreakaway Gapの否定にかかっている。
本日の日経先物は、下落トレンドであっても、リズム的には一時的に陽線が立って良いタイミング。そうなれないならば、かなり弱い地合いと言える。
マーケットの名言
霊の世界は閉ざされていない。
あなたの耳目がふさがれ、あなたの心が死んでいるのだ。
ゲーテ『ファウスト』第一部43-4
週足注目
googleで商品そのものを検索すれば、良い。
例えばバスケットシューズ(バッシュ)の良い品揃えの店を探す場合は、バスケットシューズとのwordで検索してしまう。そうすると、検索ヒット数が多い店情報が検出される。他の情報もあるが、店舗は直ぐに分かる。特定の市場内で検索にかけるより、母集団が多くなる分、良い店に巡り合う確率は高くなる。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13870 高値:13900 安値:13750 終値:13890
出来高減の下十字は、昨日同様のラインで跳ね返されての下影。このラインでのこのような下影が続くならば、76日移動平均を直前にした下値固めとも捉えられる。しかし、出来高は緩やかに減少しているので、指標としては弱い。
Nasdaqは-20(-0.85%) の終値2385、安値2384となっており、何度か指摘している4/18安値2383直前。
NYDOWは、一見、捨て子線形状に似ているが、今回は少し違う。長陰線→足下に窓空け十字→翌日大陽線、出来高急増との条件が揃えばそうなるが。捨て子線ならば底サイン。
(寄り付き前)
NYDOW -0.33の 11842と、前日急落したにも関わらず上昇できない。5/19まで仕掛けだけで上昇しつづけてきたツケ。 この時のように上昇しているときに、意味のある上昇か、仕掛けだけの上昇かを区別することは、それ以降のトレンドを読む上で大切。
日経225先物は、いよいよ76日移動平均13526が意識されるラインまで押されてきた。先行スパン1は13805で、このラインを下回ると雲中。しかもこの先行スパンは上昇しているので、実線の今後一ヶ月は、調整か下落トレンドを示唆している。26週移動平均13626、週足基準線13255は下落トレンド示唆。
依法不依人
依義不依語
依智不依識
出典『大智度論』9
(解説)
依法(えほう)とは文字通り法に依り、不依人(ふえにん)とは、人に依らずと読み下す。大きな宇宙の法則がある。些事に気を取られず、その中心点に依れという含意。
自分の運の良さをしみじみ味わう。しみじみと本心から感動することが大切。本当にしみじみと感じることができれば、それは潜在意識に間違いなく到達する。潜在意識に到達したものは、この世に具現化せざるをえない。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13960 高値:14000 安値:13670 終値:13850
出来高減の下影陰線は、26週移動平均に支えられた自律反発。ザラバ中のGlobexが良かったことも下影を作った原因。しかし、本日が押し底である可能性は低い。25日までは資金が流入しての自律反発があったとしても、再度このラインは下ブレイクが予測計算される。
(寄り付き前)
本日の日経先物は、ノーマルストキャスティクスが0%となるためと、直近4日で800円超の急落後のため、下げ止まった後、一旦は自律反発ゾーン。
問題はその後も買いが続くかということ。25日が近づいている週初月曜日ゆえ、玉が入りやすく、方向性が決まるとオーバーシュートしやすい。この方向感覚は、分足ティックを読まないと、タイミングが分からない。
13週移動平均13902、先行スパン13805、26週移動平均13631、76日移動平均13516が重要ライン。下げ止まったら、そこが何らかのレジスタンスラインであるか確認すると、その理由が分かる。
マーケットの名言
教養とは他人の心が解ることだ。
養老孟司さん
(解説)
実は、このこころと言う奴は、とてつもなく広い。
散り銭
マネーが気持ちよく、サラサラと流動している状態が健全と言える。マネーは流通することによって本来のその使命を果たす。
これが一か所に停滞していることは、水が一か所に滞留すると同じ現象となり、良くない。滞留した水は、活力が失われ、腐敗しやすい。マネーを扱う経済人は、堕落しやすい。
また、物事には必ず二面性がある。
紙には、必ず表面と裏面があるように。表面だけの紙はない。異常な引き潮は津波の予兆である。一つの職業に就けば、他の仕事はできない。誰かと結婚するためには、他の人との結婚を拒否しなくてはならない。
最高だと思っている事項の中にも不幸のタネは宿っているし、最悪と思われるそれの内部にも、見方によっては幸運のタネを見つけることができる。物事を決して一面的に見ずに、良い面を探して見る習慣の有効性はここにある。
マーケットの背後にも必ず同じ原理が働いている。利が増大しているときには、実はその背後で損のエネルギーが蓄積されている。損が拡大しているときには、利への転機が近い。プラスには必ずマイナス面がつきまとう。裏面を切り離して表面だけの紙がありえないように、マイナス面を切り離してプラスだけを得ることはできない。
このバランスを取るのに、最も良い方法が「散り銭」である。散り銭とは、わざと小さな損をすること。
例えば、10のうち9の利益が得られたら、残りの1は、マーケットに返すつもりでわざとロスを発生させるのだ。一旦はマーケットにお返しをする。こうして、マネーを循環させることにより、また次なる利が導かれてくるようになる。これを、10のうち10ともガツガツと自分の利にしようとしたら、マーケットの原理が崩れ、思わぬ巨大な損失が発生することになる。
経済的に成功出来る方は、このことをよく知っている。
だから、機会を得て寄付をしたり、ボランティアをしたりして、溜めることばかりではなくて、適当に散り銭をする。そうすることにより、経済流動のバランスを取っている。このコントロールが上手くできれば、自然と自分の方へ経済の流れをつくることができる。廻ることによって自分の所にやって来るという流動感覚、循環感覚が重要なのだ。これらは、マネー感性でありマネー知性と言える。経済は、力づくや利己主義者は嫌いだ。
