順風満帆
穿った見方
穿った見方かつ偏頗な見解を披露するならば、
FRBの使命は、バブルを形成することにある。
資本主義経済下において、
バブルを程よく形成し、バブル波動が全産業・全業種に行き渡るのを見届けてから
時間間隔を置き、
それを混乱無く収束させることにある。
この繰り返しで、資本主義経済は健全に成長してゆく。
しかし、現状のFRBは、2008年リーマンショック、
ハードランディング、
株価暴落と、安定的な収束に失敗し、
その後の、バブル誘導にも失敗している情況。
何故かと言えば、マーケットは新しい経済波動に突入しているにも関わらず、
柔軟にクリエイティブに対応できていないから。
加えて言えば、日銀は反応と対応が、FRBより更にワンテンポ遅い。
今回はマーケットへの見誤りと誤算が多く、
完全に後手にまわっている。
ヒトゴト感覚のお役所仕事に堕している。
本日で名実とも8月が終わるが、月初8月3日の本ブログで紹介した
CNN money のリードを思い返して頂きたい。
What worry?
何が心配なんだい?
私の履歴書
日経新聞
本日で、稀代の名将たる広岡達朗氏の連載が終わったので一言。
今回は、自然な感情が吐露されていて、実に面白かった。
近年稀に見る充実した「私の履歴書」であったと個人的には思われる。
弱小球団の監督、コーチを任され、
それを一流にしてゆくまでのプロセスが良く描かれている。
三流球団には、低迷しているそれなりの理由があり、
それを一流球団に成長させる戦略もちゃんとあることが分かる。
象徴的意思表示
円上昇効果無し
輸出保護
デフレ対策行動
責任
政府
ドル84円半ば
日銀
追加緩和
失望感
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17010920100830
米FRB
残された
景気支援措置
↓
一段の資産買い入れ
異例の低金利を長期間維持
超過準備に支払う金利の引き下げ
新たな貸し出しファシリティー創設
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16999520100830?pageNumber=1&virtualBrandChannel=13165
マイナス
供給超過
物価下落
しやすい状況
デフレ状況
↓
依然大幅なマイナスが続いている
↓
4─6月期
GDPギャップ
マイナス4.8%
需要不足
25兆円程度
09年1─3月期
マイナス8.3%
過去最大
マイナス
内閣府
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16998920100830
0.1%
固定金利
共通担保資金供給オペ
新型オペ
期間3カ月
供給額20兆円程度確保
追加的
10兆円程度
期間6カ月
資金供給開始
日銀
追加金融緩和策
賛成多数
決定
新型オペ拡充
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16995620100830
消費低迷
景気刺激
疑問浮上
FRB
米連邦準備理事会
政策
手詰まり感
一段緩和
景気回復疑問
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16995820100830
EU
草案声明
元高容認
中国経済過熱
資産バブル形成
回避可能
元高
中国経済プラス
世界経済
依然回復脆弱
日米経済
下振れリスク
欧州経済
見通し
やや楽観的
主要20カ国
地域
財務次官
中央銀行副総裁会議
G20前
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16989220100829
マーケットの名言
事実、うまくいっている組織には、必ず一人は、
手を取って助けもせず、人づきあいもよくないボスがいる。
この種のボスは、取っつきにくく気難しく、
わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。
好かれているものよりも尊敬を集める。
一流の仕事を要求し、自らにも要求する。
基準を高く定め、それを守ることを期待する。
何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。
真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない。
このような資質を欠くものは、いかに愛想がよく、
助けになり、人づきあいがよかろうと、
またいかに有能であって聡明であろうと危険である。
そのような者は、マネージャーとしても、紳士としても失格である。
マネージャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。
マネージャーにできなければならないことは、
そのほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。
しかし、学ぶことのできない資質、
後天的に獲得することのできない資質、
はじめから身につけていなければならない資質が、
一つだけある。
才能ではない。
真摯さである。
P.F.ドラッカー『マネジメント』ダイヤモンド社p130
(解説)
ドラッカー氏が、再び人気だそうである。
氏は、東洋美術や東洋思想にも精通し、
その良影響が随所に垣間見られる。
こういった真面目さは、
歴史を超えて人の心を掴むに違いない。
居安思危
大日本印刷
先に、書店とCDショップの違いに言及したら、
DNP傘下の丸善書店とジュンク堂が、大型書店を10店開店すると、
一昨日、報道されていた。
つまり、書店淘汰には電子端末も扱う、
大型化という鮮明な方向性があり、
知的な情報提供の場として進化してゆくらしい。
重要インフラ
↓
中国
世界供給量
9割超
レアアース
輸出規制緩和要請
日中ハイレベル
経済対話
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100828/fnc1008281924010-n1.htm
日本企業
値上警戒
日中
ハイレベル経済対話
レアアース
希土類
希少金属
進展無し
枯渇懸念
譲歩引き出せず
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100829ddm008020108000c.html
量的緩和
国債買切
追加緩和
一段景気刺激策
用意
米景気
回復弱まる
FRB
必要に応じ行動
バーナンキ議長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16983120100827
米銀
一段
資本増強必要
住宅市場
二番底
可能性高
7月
新築住宅販売
過去最低水準
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a.m4zADG8jvY
FRB
景気過大評価
今年回復
力強さ増す
見込み間違い
認める必要
ルービニ教授
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=ahGYk_Ld_9Xs
米景気回復
失速
失業高水準
費者向融資縮小
小規模企業銀行
融資枠確保難
指標
一段
憂慮シグナル
PIMCO
エラリアン氏
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=acjmwIqQmJfY
マーケットの名言
世界最大の経常赤字の米国で、
こんなに長期金利が低いのは
あり得ない。
ジムロジャーズ氏:日経新聞2010年8月29日
禹歩僊訣
米新規失業保険
申請件数
予想上回る減少
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16960020100826
市場予想下回
新規失業保険申請件数
季節調整済
3万件減少
4週平均
49万件増加
2009年11月以来最高
米労働省
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aNcTvs3QQ3Tg
ソブリンリスク
再燃懸念
ショートカバー
ファンド
手仕舞
ドル84円後半
クロス円主導
買戻
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16953020100826
実にひどいタイミング
資金調達
一段
厳しい状況
アイルランド格下げ
悪循環
ソブリン債
危機余震
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a5i5todf.eL8
介入要求
5割超
消費刺激
成長戦略具体化
経団連
緊急調査
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100826/bsg1008261834004-n1.htm
限界超えている
スズキ会長
円高
悲鳴
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100826/bsa1008261533008-n1.htm
マーケットの名言
その歩行の機、
天理に叶うときには、
天人合一となりて、
邪は自ずから避け、
正は自ら到る。
故に、人の祈念するところの事は、
天神地祇相感応して
その欲するところ
必ず成就するべきなり。
青木北海『禹歩僊訣』
(解説)
禹歩僊訣 (ウホセンケツ)という独特の歩き方をすれば、
心身共に発達し、その願いは何でも叶う。
Laissez-faire
経営一流、政治三流、外交五流とは、日本的旧弊でもある。
仮に政治が一流だとし、
経済負担を軽くするような賢明な政策を
テキパキと出せるようならば、
強い体質の一流経営者は、ある意味、
あまり育たないかも知れぬ。
つまり、政治には、一切頼れぬ、
全ては自力で解決しなければならないという
経済上の難題を絶えず出されている
厳しい環境のためであるからこそ
良い経営者が練磨され、
育てられるとも換言できる。
反面教師の功罪でもある。
そのような経済状況ではある。
Laissez-faire
レッセ・フェールとは、
「なすがままに」という意味のミラボーの言葉。
自由放任主義であり、市場原理に委ねる態度。
ありとあらゆる市場参加者が
自由に取引できるマーケットは実存する訳であるから、
マーケット原理に全てを委ねる。
無策ではなく、
レッセフェール的態度を徹底的に貫くことも
一政策としてはあり得るだろう。
マーケットの言語をそのまま読み取ってゆくので、
テクニカル分析を主体とするトレーダーにとっては、有利な状況ではある。
介入マイナス
偽物底値
7月
新築1戸建て宅販売戸数
季節調整後
年率換算
前月比12.4%減
27万6000戸
1963年統計開始以来低水準
アナリスト予想33万戸
米商務省
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16939920100825
全米で販売減少
需要一段冷込
住宅市場二番底沈
米新築住宅販売
7月
過去半世紀最低
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aEk7xY6pmOzE
米
週間住宅ローン申請指数
870.3
前週比4.9%上昇
ローン金利
調査開始以来最低
借換需要
15カ月ぶり水準
増加
MBA
米抵当銀行協会
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16938120100825
円売り介入
立ちはだかる
保護貿易の壁
対アジア通貨
円高痛手
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16935320100825
買残多
仮需整理
倍率
3.15倍
信用期日
重荷
信用買い残
4月高値期日控え
戻り相場
圧迫要因
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16932620100825
債券続伸
長期金利
一時7年ぶり0.8%台
低下
米債高
緩和観測
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aeiAb7lfBl3g
格安航空券
茨城
上海
4000円
中国航空会社発売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100825-OYT1T00979.htm
マンション需要増加
首都圏マンション好調
7月新規発売
27・8%増
4128戸
6カ月連続
前年実績上回
不動産経済研究所
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100816/bsd1008161400006-n1.htm
マーケットの名言
これはという会社の財務データを分析するときには、
本当に興奮してきます。
数字には逆らえないからです。
会社の作る製品や経営陣、
お店の運営の仕方などを議論するときは、