物事には必ず二面性があること、利が増大しているときにはその背後で損のエネルギーが蓄積されていること、大きなもののためには小さいことを捨てる習慣を身につけること。
これらは大切な思考方法である。
均衡アプローチ
NYDOW-220(-1.83%)急落は、12000割れの11842に沈む。Nasdaqも-55(-2.27%)の 2406、CME 13765。予測計算通りの底が無いように売るゾーン。ドル円もテクニカル分析通りに円高方向推移。
マーケットの名言
投資の成功とは、
リスクをとる準備があるかどうか、
そして積極的にリスクを取る事ができるかどうかにかかっている。
どの資産についても、リスクを最小限にするポジションが存在する。
ロバート・リターマン『現代投資マネジメント―均衡アプローチの理論と実践』日本経済新聞社
(解説)
積極的にリスクを取る、という言葉が活きている。リスクを徹底的に考え抜いて、想定し続けるのがプロ。素人はリスクに目をつぶる。そんなことありえないと、自分に都合のよい子供じみた妄想に浸っている。これを稚心と言う。
逆に、プロがマーケットに参入するとき、真っ先に考えるのがリスク。マーケットにいる限り、終始一貫して考え続けているのがリスク。リスクへの準備こそ、投資における最優先事項である。リスクからマーケットに入るのがプロと言える。利益は放っておけば(放っておけるならば)、増大してゆく。しかし、リスクはコントロールしなければならない。しかも最小限に。
プロはまぐれあたりを嫌う。法則に反しているイレギュラーだからだ。しかし、一方リスクを歓迎する。リスクよ、来い!という心境になっている。
できることと、できないこと、すべきことと、放っておいてもよいことが、的確に分別できれば良い。
素人は、往々にしてこれらを逆にしがち。
続落
(大引け)
始値:14110 高値:14220 安値:13910 終値:13960
出来高増の両影陰線続落は寄り前の予測計算通りの一段安。42日線14040も下ブレイクした。3/17以降はこのラインでサポートされていたので、押しによる下ブレイクがあってもわずかであった。しかし、今回、本格的に下ブレイクすると、中期トレンドも変化した可能性が高い。
(寄り付き前)
NYDOWは+34(+0.28%)の 12063だが、前日の-131(-1.08%)後にしては戻りが弱い。トレンドはまだ変わっていないと思われる。
本日の日経先物はノーマルストキャスティクス%Kの40%が効くかにある。天井圏から落ちてきて、50%を割ると、一段安となる確率が高い。
個人的には本日から名古屋と京都。
アメリカでインド哲学をご研究されている修行僧のような方との会食がある。修行僧と言っても、明るくユーモアのある方。どんな話が飛び出してくるか楽しみ。
マーケットの名言
分かってしまえばすべては同じ
分からなければバラバラだ。
分からなくてもすべては同じ、
分かってしまえば、それぞれよ。
『無門関』岩波文庫p80-81
(解説)
マーケットにおいても、計算と努力を継続し、経験と知識を蓄積してゆけば、分かったと思える時が来る。分かってしまえば、ある意味簡単だし、恐怖感など微塵も無くなる。逆に言えば、恐怖感やロスカット時の不快感などがあるうちは、マーケットの仕組みをまだよく理解していないレベルと言える。デシジョンツリーを使って計算すれば明白だが、逆指しに依るロスカットほどありがたいものはない。トレードにおける最上の恩恵の一つが、逆指しロスカットにかかることである。理論が分れば、これは感謝をもって迎えられるはず。
念のために補足しておくと、分かったと言っても、目先上下の当て方が分かったという意味ではない。玉の操作方法が分かると言う意味。操作方法とは、エンターとエグジット。
急落
(大引け)
始値:14430 高値:14440 安値:14080 終値:14140
出来高急増ボラ拡大-360。週足S構成点14500で跳ね返されての急落は、一日遅れであったが、ほぼ予測計算通り。25日移動平均14160、基準線14130に終値は支えられた。
打ち砕かれた米株離れ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32341020080619
スタグフレーション懸念ファンドマネージャー
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnJT818525620080618
四季報・会社情報を身近に
新しい四季報・会社情報が発売された。慣れていない方は、数字と専門用語の羅列に親近感はあまり覚えないかも知れない。しかし、個別銘柄を選別するには、最もコストのかからない方法の一つだろう。
親しみを覚えるためには、自分の生活と関連づけてこの書を辞書のように引く習慣を身につけたい。例えばジュースを買って飲むとき。そのメーカーが上場企業ならば、これを引いてみる。外食をした後は、その関連企業を調べてみる。従業員のサービス内容や態度、味をよく覚えいておいて、「買い」か「売り」の判断を常にして見る。経営とは判断の連続だ。従業員の態度には、その会社の経営状態が凝縮されている。特に女性従業員は、働いている企業の浮沈に関する嗅覚が本能的に鋭いので、判断材料になる。
家に帰った後、その企業の通信簿であるこの書を引いてみる。内容が分からなくても良い。分からない用語は、「○○とは」としてgoogleで引けば良い。これが習慣になれば、しめたもの。自分という株主のために、親切にも、数百人という記者が汗水たらしてかき集めた企業報告書、懸命に頭を絞って書いたレポートだと思えば良い。実際、そうなのだから。
『会社四季報プロ500』の方は、ごく簡単なチャート分析の見方も載っている。テクニカル分析を始めたばかりの方には、その見方が役に立つかも知れない。個別銘柄は、ファンダメンタルズとテクニカルを合わせて分析し、ポジションを取ってゆくのが原則。
指数取引の日経先物とは別次元の話。
個別のトレード感覚
先に、個別銘柄によりトレード感覚を身につける方法を提案しました。本日ですと6674GSユアサ、8111ゴールドWなどのチャートは、テクニカル的な観察するには面白いと思います。6674GSユアサの売り時が分かりますか?このような銘柄はほとんどテクニカル通りの動きをしますので、ご自分で参加したつもりになってテクニカル分析をしてみても宜しいかと思います。