芸術的な要素が要求されます。
一方、財務データを分析するのは、科学の世界です。
数字は、雄弁です。
数字がどんなことを語りかけてくれるのかと考えるのは
ワクワクするものです。
好きな野球選手の打率を計算するのと同じです。
マット・セト『天才少年投資家マットセト108の法則』ラジオたんぱp90
(解説)
数字は、本当に雄弁である。
数字への活性化されたイマジネーションが、投資家の生命線。
良い投資家ほど、数字感覚=数覚は鋭い。
それは、良く考え続けているから。
具体的数字から、
躍動するイマジネーションまでは、
距離がある。
実体経済までは、
更に距離がある。
この距離感が、ゾクゾクするほど面白い。
定点観察を、忠実に、毎日実行している賜。
実行し続ければ、数字遷移の面白さが体得でき、
面白くてやめられなくなる。
世にこれほど面白いものが二つとあろうかという気になる。
※ 各クラス月替わり更新のお知らせ
月更新でお手続きが未だの方は、
お手数で恐縮ではございますが、
先月同様に更新継続のお手続きをお願い申し上げます。
皆様の更なるご成功をお祈りしています。
活殺自在
半年前から分かっていた
↓
二番底リスク高まる
↓
高水準失業率
住宅市場低迷
景気回復脆弱
↓
米景気回復懸念
シカゴ連銀総裁
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16920720100824
住宅購入支援措置
需要先食
米中古住宅販売
奨励策反動
予想以上
27%急減
価格下落
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aPDaBZepYmS4
住宅需要減退
再リセッション可能性
7月
米中古住宅販売
年率換算
前月比27.2%減
383万戸
1995年5月以来
15年ぶり低水準
アナリスト予想
12%減
470万戸
NAR
全米リアルター協会
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16917820100824
ドル対円
15年ぶり安値
ドル高バイアス
米国景気
循環面悪化
波及
ユーロ
100円割れリスク
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16912620100824
アイルランド
格下げ
銀行支援
財政コスト懸念
ネガティブ
S&P
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16920620100824
マーケットの名言
私は、株の話になれば、自分に自信があります。
私は、「自信」はすべての投資家に必要な成功する
投資態度の一部だと確信しています。
更に言えることは、
自分自身で最良の株を選択する能力に自信があれば
他人のいかがわしい勧めにひっかかる可能性が少なくなります。
誰でもない自分自身が
最高の投資判断をすることができる
ということを、あなたは信じなければなりません。
もし自分自身を頼りにしていれば、
周囲の雑音に惑わされることはなく、
自分の視点をクリアに維持することができます。
マット・セト『天才少年投資家マットセト108の法則』ラジオたんぱp142-3
(解説)
自信と、傲慢さは異なる。
勤勉にリサーチし、研究した結果が、自信につながる。
つまりは、誠実な日々を送った結果として、
自信は自然と涵養される。
そう、自信は、少しずつ、少しずつ強くなってゆくものなのである。
勤勉の結果としての自信ならば、本物であろう。
しかし、傲慢さは、大切なそのプロセスが無く、
我欲ばかりの状態を言う。
あまりに小心かつ、何もしない怠惰だと、
当然の事ながら何も上達しまい。
MSCI
主要16通貨
全面高
ECB
欧州中央銀行
金融緩和
長期化観測
世界経済
不透明要因
拍子抜け
円高対応
具体策
先送り
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=ae0fpg64rQC0
マクロ指標
追っていれば分かる
↓
無制限
流動性供給
ユーロ圏
景気見通警戒感
米経済指標
標準以下
良くない前兆
ドル上昇
世界経済
懸念強
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-16871820100820
マーケットの名言
私自身一度だけ、
経済が変わり、
新しい経済が生まれたと思ったときがあった。
1929年に、
アメリカの証券会社のヨーロッパ本部で新米社員として働いていたときだった。
直接の上司だった主任エコノミストは、
ウォールストリートの好況は永久に続くと
信じて疑わなかった。
『投資』と題する立派な本を書き、
アメリカ企業への株式投資が
絶対確実な利殖の道であると断言した。
最若年の私は、
この主任エコノミストの助手に取り立てられ、
その本の校正と索引づくりを任された。
本が発行された翌々日、
ニューヨークの株式市場が崩壊し、
数日後には書店から本が姿を消した。
私の職も失われた。
P.F.ドラッカー『ネクスト・ソサエティ』ダイヤモンド社「はじめに」
(解説)
1929年に何が起こったか、
投資家ならば、改めて説明する必要はないだろう。
歴史の生き証人の言だけに、その重さは半端ではない。
マーケット史と経済学史に残る希有なパラグラフと思われる。
歴史を知れば、マーケットが二重三重に面白くなる。
知識を増やす方法は、自分の知人や友人に向かって、
自分の知っていることをロジカルに説明してみると良い。
自分の頭の中も整理されるし、
相手に理解しやすいように説明を工夫したり、
自発的により調べるようになる。
そうすると、自分の頭脳が活性化されてゆく。
つまり、説明は相手のためにするのではなく
自分のためにするのだ。
加えて、自然と知識が増えてきて、
意外性ある様々な関連性の発見もあり、
興味が更に加速してゆく。
これが、尊い。
真摯
CD販売の旗艦的象徴HMV渋谷閉店が話題となっている。
音楽の再生には媒介機材が必須であり、
試聴からDL、購入まで、すべて自宅のネットでできる現状とあっては、
店舗の存在理由が薄れつつある。
集客のためには、絶えずミニコンサートなどして、生演奏を聴かせる必要があるだろうか。
反して、書籍はどうか。
電子書籍元年の今年、たとえば丸善は、いつもながら混雑している。
本屋とCDショップは、やはりその本質的役割が異なるらしい。
MSCI
世界指数
2日連続下落
逃避需要
継続
米国債
10年債
週間
4週連続高
2年債利回
過去最低
低下