4911資生堂ブティック事業から撤退
象徴的場所である銀座からの撤退は、外資に太刀打ちできなかった結果と思われる。外資が狙い澄ましたようにピンポイントで次々に参入している場所が、銀座。日本はデザインには、弱い。オリジナルデザインを作ることと、輸入品の選別、双方に弱い。建築、車、家電製品において、デザイン力が無い。デザイナーの身分が確立されていない裏事情もある。東洋的無、枯山水を最高芸術と認めるその伝統的精神性は、デザイン性にあまり価値を置かないのかも知れない。一方、肌に直接つける化粧品、シャンプー、トイレタリーの類は得意。日本の企業体質を簡単に言えば、形そのものは不得意だが、形なきものは得意と言える。例えば日本の世界に誇る自動車産業も、デザインで売っているのではなく、その性能の高さで売っているのだ。「トヨタ車はめったに故障しないから、ドバイのタクシーは、ほとんどトヨタさ!」とは、UAEドバイで出会ったタクシードライバーの言葉。彼はトヨタの最高級の新車を乗りこなしていた。
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnTK014640820080618
(寄り付き前)
NYDOW-131(-1.08%)の 12029と12000割れ寸前。Nasdaqも -28(-1.14%)の 2429と4/18Breakaway Gapの2383に近づいている。
CME14285(ドル建て)も、予測計算通り週足S構成点14500で跳ね返されての急落。
本日の日経先物は、第3サポートライン14370を終値で回復できるか、否か。6/6高値14610から本日で10日目でもあり、いつまでも上抜けられないなら、このラインがレジスタンス化。通常は10日前後が流れが変わるメド。
予測計算通り
企業の将来性とサービスの質を判断する使命がある投資家ならば、その企業が出店しているインターネットショップのネット指数をチェックしたい。
ネット指数とは、インターネットショップで実際に買い物をするとき、次の点を評価した総合点数。下記原案は当ブログのオリジナル。
1:操作性:目的商品に到達しやすい検索のしやすさ。初見でも直観的に把握できるサイトマップ。関連商品、備品がパラレルに分かる細かい配慮。
2:表示性:洋服などビジュアル感が生命線となる商品においては、拡大、別視点画面、コーディネートなどが自在に表示できるか、否か。写真の美しさはプロ並みか、また商品の質感、肌ざわりまでよく分かる写し方をしているか。同一商品で、カラー、サイズの別がある場合、ボタンの位置が直観的に分かるか。
3:決済支払方法の利便性:顧客の観点に立脚しているか。顧客ニーズに合わせ、最低でも3つ以上の選択肢があるか。
4:質問をメールでした場合、迅速な回答があるか。平日の昼間なら、3時間以内が普通。数日もかかるようでは論外。
5:携帯電話サイトでも、ほぼ同様に使えるか。
6:サイト内広告は極力少ないか:サイト内に、検索商品とは直接関係ないアフィリエイト広告が多く、商品が見づらいようなら、論外。
7:安全性への配慮。
これらを総合的に評価したものが、ネット指数。この指数をチェックすれば、その企業がインターネットにどのくらい真剣に取り組んでいるか分かる。
上場企業で名が良く知られた企業サイトであっても、原始時代のようなホームページもある。
また、はじめて訪れたショップであっても、このネット指数が高く、非常に好感が持てるサイトもある。
ネット指数は、企業選別の指標として、これから重要になってくるだろう。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:14400 高値:14500 安値:14330 終値:14440
出来高減の気迷い星形状コマ陽線は昨日よりも両影が長く気迷い商状強調。週足S構成点14500で跳ね返されたのは予測計算通り。寄り前に指摘した14330を、辛うじて下ブレイクしなかったので、急落までは至らなかった。
新興国の現実
http://diamond.jp/series/inside/06_21_004/
http://diamond.jp/series/keywords/10033/
(寄り付き前)
NYDOW続落。予測計算通り-108 (-0.89%)は12160まで再び沈む。 NY原油先物も三日続落。
日経先物は、先週末の予測計算からは、今週は月・火曜日と上昇しそのあと水曜日に急落するとなっている。週足S構成点14500~600処で跳ね返され急落するならば、その予測計算通りの展開。14330を下回れば一段安。
原油
製本用に、2万円ほどする大型ホッチキスを買った。最近、国会図書館での古文書のコピーが多く、一つあれば重宝するので。インターネットショップで購入し、本日届いた。240枚までいっぺんに綴じられるので、大きい。早速試してみようとしたが、針が入っていない。針装着100本との案内があったので、装着されているかと思ったが、そうではなく、装着したらその数は可能という意味らしい。もちろんサイズが特大なので普通の針は使えない。このような特殊な製品は、お店の人が一緒に勧めてくれればと思う。
「当製品に針は入っていません。ご一緒にご購入されてみたら如何でしょうか」とすれば、お店の売り上げもアップする。
インターネットショップも当たり前の商売形態になりつつあり、このようなきめ細かいサービスができるところでないと、今後生き残ってゆけないだろう。書籍やDVDなどは、一つの商品を買い物かごに入れると、「この商品を買った方は、次のような商品も購入しています」と、お勧め画面が次々に表示される。ソフトドリンクなどは、購入客の購入周期に合わせて、「そろそろ如何ですか」と、前回の商品がなくなる頃にメールを送ってくる。インターネットショップの質への転換が起こっているのだ。
ランダムに広告を流すのは従来の手法だが、インターネットを使えば、その人がまさに欲しがっている、その欲しいものズバリをピンポイントで勧めることができる。基本は、あくまで人間の感情。
感謝念の篤い人