10年債利回
2009年3月以来最低
2月以降
最長上昇局面
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aC6.S.FLtFYY
サポートライン85円
機能せず
政府日銀
動遅
催促相場
リスク浮上
首相日銀総裁
会談
あるのかないのか不明
ドル85円前半
下げ渋り
追加緩和期待
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16864520100820
電子部品需要
7月以降
受注鈍化
減速
在庫増加
円高
M&A好機
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16868420100820
改善
米雇用
7月
37州増加
経営状態
自動車産業改善
ミシガン最大伸
マサチューセッツ
ニューヨーク
ミネソタ
コロンビア特別区
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aU4M0xwsOXjA
マーケットの名言
真摯さを絶対視して、
初めてまともな組織といえる。
それはまず、人事に関わる決定において象徴的に表れる。
真摯さは、とってつけるわけにはいかない。
すでに身につけていなければならない。
ごまかしがきかない。
ともに働く者、特に部下に対しては、真摯であるかどうかは2、3週間でわかる。
無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。
だが、真摯さの欠如は許さない。
決して許さない。
彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。
P.F.ドラッカー『マネジメント』ダイヤモンド社P147
(解説)
世の中で最も哀れなのが、
仕事に対する真摯さの欠如であると思われる。
自覚症状がないため、これは、治りにくい心の病でもある。
真摯さの欠如は、挨拶一つ、すれ違っただけでも、ある程度は分かる。
なぜ、哀れかというと、
これがなければ、
仕事そのものが持つ、
本当の面白みが分からないからである。
仕事の最高の報酬は金銭ではなく、
その本質的な面白さである。
仕事が面白くないと思われるならば、
今日から意を決して、真摯に取り組んでみるが良い。
新しい世界が開け、面白くなること請け合いである。
如意宝珠
首都圏では、駅の売店は猛烈な忙しさという印象がある。
次から次へと来る客が、電車に直ぐに乗れるように、何を買っても、
間髪を入れず釣銭を手渡してくれる瞬時の計算の速さは、
神技に近い。
しかし、世界は広い。
先日、熊野へ行ったら、駅の売店のおばさんが、何と、膝の上に編み物を置き、
編み物をしながら、ゆったりと、店番をしていた。
一時間に一本来るか来ないかくらいの電車間隔では、そうなるのも、無理はない。
これぞ、世界遺産級の悠揚たる態度。
実にさまざまな方がいる。
自らの力で、
自らの得意セクターを発見し、
そのデータ資料を集めること。
得意な分野を作ると、物事の前後関係が見えてきて
楽になる。
小我を張るのではなく
楽な感覚でトレードすること。
これこそが、長続きするトレード感覚を涵養する。
景気回復持続性懸念
8月
米フィラデルフィア
製造業業況指数
マイナス7.7
前月プラス5.1
予想外マイナス
2009年7月以来
1年超ぶり
米フィラデルフィア地区連銀
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16851120100819
新発10年物国債利回
0・905%低下
5営業日連続
1%割れ
長期金利
低空飛行
景気二番底
危機感
日銀・政府
対策催促
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100820/eca1008200039000-n1.htm
米30年住宅ローン金利
固定住宅ローン金利平均
4.42%
1971年4月以来
9週連続
過去最低更新
期間15年固定住宅ローン金利平均
3.90%
1991年以来
低水準
6週連続更新
FMCC
フレディマック
米連邦住宅貸付抵当公社
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16852820100819
米経済
8月行詰
米新規失業保険申請件数
前週比
1万2000件増
50万件
2009年11月中旬以来
9カ月ぶり高水準
予想外増加
米労働省
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16852720100819
29カ月連続マイナス
7月
全国百貨店売上高
下落率縮小
店舗数調整後
前年比1.4%減
6002億円
資産効果減退
宝飾品
輸入雑貨
高額商材
鈍化
日本百貨店協会
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16845920100819
30年間
年平均30%
投資収益率
↓
運用成績不満
ジョージ・ソロス氏片腕
英ポンド売主導
1992年
10億ドル稼
ファンドマネジャー
スタンレー・ドラッケンミラー氏引退
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16844420100819
マーケットの名言
オーナー起業家に天才的なひらめきがあるというのは
神話にすぎない。
私は40年にわたって
オーナー起業家たちと仕事をしてきた。
天才的なひらめきをあてにするオーナー起業家は、
ひらめきのように消えていった。
P.F.ドラッカー『未来企業―生き残る組織の条件』ダイヤモンド社
如意宝珠
にょいほうじゅ
望むものはすべて与えられ、
意のままに願いを叶え、満足を招来する
大皓金神
7月
マイナス11%
↓
マイナス27%
日本株
アンダーウエート
増加
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16832020100818
債券
買いそびれ回避
債券続伸
日銀
金融緩和観測
支え
長期金利7年ぶり
低水準更新
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a6Mw5z_2hM14
マーケットの名言
このメルクマールは、中国の上昇が本物だと示す、
これまでで最も分かりやすい証拠である。
世界は、中国を、新しい超経済大国として
迎え入れなければならない。
8月15日付ニューヨークタイムズ