物事に成功してゆく資質を挙げるとすれば、真っ先に挙げられるのが、この感謝念の篤い人と言える。様々な生徒、学生諸君と交流してきたが、伸びてゆく方に共通している資質がこれ。この念が篤ければ篤いほど、優れた資質と言える。当方が既に忘れてしまったような些事を、いつまでも覚えていて、折りに触れ感謝念を深めるもの。そこには、異様ともいえる感謝の深さがある。
4月にJR中央本線で変電所のトラブルにより、数時間も不通となる事態が発生した。NHKのニュースで、取材を受けた通勤客と思しき男性は「この怒りをどこへぶつけたらいいか」とカメラに向かって憤っていた。この男性は、毎日定刻通りに、電車が安全に走ることを当たり前と思っているのだろう。トラブルに巻き込まれたとき、日々の安全性に感謝する人間もいれば、逆に怒り出す人間もいる。感謝念の無い人間は、これだけでも不幸なことが分かる。現象を解釈するのは、その人の心である。
心からの感謝に満たされている方ほど、幸福な人間はいないだろう。心には力がある。感謝する人間には感謝にふさわしい現象が引き寄せられてくる。その念が深ければ深いほど、そのパワーは強烈である。
逆もまた真なり。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:14350 高値:14430 安値:14310 終値:14390
出来高減の気迷い星形状コマ陽線は昨日の長陽線の右肩に小さく出現。通常は反落開始の合図。
(寄り付き前)
NYDOW-38(-0.31%)の 12269と、やはり弱含み。上昇トレンドに入るならば、+80前後のコマ陽線が連続するもの。
NY原油先物は7月限139ドル突破で最高値更新、押し後の一時的上昇は予測計算通り。しかし、安定した上昇では既に無く、不安定であり、大口玉の引きもあり、天井圏が近いことを示唆。
それがあるのは確実だが、それがいつかという、時間間隔のレベルになっている。
本日の日経先物は、仮に上昇したとしても週足S構成点14500~600処での壁に抑えられ、そのあと急反落が予測計算される。その場合、第3サポートライン14250で支えきれるかがポイント。ここを下ブレイクすれば、昨日の上昇がトラップ。昨日のボラ+500の長陽線も出来高が伴わず崩れやすい。
高寄り
(大引け)
始値:13960 高値:14400 安値:13900 終値:14340
出来高減のボラ+500長陽線は、先週末6/14からの予測計算通りの急騰。但し、この急騰は長続きはしないだろう。時間間隔からすれば、今週はボラ拡大。
デシジョンツリー
何度か本ブログで言及しているが、デシジョンツリーこそは、経済と経営上において、最も基本的なスキルかつ思考方法だと思う。楽器を習うときには、教則本がある。最初はその教則本を徹底的に体得することが必要。いちいち考えずに体で覚え、反応できることが大切なのだ。例えばピアノを弾く時には、五指の運用方法(運指法)を繰り返し繰り返し練習し、体得するようなもの。
経済と経営上において、それに匹敵するのが、このデシジョンツリーでの意思決定を深化させゆくこと。予算規模の大小に関係なく、有効である。使いこなせば使いこなすほど、その威力が分かる。
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/decisiontree.html
(寄り付き前)
CME14220と高寄り後の日経先物の動きが注目される。今週の日経平均週足累積過去データは、前週よりは良い。
首楞厳
昨日は、開通したばかりの副都心線に池袋から乗り、渋谷の地宙船へ行った。小ぢんまりした印象。副都心線はツクバEXのような新しい雰囲気を想像していたが、車両は従来のもので、新しくはなかった。
その後、国立国会図書館で殆ど一日を過ごす。ここの空間は貴重だ。首楞厳三昧経の漢訳をマイクロフィッシュからプリントアウトしてもらう。
東海道新幹線は地震の影響は無く順調で、京都に着いたのは夜8時過ぎ。
マーケットの名言
楽観主義は意志であり、
悲観主義は気分である。
アラン
(解説)さらに付け加えれば、楽観主義を継続するためには、勤勉な努力が要る。努力家でしか、真の楽観主義者になれぬ。しかし、悲観主義は感情に流されるまま。
トレーダーもまたしかり。心を素直に開き、人の話を謙虚に聞いて、勤勉な努力を続ける方は、トレードに関して良い意味で、常に楽観的でいられる。根本的な明るさがある。確率の法則が最終的には彼を救ってくれることを知っているから。
一方、マーケットの仕組みを独りよがりに解釈し、気分でトレードをする人間は、必然的に状況が悲観的になってゆく。
楽観主義者にも、悲観主義者にも、全く同じ確率の法則が働いている。
それに気づけば、自分の力量に合わせて、使えばよいだけの話。
しかし、その気づくこと自体が難しいのは、人々の思考パターンを見ていれば分かる。
自律反発
NYDOWは+165(+1.37%)の 12307と、やっと自律反発らしい上昇。
日経225先物は、2008/3/5の日足に、スローストキャスティクスとRCIが似てきた。6/16月曜日か17火曜日には、直近下げすぎた反動として、一旦は自律反発が予測計算される。
と、ここまで書いたら、都内のホテルがゆらゆら揺れた。午前8時43分ころ。岩盤が液状の上にのっていることが良く分かる、ゆったりした横揺れ。大きな船の上のような、ゆったりした動きだ。テレビをつけたら、震源は岩手県内陸南部、都内は震度3。本日は池袋のホテルの3Fの部屋。このホテルなら、直下型震度7が来ても大丈夫そう。
新波動
民主党のバラック・オバマ氏が、ヒラリー・クリントン氏を下し、候補者指名を確定させたと報道された。
本ブログでは、昨年12月の早い時期から、オバマ氏の大統領候補確定を書いていた。今年1/8のニューハンプシャー州では、ヒラリー氏に敗れるなど、一時は劣勢も伝えられたが。先日の毎日新聞に掲載されていた彼の最近の顔写真を見て驚いた。実に精悍な、エネルギッシュかつ攻撃的な顔つきに豹変していた。あの表情は、すでに米大統領の顔つきである。絵になる様は、ケネディ以上の男である。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)
始値:13950 高値:14070 安値:13820 終値:13980
出来高増の両影コマ陽線は、迷いの十字形状。予測計算通り、第3サポートライン14100を何度も伺いに行くが、突破できず。
トレード感覚を身につける
日経225ミニが2006/7から開始されたことにより、それまであまりトレード経験の無い方が、この商品にいきなり飛びつくケースも多いと思われる。証拠金も手軽で、現物個別株のように数千という煩雑な銘柄も無く、一見簡単そうに見えるからだろう。しかし、先物の証拠金取引であるから、値動きはトリッキーであり、リスキーなデリバティブである。トレード感覚が無いままいきなりこの世界に参入することは、危険が多い。
では、そのトレード感覚はどのようにして身につけることができるか。理想的と思われる一例を挙げてみる。
1:個別現物株のトレードを一年間する。一年間トータルで10%以上の利益率が出たら次の2へゆく。このレベルで、マーケットへの柔軟性を徹底的に身につけたい。またこの時期に、マーケットに関し、分かることと分からないこと、できることとできないことの区別がつくようになりたい。いつまでも上達できない方は、この区分けが曖昧で、できないことを、いつまでもできると思いこんでいる。つまり、マーケットの仕組みが分からないまま、漠然とトレードに参加している。
2:信用取引口座を開設し、個別銘柄のトレードをする。売り、買い共にして、出来れば売り方を覚える。売りのみで利益を上げられるのが理想的。これを一年間続け、年間トータルの利益率が10%以上になったら、次の3へゆく資格が生まれる。安定した利益を出せるようになっているということは、ロスカットがサクサクと上手にできるようになっている証拠。トレード上手はロスカットの達人でもある。
また、このレベルになると、分足とティックが読めるようになるので、機敏な対応ができるようになる。
3:以上二つのステップをクリアできたら、日経225ミニを開始する。この段階でのトレード感覚は、「損失はあまりしなくなったな」と言える。いくら利益になったか、ではなく、損失がどのような状況でも常に最小限にコントロールできるレベル。つまり、損失への恐怖心が全く無くなるレベルと言える。この心理状態(損失は意味のない数字、取るに足りない笑事)にならないと、レバレッジが効いている先物商品のトレードは危険。損失に、恐怖や不快感、深刻さを感じているうちは、上記1がクリアされていない初歩のレベル。
また、1と2を経ているので、個別株と日経先物の連動性も良く分かり、相乗効果が生まれる。
4:先物ミニのみで先物ラージに必要な資金を形成してから、ラージに取り組む。ミニとラージは手法は全く同一だが、10倍の資金が動くので、テクニカル的熟達かつ心理的余裕が必要。
以上のステップが一例として考えられる。1、2の現物株や信用取引のトレードを知らずして、いきなり先物に取り組んでも、言わばトレードの基礎ができていない状況でやっているようなものなので、上達は難しいかも知れない。いたずらに資金を失う可能性がある。トレード以外の何か(スポーツや勉強)に熱心に取り組んだ経験のある方は、基礎の大切さを身にもって知っているはず。
上記のような手堅い手順を丹念に踏んでゆけば、どのように激しいマーケットになろうとも、必ず収益率をプラスにもってゆくことはできる。
登山のプロは、危険な個所をあらかじめ頭の中に想定しつつ慎重に歩を進める。いつも同じ調子で闊歩するのは、山登りを知らない素人だ。
(寄り付き前)
NYDOWは+57(+0.48%)の 12141と、直前の下落に比較して自律反発力がやはり弱い。
本日の日経先物は9月限突入。第3サポートライン14100処を終値で回復できるかがポイント。現状の下ブレイクがトラップならば、早々に回復できるはず。逆にこのラインがレジスタンス化(抵抗ライン化)してしまえば、一段安。
次週の日経平均週足累積過去データは、今週よりは良い。しかし、7月の月足累積過去データは、一年間を通じ二番目に悪い月。
個人的には本日から渋谷→国立国会図書館。新渋谷駅は安藤忠雄氏設計の地宙船。明日14日は、新規開通する東京メトロ副都心線に試乗してみます。その後は、新幹線で京都。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/column/20070418/506933/
http://www.tokyometro.jp/fukutoshin/#/top
MSQ
(大引け)
始値:14190 高値:14190 安値:13820 終値:13880
陰の寄り付坊主は、予測計算通りのボラ拡大-370。42日移動平均13902を終値でも割る。本日の出来高は急減しているが、限月が移るための分散現象であるから参考にはならない。
(前場)
上海総合指数が年初来安値更新2981(-1.41%)。
Breakaway Gap
Breakaway Gap とはギャップ(gap)の中でも最も重要なものの一つ。出来高が急増してギャップアップ(GU)もしくはギャップダウン(GD)する。例えば、NASDAQの4/17から4/18にかけてのGUについて。上昇トレンドが保たれている限り、このギャップ(窓)は埋められない。しかし、このギャップが埋められるとは、その上昇トレンドであることをマーケット自ら否定したことになる。よって、現状は、この窓が埋められるか、否かという、重要な局面に差し掛かっていると言える。
(寄りつき前)
予測計算通りNYDOWのガタリとした急落は-205(-1.68%)の 12083。12000割れ寸前。NASDAQも-54(-2.24%)の 2394で、先に指摘した4/18のBreakaway Gapに近づいている。
ドル円もオーバーシュートしているが、予測計算通り再び円高。
日経先物6月限は本日が売買最終日。今日はMSQの玉手仕舞い。トレンドを見る上での重要なポイントは、MSQ明けの翌6/16月曜日の終値が、第3サポートラインを上回ることができるか、否かである。ここを下回るならば、かなりの確率で今一段の下落がある。
マーケットの名言
シーズンはどう始まったかではなく、どう終わったかが大事なんだ。
アレックス・ラミレス外野手
ドル円
(大引け)
始値:14000 高値:14210 安値:13900 終値:14170
出来高減の両影陽線は、終値では第3サポートラインを上回ったが、高値は前日高値を抜けず。MSQ前のポジ調整。
(前場)
週足ドル円