日本と中国のGDP(国内総生産)逆転をうけて。
(解説)
2010年8月のGDP日中逆転をアメリカが認めているという構図は、
経済史に残るだろう歴史的瞬間ではある。
Hindenburg Omen
繰り返し考える価値があるテーマではある。
このテーマから、たくさんのことが分かってくる。
チャンスは毎日来ているのだから。
重要指標
↓
7月
米住宅着工件数
季節調整済
年率換算
前月比1.7%増
54万6000戸
前月増加転
予想下回伸
将来
住宅建設動向
許可件数
前月比3.1%減
年率56万5000戸
2009年5月以来低水準
14カ月ぶり
低水準
米商務省
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16817720100817
7月
米鉱工業生産
予想以上堅調
設備稼働率
08年9月以来高水準
前月比1.0%増
成長力維持
設備稼働率74.8%上昇
2008年9月以来高水準
FRB
米連邦準備理事会
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT870761020100817
1─7月
中国
海外直接投資
583億5000万ドル
前年比20.7%
増加
7月単独
FDI
69億ドル
前年同月比
29.2%増
中国商務省
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16812520100817
前月から
1.6%上昇
準大都市での
上昇幅大
不動産市場安定化
7月
中国都市不動産価格
政府引き締め策
にもかかわらず
上昇
中国国家発展改革委員会
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16810820100817
短期筋
9000円割
ポジショニング積上
PKO
公的資金
株買支観測
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16811820100817
ドル85円
妥当
FRB
国債購入
金利差縮小
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=apgDfXUJGucQ
Hindenburg Omen
ヒンデンブルグ・オーメンは、52週の時間隔を用いたテクニカル分析
複合的に用いて77%であるから、通常のテクニカル指標よりは確率が高いが、
トレーダー塾のテクニカル分析には、はるかに及ばない。
↓
株式暴落
前兆
ヒンデンブルグ・オーメン発生
↓
株価5%以上の下落傾向77%
パニック売り確率41%
主要銘柄24%暴落
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=352900
マーケットの名言
解決策が分からないのではない。
問題の本質が分かっていないのである。
チェスタートン
(解説)
問題の本質が分かれば、解決策も出てくる。
しかし、通常は、問題そのものを、取り違えているケースが多い。
問題の本質ではないところに、人の注意は行きやすい。
偏見や先入観により、問題とは関係ないところで、悩んでいる方は多い。
つまりは、問題の本質そのものが、見当はずれか、分かっていないのである。
問題をしっかり把握できるならば、対応策は浮かんでくる。
実質GDP
カセイソーダ
棒鋼19ミリ異形
コーテッド紙
山形鋼6×50ミリ
H形鋼200×100ミリ
冷延薄板1.6ミリ
SC材
ステンレス鋼板
鉛地金
アルミニウム地金
低密度ポリエチレン
ポリプロピレン
黄銅丸棒25ミリ
これらを見て、ピンとくるならば、
安定した利益を常に獲得している優良投資家に違いない。
もっと優秀な投資家だと、
この文言に対するイマジネーションと思い入れが強烈で、
これらの文言やその数値を見ただけで、
体が熱くなってくると思われる。
マーケットへのイメージが重要
注目指標
シグナリング
↓
NAHB
全米住宅建設業者協会
ウエルズ・ファーゴ
8月
前月から1ポイント低下
13
米住宅建設業者指数
予想外低下
17カ月ぶり
低水準
低下3カ月連続
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16800020100816
デフレが効いている
↓
4─6月期
GDP
名目換算ドルベース
日本名目国内総生産
GDP1兆2883億ドル
中国
1兆3369億ドル
中国に抜かれる
内閣府試算
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16788020100816
4─6月期
実質GDP
前期比プラス0.1%
年率換算プラス0.4%
予想大下回
プラス幅縮小
増加3四半期連続
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16785120100816
10年
長期国債利回り
長期金利
一時0.950%
7年ぶり
水準急低下
↓
GDP
予想大幅低下
↓
景気下振れリスク
強まる
政策効果
剥落
政策対応求める声
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16790320100816
PTS
私設取引システム
アローヘッド
高まる
株式高速売買ニーズ
誤発注
解雇
兜町異変
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100816/bse1008160836001-n1.htm
マーケットの名言
株の科学的なトレード法が
理解できない者は、
株価変動に取り組むよりも
経営の権利を購入した方が良い。
リチャード・D・ワイコフ『スイング売買の心得』パンローリングp101
(解説)
正にその通り。
トレーディングは専門職中の専門職である。
それを自覚している者のみが、生き残って行ける。
この原理は、あらゆる職業と、同じである。
教師の質
その質の見抜き方
英会話、法律、経済、経営、環境問題、自然科学と、現代社会は、生涯学習の場でもある。
求められている知識は無窮にあり、それを学ぶプロセスは無限にある。
高度知識社会である現代においては、いくつになっても、学びは求められている。
新たに意を決して何かを学ぼうとされている方は、
自分の学ぶ分野の、
その教師の質を見抜く術が、
保身術として求められる。
はたして、この教師は、
学ぶにふさわしい教師であるか、
否かの選別方法である。
その簡単な、選別方法がある。