週足で見ると、円安傾向は、限定的であると予測計算される。OBV、VA、ウィリアムズ%R等のテクニカル指標を複合的に予測計算した結果。
(寄り付き前)
NYDOWは+9(+0.08%)と、やはり自律反発力が無い。 終値三日続落のNASDAQは-10(-0.43%)の 2448。
ドル円は、テクニカル分析とは逆方向の107円円安となっている。
本日の日経先物は、第3サポートライン14050の攻防に突入。第2がそうであったように、終値でサポートされてゆかねば、レジスタンス化されてしまう。25日移動平均は14096。
都市空間秋葉原
秋葉原が喧しい。連日のニュースで大写しに報道されている事件現場の交差点から、歩いて10分ほどの場所に、当方はかつて住んでいたことがある。そこは日常生活空間の一部。日曜日のホコ天も肌身に染みて知っている。電機、パソコン関連で、あれほど多種多様のパーツ、多彩な製品が揃っている大規模な集積、展示場所は世界にも類を見ない都市空間。技術者にとっては聖地あるいは故郷のような場所だろう。
若ければ若いほど、その怒りは、社会にではなく、自分自身に向けなければ。日本は、世界で最も自由で恵まれた国の一つなのだから。
踊り場
コメントでご質問を頂きましたので、以下回答となります。
>深澤様のおっしゃるS構成点は、週足の昨年11/22の安値(14669.85円)を基点とした逆S字と見て
その通りです。
ご指摘の数値は日経225現物ですね。私の挙げている数値は、日経225先物ラージの値となります。よりまして、2007/11/22週足安値14640円が重要なS構成点であると、先に指摘しています。
>その基点を上回らずに下落したら、その先も下落の可能性が高いというふうに考えればのでしょうか?
その通りです。
しかも、このS構成点で跳ね返されると、意外に大きな下落となると思われます。
途中幾つかの関門があります。本日の安値が第3サポートラインとなり、最初の大きな関門です。
>また、もしも上回った場合は3/17が大底であったと予測計算されてくるのでしょうか?
ご指摘されている大底とは、今年2008年の最安値という意味で言われていると思われます。
上記の週足S構成点を上回ることができれば、かなり強い上昇エネルギーがある証拠です。しかし、それが年安になるかというと、まだそこまではテクニカル的な証拠が乏しく、予測計算はできないと思われます。
(大引け)
始値:14210 高値:14320 安値:13980 終値:14050
出来高急増両影陰線は25日移動平均14102を終値でも下ブレイク。予測計算通りにダラダラとした上昇後の二日連続急落となる。本日安値が第3サポートライン。
(前場)
6/10債券先物急落、6/6NYDOW 急落とを合わせ、近日中に日経先物の急落が予測計算される。
(寄り付き前)
NYDOW+70(+0.58%)の 12280と、前日-394(-3.13%)のガタリとした急落の割には戻りが鈍い。NASDAQは-15(-0.61%)の2459。
今日明日の日経先物は、6/13MSQを控え、仕掛けが入りやすい。分足・ティックの読める方は、分足とティックでの勝負も面白い。
年初から半年過ぎて、自らのトレードシステム、手法を点検すべき時期。損失を出しているHFも多い難しい時期なので、年初からの半年のトータルでプラスの方は、そのトレードシステムはかなり精度が高いと思われる。
トレードとは、要は自己資金のマネジメントに尽きる。
個人的には、本日から9月モノのトレードに移行する。
下落
(大引け)
始値:14520 高値:14550 安値:14070 終値:14230
出来高増の下影陰線は、ボラ拡大-480となる。下値は25日移動平均14102を一時下回る。
ルービックキューブは23手で完成可能:
その動きを、個別な「手」としてではなく「動きの組み合わせ」と考えたことがポイント。
マーケットとの類似点で言うと、双方共に一見ランダムな現象に見えるが、確実な詰め手があることであろう。非推移的数論の一部であるデシジョンツリーも使われている。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200806061524&page=2
燃料費高騰:航空会社の悲鳴が聞こえるようだ。
http://news.nna.jp/free/news/20080609twd002A.html
(寄り付き前)
CME14065(大証比-455)前後で寄り付いた後、買いが流入できるかが本日のポイント。
週足S構成点で跳ね返され、第2サポートラインを再び下ブレイクと、予測計算通りの推移。
ドル円為替も、ぎりぎりのラインでテクニカル分析通りに動いている。
今回の急落が、目先戻り天井を示唆する可能性は高い。
日経平均累積過去データからだと、今週は良くも悪くも無い。
マーケットの名言
FRBが今年初めに急ピッチで金融緩和した時も慎重だった欧州中央銀行(ECB)の判断は正しい。欧州の中銀は経験からインフレの恐ろしさをよく知っている。
ビル・エモット『日本経済新聞』2008/6/7
投稿
京都のとある寺に昨日行ったところ、その寺の、哲学を研究されている教養ある女将さんが、ニコニコしながら、「あの小論を書いたのは、あなたですか。あれ、良かったですよ。本当に!」と、瞳を輝かせながら、ちょっと興奮気味に話しかけて来られた。
文章力のみで人を感動させるという共感共振は、得も言われぬ快感ではある。
タイムラグ
タイムラグがあったが、予測計算通り、NYDOW -394(-3.13%)のガタリとした急落は、12209に沈む。ディストリビューションからのこのような崩落は、先月初めからのテクニカル分析通り。
NYDOWの13136処(5/19高値)をアキュムレーションとして、一段高へのタメを作っている状況と見ることもできたが、当方はその逆のディストリビューションであると分析しつづけていた。その結果が、現実化した。これがテクニカル分析の顕現。
一方、NY原油は138.54(ドル/バレル)と歴史的高値を再び抜いて騰勢を強めている。このラインで反発したならば、いま一段高。
NY原油の一日の急騰率が10ドルを超え、この上昇率は過去最高。逆に、米雇用統計失業率5.5%の前月比上昇幅0.5pointは1986年以来の22年ぶり。これらの重要数値は、ファンダ的見地からは、半端ではない。生易しい経済状況にはない統計データであることを、雄弁に語るだろう。
世界の原油事情を肌で感じたかったら、上海に行くと実感できる。東京の首都高速が、穏やかな閑散とした田舎道に感じられるはず。それほど上海の自動車事情は凄まじい。
一流選手の心理
例えば野球で、ホームランを打った選手は、一流であればあるほど、淡々としているもの。当たり前の結果のように。あるいは、逆方向へのホームランになったのならば、首を傾げるかも知れない。
三振をしても、同様に淡々としている。
目先の現象ではなく、数百回の中の一つに過ぎない結果に振り回されない心理が身についているからだ。目先の結果よりも、もっと高い処を見ているに違いない。大きな確率に焦点が行っていて、常にその高みから、些細な現実を見る習慣が、しっかり身についているに違いない。
昨日の福留孝介外野手は、4号ソロに加え決勝打と2安打2打点の活躍だったが、その勝利インタビューは、どこか他人事のように実に淡々としていた。「チームの勝ちにつながるなら、本塁打より最後のタイムリーの方に価値がある」と。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000017-spn-spo
NY急騰
(大引け)
始値:14380 高値:14610 安値:14370 終値:14520
出来高急減の上影陽線は、やはり週足S構成点に跳ね返された。出来高が減りつつ上影という地合いは、弱くもないが、特に強くもない。短期高値の可能性もある。
(寄り付き前)
NYDOWは、直近12日で-798の急落後、+213(+1.73%) の12604まで戻したのは自然な自律反発。
日経先物は先に指摘している週足S構成点14500~600円処を試す展開。ここを上抜ければ、一段高となり、ここが戻り天井となるならば、元の下落波動に戻る可能性が高い。
何故ロスカットが遅れるか
ロスカットする金額が、マネーだと思っているうちは辛いだろう。だから後手に回る。トレーダーは、日常からの金銭感覚とは別次元の感覚になってゆく必要がある。ロスカットのロスはマネーではない。意味のない数字だと思えば良い。ロスと引き換えに知識と技術が得られたのだから、本来は感謝すべきもの。着実にマーケット技術になってゆけば、本当にありがたく思えるようになってくる。自分の思考パターンにも気づくようにもなる。だとしたらそれを修正してゆけば良い。あらゆる分野のプロはこれをしている。
ロスを不快に思い、利を愉快に思っているうちは、危うい。マーケットにおいては、目先のマネーより、知識の方がはるかに重要。知識と技術があれば、どこからでも挽回できる。
ロスの割合が一番低いのが先にも紹介しているように、建て玉と同時に逆指し値を入れてしまうこと。
個人的には本日から京都
天気も回復して良い。梅雨の合間の晴れ間は、空気も庭園の花も柔らかい雨で洗われた直後なので、最高の美となる。
京都四条にある京都一おいしいラーメン屋さんと言えばピンとくる方もおられるでしょうが、そこにも行く予定。ここのスープの最初の一口は、一瞬体が浮くくらいにおいしい。食事時に行くと行列ができているので、時間をズラして行きます。ラーメン屋さんは、それぞれの都市に、それぞれの風土を活かした良い店があり、甲乙つけがたい。東京一、名古屋一、大阪一、京都一、博多一といった具合に自分の中では決まっている。
ボラ拡大
(大引け)
始値:14360 高値:14390 安値:14230 終値:14350
出来高微増の下十字は、ハラミ寄せ線の近似型。転機暗示。明日高寄りしたら売りポイント。本来のハラミ寄せ線は、高値圏での大陽線に翌日十字線がハラむ。
インフレ懸念FRB議長
http://mainichi.jp/life/money/news/20080605k0000e020035000c.html
景気下降局面示唆:景気動向指数
http://mainichi.jp/life/money/archive/news/2008/06/05/20080605ddm003020162000c.html
原油が崩落したら
市場間分析の観点からは、できましたら、ご自分の目で過去の月足データを比較されご覧になられることをお勧めします。直近の下落は2006/8~がございます。
しかし、今回の2007/1からの上昇は、過去データにはない上昇率と急騰なので、過去の株式マーケットとの相関関係は、そのままあてはまらないと思われます。
機敏な業者や個人は売り抜けのタイミングが掴めていると思いますが、そうではない業者の損失が想定以上に大きくなり、その後のマーケットに影響を与えると思います。
コモディティ(商品)のテクニカルチャートはご覧になれますか。この分野は、実際にトレードはされなくても、口座を一つ開設しておけば、チャートを見ることはできます。
(寄り付き前)
NYDOWは-12(-0.10%)の 12390と自律反発できず。直近11日で-794の急落をしている割には戻りが鈍い。
日経は、昨日に続きリズム的にはボラ拡大が予測計算される日柄。
NY原油が、当方の予測計算から2週間遅れで崩れはじめてきた。このラインで反発できなければ、このまま下落トレンドとなる可能性がある。仕手だけで急騰して来たので、崩れ始めれば速いだろう。
トラップの結論
iPhoneはSoftBankから:やはり孫正義社長である。押さえるべき経営上のポイントはしっかり押さえる。その経営センスの良さは流石と言える。
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20080604_01/
http://jp.youtube.com/watch?v=lcB8CKa73B0
(大引け)
始値:14190 高値:14430 安値:14160 終値:14380
出来高減の陽線は、頭を第2サポートラインに抑えられたまま。
昨秋から大幅利下げを繰り返してきた米経済は、そろそろそのツケを払わされる状況に陥りつつある。インフレリスクが高まりつつある状況は、経済学の教科書通りの推移であろう。
(寄り付き前)
NYDOW続落-100 (-0.81%)は予測計算通りの12402に沈む。
本日の日経先物はボラ拡大が予測される。
25日移動平均14031、TP移動平均25日14021が目先メド。