それは、その教師に、
質問して、質問して
質問しまくるという手である。
教えるに足る資質を持たぬ
低俗凡庸レベルの教師ならば、
あまりにたくさんの質問をされると、
たいてい嫌な顔をするものである。
自分の無知が露呈されることが恐ろしくなり、
不快不安に満たされるからである。
非常に優れた教師の場合、
質問をいくらされても、
ニコニコしながら、
次々と、答えてくれる。
これが、教師の質の簡単な判定方法である。
一時間の講義があったら、
その後一時間くらいは質問しまくると、
その教師の本質が顕現して面白い。
日本人は、質問は?と聞いても、
シーンとしているケースが多い。
真面目な欧米人の講師だと、質問がないと、不快に思う方もいる。
質問を通じて、講義の問題把握ができるから。
優秀な教師ならば、
この質疑応答こそが、
講義の核心であることを心得ている。
ボーとしていて、
ちゃんと聞いていないと、質問もしようが無く、
何も出てこない。
真摯な教師にとっては、
質問しないことの方が、失礼なのである。
日本企業に英語公用化の動きがあるが、
求められているのは、仕事への、熱い情熱である。
前向きな経営者が一番嫌なのが、会議で何も発言しないか、
しても二言三言のみ、恐る恐る、当たり障りのない、
どうでもいい発言しかできない社員の態度なのである。
普段から熟考し、
折に触れ表現しておくことが、求められている。
これは、英語の問題というより、
仕事にどれだけの情熱を込めているかという事。
それが問われているのだ。
2011年3月期
連結売上高予想
1兆2500億円
↓
1兆2400億円
前年比4.0%減
下方修正
三越伊勢丹
景況感不透明
売上高予想
下方修正
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16771820100813
景気回復ペース
鈍化
4-6月期
成長率
大幅鈍化
菅政権
円急騰
困難
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aKEiMRug37ck
マーケットの名言
トレーディングの成功は、
その勝ち方によってではなく、
負け方によって決まってくるのである。
勝ち方は正しいが、
負け方が間違っているトレーダーは、
最終的には過去の人になる。
勝ち方は正しくないが、負け方が正しいトレーダーは、
最終的に自らが正しいことが示されるまで生き残ることができるのである。
正しく勝ち、正しく負けることができる
たぐいまれなトレーダーは、
お金の使い道を考えなければならないほど儲けるようになる。
オリバーベレス『デイトレード』日経BP社p217
原理を知る強み
元来、 抵当の意味。
抵当権。
モーゲージ ローン = mortgage loan とは、
不動産抵当権を担保にした
ローン、貸し付け。
↓
モーゲージ債
償還資金
国債再投資
米金融政策
未知ゾーン
マーケット
不透明感増
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16753220100812
世界中の
投資家に
見透かされている
↓
追加緩和
利下げ余地
乏しい
口先介入
手詰まり感
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100813k0000m020128000c.html
人員削減
前のめり
新規失業保険
申請件数
季節調整済み
前週から
2000件増加
48.4万件
増加
2月中旬以来
最高
米労働省
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aDeadMhT1c4Y
MBS
再投資
緩和的政策
日銀
対応
焦点
介入
実質的に
ありえない
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK043807220100809
ギリシャ経済
7四半期連続
マイナス成長
緊縮財政
賃金カット
増税
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=afH_nyE5UB8k
マーケットの名言
株式トレードは、単なるビジネス以上のものである。
それは、その人次第で、
芸術、科学、専門職のいずれにも
なり得る。
それで、成功しようとしたら、
研究と精神集中が必要だ。
副業や趣味でトレードしようとする者も、
少なくとも、
株価のトレンドを支配する
原理をマスターして、
成功し続けるための
足掛かりにすべきである。
リチャードDワイコフ『スイング売買の心得』パンローリングp43
(解説)
塾生ならば、この言は、
身に沁みて了解されるに違いない。
毎日、テクニカル分析どおりに、
株価は規則正しく動いていることを、
実体験として目にしているだろうから。
マーケットの原理を知るとは、このこと。
マーケットの原理を知る者は、強い。
度胸で相場を張るものは、単なる博徒。
本塾生は、科学的に計算してトレードしてゆくから、
度胸など、まったく不要である。
夢にも必要ない。
フランシス・ベーコンの「知は力なり」を
当塾流に昇華させれば
知はそれ自体が、
とてつもなきパワーを有する
となる。
言笑自若
=水準照会とは、
口先介入(資金を実際に投入せず)程度の効果
↓
本日12日午後取引
日銀
外為市場
レートチェック
実施
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16753020100812
ドル円84円台
15年ぶり高値
本日のたいていの全国紙、
一面トップ白抜きがこれである。
つまりは、それほどの異常値。
リードもおおよそ一緒で、
円高ドル安の流れに歯止めがかからない
といった論調。
分かっていることは、以下の四点。
1:個人投資家は逆張り買い向かい
2:ファンドは順張り売り向かい
3:政府・日銀の口先介入は、現状、効いていない
4:テクニカル分析に忠実な流れ
なぜ、政府・日銀が介入に躊躇しているかというと、
マーケット原理であるテクニカル分析に逆らうことはできず
実施しても期待薄であり、
効いても一時的であることが分かっているから。
尤も、実効レートからだと、それほどの円高ではない。
7月の終わりに、
現状マーケットのテクニカル分析点として、
二つの点を挙げておいた。
乱高下と、異例な異常さである。
月初、「高」の方が先に出たので、
これは「下」が顕現するのも時間の問題だと想定していた。
津波も、異常な引き潮がその予兆としてある。
CNNも
月初の
What Worry?