仮に上昇波動がまだ継続しているとするならば、下げても13660(5/28安値)前後で下げ止まるはず。
逆に、ここを下ブレイクしたら、上昇波動の打ち消しで直近のトラップの結論が出る。
マーケットスピードのメジャーライン
始点A
終点B
騰落の計算式
B-A
騰落率の計算式
(BーA)/ B×100
スタグフレーション
経済実態にマーケットの焦点が移る
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK011614120080603
本日、いつも書籍などの宅配をお願いしている業者さんが来られ、燃料急騰のための運賃値上げをお願いしたいと、頭を下げられた。急騰しているコモディティが、当方の会計に直接影響したのは、今回これが初めてである。
消費者の末端に至るまで、その影響がジワリと来ている証左。
スタグフレーションの可能性はまだくすぶり続ける。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/114/
賃金未払い問題
コナカ、ショップ99、マクドナルド、ワタミと上場企業の賃金未払い問題が次々に浮上している。問題の本質は、なぜこのようなことが起こるかに加え、なぜ今の時期に一気にこの問題が噴出するのかという点。経済背景をしっかり分析してゆかなくては、この問題の本質は分からない。つまり、単に企業側の「誠意」とかのモラル問題の次元では、最早ないはず。
給料とは、従業員から見れば、「もらい過ぎじゃないかな」と思われる位でちょうど良い。何故かと言えば、経済は流動することで付加価値が増してゆくものだから。停滞は、次なる停滞を生むものだから。
http://www.asahi.com/national/update/0531/OSK200805310109.html
マーケットの名言
経済現象の特色は、効果が次々と波及してゆくことにある。
アマチュアは、第一次波及すなわち直接効果しか目に入らない。
経済学を身につけると、第二次波及、第三次波及・・が見えてくるようになる。
間接効果は、ときに直接効果よりも、ずっと大きいこともある。
小室直樹『経済学のエッセンス』講談社文庫p165
(大引け)
始値:14400 高値:14400 安値:14120 終値:14190
出来高微増の寄り付き坊主陰線は、頭を第2サポートラインに抑えられているので、昨日までの上昇がトラップであることを示唆。
S構成点とは
S構成点とは、S字型を横にしたような波動のことです。
言及しています2007/11/22週足は、26週線も52週線もまだ下向きですから、52週タームでは下落トレンドであり、それゆえ逆S字型となっています。
大きく見れば、第四波動の戻りが現状の動きであり、そのS構成点が14500から600処なのです。
ここは、大きなサポートもしくはレジスタンスとして働きます。
ここを突破するには、大きなエネルギーが必要なのです。
それゆえ、ここで跳ね返され再び下落すれば、もとの下落波動継続(週足レベル)となりますし、逆に上ブレイクすれば、26週タームでも上昇波動に転じる可能性が高まります。
かつて指摘した12400処は重要なS構成点であったのですが、ここを突破したゆえ、現状の一段高となったのです。
また、S構成点だから、「上がるだろう」とか、「下がるだろう」とかの「予想」をしている訳ではないのです。
そのような事実を計算上指摘してるだけです。
階差S構成点は、このS構成点が二段に重なったものですが、説明がややこしくなりますので、出現したときに説明します。
予測計算は生き物ですから、固定した見方(今は上昇とか、下落とか)をせずに、常に柔軟に対応することが、大切だと思います。決めつけてしまうと、誤った場合、身動きがとれなくなると思います。
(寄り付き前)
NYDOW-134(-1.06%)の 12503、NASDAQ-31(-1.23%)の 2491は、先週からの予測計算通り急落モード継続。
日経先物も昨日指摘したとおり、ガタリとした急落から始まる。本日は第2サポートラインが14400処まで来ており、仮に一時的急落がトラップとする(前提条件は上昇トレンド)ならば、このラインまで終値には回復しているだろう。回復できなければ、前提条件そのものが誤り。
再び第2サポートラインをめぐる、トラップ証明ゾーン突入。6/13MSQ前の乱高下が継続するが、どちらかトラップであるということ。
あらゆる係争と同じく、感情的になった方が負け。熟練した弁護士は、相手を扇動し、感情的にさせることによって、自分の方に有利な証言を引き出そうとする。
ドイツ語再開
(大引け)
始値:14340 高値:14470 安値:14190 終値:14440
出来高増の短期高値(5/16高値14420)更新は、12日目のスローペース。このペースから見ても分かるように、先高感はあまりない。このようなダラダラとした上昇は、急落を引き起こしやすい地合いになりつつある。
先物週足で見ると、14500~600処は重要なS構成点となっている。2007/11/22週安値14640など。
ドイツ語再開
何故かと言えば、先に購入したベートリンク(Sanskrit‐W¨orterbuch)のサンスクリット大辞典が、実は梵独辞典だからだ。梵独とは、サンスクリット語をドイツ語で説明してある辞典のこと。
ドイツ語は15年ほど前に一旦勉強しはじめたが、本職の経営の方が忙しくなり、その時は半年ほどしか継続できなかった。その後はずっと中断したままになっている。つまり、この言語は、まったくの初歩白紙状態。
しかし、今でも、英文の中にドイツ語のフレーズや文献名などが混じっていると、なんとなく分かるのは不思議だ。中国語の書籍を眺めて、漢字の配列からなんとなく意味が分かるという感覚ではあるが。
未知の語学学習とは、面白い発見の連続。新しい文法体系に接することができるからだ。
新しい文法体系とは、とりもなおさず、新しい思考大系ということ。
今の私は、未知の新しい言語二つに同時に取り組んでいるということになる。
『大漢和辞典』、『日本国語大辞典』など、精緻かつ膨大な蒐集辞典を作成できる日本語は、やはり世界文化史のなかでも頭抜けた存在ではある。『大漢和辞典』の諸橋轍次先生の序文は、人生の指針そのものを教えてくれる名文。