(何が心配なんだい?)
↓
本日は
beat down
(たたきつけられた)
と、そのトーンが一変。
しかし、マーケットは、テクニカル分析通りに、規則正しく動いている。
ICE
ドル指数
2009年10月以来最大
1.8%上昇
円
15年ぶり高値
世界経済懸念
ドル指数
大幅上昇
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16743720100811
教えを請う
オバマ大統領が、ウォーレンバフェット氏をホワイトハウスに招いて、
低空飛行で混迷し続けるアメリカ経済の脱却方法を、最近聞いたらしい。
投資王国アメリカにあって、最も成功したウォーレンバフェット氏は、皆から尊敬されている。
その会談の内容は発表されるべくもないが。
おそらく、再びバブルを形成する方法への、
教えを請うたのではないかと思われる。
求心力を喪失した政治家にとってのウルトラCが
バブル招来という基本シナリオは、落処。
緊急
ヒアリング指示
円高
約200社
経産相
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100811/mca1008111714018-n1.htm
84.82円
欧州株安
リスク回避
ドル
一時84.98円
約8カ月ぶり
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16736220100811
オーバーシュート
円上昇
昨年11月以来
1ドル84円台突入
米景気
懸念強
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aXzmMgOX2Rog
マーケットの名言
結局、最も偉大な技術とは、
自分を限定し、
他から隔離するものを言うのだ。
エッカーマン『ゲーテとの対話(上)』岩波文庫p197
円満具足
機械受注
設備投資
先行指標
船舶電力除
民需受注額
季節調整値
前月比1.6%増
7040億円
2カ月ぶり増加
予想下回
4─6月
機械受注実績
前期比0.3%増
7─9月見通
0.8%増
内閣府
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16721920100811
米国経済
不透明感
意識した
為替の動き
実体経済
影響注視
警戒感表明
世界経済情勢
企業の売り上げ
収益動向
金融環境動向
バランス良く
考える必要
日銀総裁
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100810/mca1008101751017-n1.htm
7月
輸出前年比38.1%増
輸入同22.7%増
中国貿易収支
黒字
大幅拡大
中国税関総署
不動産投資
7月前年比33%増
6月46.3%増
鈍化
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16709520100810
マーケットの名言
ある種の株には
その株が持つ、なぞの価値が最大になる瞬間があるようだ。
このなぞの中身が明らかになるにつれ、
投資家の関心は薄れてくる。
私たちの大部分にとって
投資で成功する最大の要因は夢であり、
それは今後とも変わらないだろう。
それは将来の事業の成功であったり、
美人との出会いや子供のことであったり、
正義の実現や宗教や、
まったく別の世界に関する夢かもしれない。
ウォルター・グートマン
弥勒菩薩
夏休みで、海外に出かけられる方も多いと思われる。
ぐんぐん視野を広める時期、
新しい体験を深める時節でもある。
大脳に新鮮な刺激を与えれば、
世界の見方も変化する。
世界は、あなたの大脳の中にあるのだから。
投資家目線のお勧めは、やはり身近な、熱い、熱いアジアである。
閉塞感が、そこかしこと、こぼれ落ちている日本やアメリカとは、
その雰囲気が全く異なる。
どこへ行っても、本当に熱心に仕事に打ち込んでいる方を見るのは
気持ち良いものである。
上海など、荒削りであっても、若々しいエネルギーがすさまじく、
日本へ帰ってくれば
東京の首都高速が、侘しい田舎道に見えるほど。
ヨーロッパは、その凋落、
歴史的落日の様を見てくるには良いかも知れない。
経済的に豊かな北欧諸国を別格にすれば、
廃墟という言葉が、髣髴される地ではある。
数年後にはユーロが消滅し、
そのポジショニングが大きく変わっているかもしれない。
ギリシャの株や土地は、現状からは買いたいとは思わないが。
海外においては、安全という概念が、日本とは異なるので、留意。
国際収支
速報値
経常収支
黒字額
8兆5262億円
黒字額前年同期比
47.3%増
輸出
31兆3864億円
増加幅
上半期
金額
8兆9032億円増
率
39.6%増
過去最大
日本
輸出回復
http://www.asahi.com/business/update/0809/TKY201008090178.html
外貨運用
米国債
ユーロ建債券
↓
日本国債
シフト
年間買い越し額
過去最高2005年
2557億円
7倍弱上回
中国
日本国債買い
1・7兆円
10年上期
欧米資産から避難
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100809/mca1008091551007-n1.htm
7月末
国内投資家保有
BRICs株
投信残高
3.37兆円
株高
資金流出カバー
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK043866020100809
現状判断DI
49.8
前月比2.3ポイント上昇
猛暑
政策効果
3カ月ぶり上昇
7月
景気ウォッチャー調査
2─3カ月先
先行き判断DI46.6
前月比1.7ポイント低下
9月末エコカー補助金終了
円高輸出
先行懸念
内閣府
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16694320100809
マーケットの名言
儲けられないトレーダーができないこととは。
それは、どんな悪い状況でも、自信を持って
トレード・ルールに従って
実践を積み重ねるということである。
リチャード・デニス
(解説)
マーケットとは、統計的には
8割の方の損失を、
2割の方が利益として受け取る場である。
こういう統計的事実が了解されるならば、
以下の話も納得されるであろう。
利益はどうして得られるのかと質問すれば、
初心者は目先を当てることによってと回答する方が多い。
しかし、熟練者に聞けば、違った回答になる。
それは、規則を守ることによってなのである。
初心者は、規則を守ることが嫌で苦手である。
目先の上下・増減にばかり翻弄されているから。
熟練者は、逆の感性を持っている。
規則から逸脱することが嫌なのだ。
規則から逸脱すると、
恐ろしい結果が待ち受けていることを知る者のみが
熟練者として存続できる世界でもある。
規則こそが、安定した利益を招来してくれることを
身に沁みて知っているから。
これが、マネーのゴールデンルールと言える。
見所同見
資料とは、集めている最中に、数字やその内容を確認するためでもあるし、
加えて、後日、再び見るために保存し、見出しやすいように順次整理しておけば、
投資家として好都合と想われる。
このルーティンワーク=routine work=日常手順により、
投資家の思索の根本が形成される。
当方のことを言えば、数年前に一旦、
数字データをすべて電子化、ペーパーレスにしたが、
最近また紙資料も集めだしている。
肉体で喩えるならば、紙資料は歩くことに相当し、
電子データは、高速の飛行機に乗る感覚か。
高速の移動手段がある時代にも、
やはり歩くことは大切であると想われる。
歩くことは、思索リズムに、最も合致している。
人類は、何千万年も、歩くことで思索をしてきた。
マーケットのことを考えたり、イメージを膨らませている時間は、
紙資料のほうが、抜群に安定している。
自在の書き込みやラインマーカーを引ける利便性は、やはり紙の方が高い。
点を結びつけ線にしてイマジネーションを膨らませるためである。
一日の時間配分で言えば、8割→パソコン、2割→紙資料、前後か。
ゆっくり考えること、時間をかけて計算すること、じっくりイメージすること
心から楽しむこと、心底、その醍醐味を味わうことが大切だと思っている。
パソコンも長時間見つめていると、目が疲れてくる。
そうしたら、紙資料を見る。
紙資料には、ある種のノスタルジア・郷愁のようなものもある。
紙資料の保存について。
たとえば、気に入ったインタビュー記事や、
重要マクロ・ミクロデータ、コモディティデータ
月曜日の全世界の景気指標、土曜日の週間商品市況と
定期的に掲載されている日経新聞などは、
新聞紙が一面すっぽり入るA2判ファイルにそのまま入れてしまう。
切り抜きだと、カッターや糊など面倒でもあり、
切り抜く時間など作業の時間もかかる。
記事の年月日もきちんと余白に書き込まなければ、後日使えない。
評論家やアナリストが書いた予想の類は、反面教師レベルだが。
数字による一次ローデータは貴重である。
資料収集は、それ自体が、面白くなくては、
続かないようにも想われる。
面白くて面白くてしょうがないという感覚である。
A2判ファイルだと、気に入った記事があるページを
そのまますっぽり入れておけば良いから便利である。
A2判ファイルを、出しっぱなしにしたり
自在に扱えるためには、それなりのスペースも必要。
当方は、幅2mの机を5台並べて、使っている。
つまり、幅10mの机の前で、資料収集やテクニカル分析の計算、
ルーティンワーク=routine work=基本作業をしている。
アスリートで言えばランニングのような、日々実践し、基礎力を構築してゆく
基本作業は、それ自体が楽しくなくては、というのが、当方のスタンスでもある。
つまり、後日のために、今を頑張るのではなく、
現在の作業自体が楽しい、という感覚のほうが、
イマジネーションが働くと想われる。
LCD企業
日立製作所
東芝
シャープ
サムスン電子
NY州長官
価格カルテル
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16682720100807
1週間
5円程度
円高進
為替介入
可能性
日銀
財務省
問題視
円高そのものではなく
センチメント悪化
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16680220100806
7月
雇用統計
非農業部門雇用者数
13万1000人減
予想
倍以上減少
景気回復
もたつき
FRB
米連邦準備理事会
景気下支え
国債
MBS
モーゲージ担保証券
買い入れ再開
↓
米国債
指標利回り
一段低下
↓
ドル建資産
収益
さらなる圧迫
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16680520100806
活気のない景気回復
潜在成長率
下回る
景気回復
典型的な姿
7月米非農業雇用13万人減
政府部門
押し下げ
民間7万人増
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aUdmPlmi9YAU
15年ぶり安値
迫る
ドル
85円割れ寸前
弱い米雇用統計
NY外為市場
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT875801120100806
お金持ちは
なぜ紙袋を好むのか?
エコノミー
自由席
http://president.jp.reuters.com/article/2010/08/07/E03283A6-9BBE-11DF-9ECD-46F73E99CD51.php
マーケットの名言
他の職業分野では競争が激しいけれど、
この分野ではそういうことは無い。
株式相場にかかわる者は
2000万人ほどいるようであるが、
彼らは知識を持たず
テクニカル的な間違いを犯し、
考え違いも多いので、
プロは大変仕事がやりやすい。
だから、株式相場について
きちんと勉強する者には、
競争相手はいないも同然だ。
リチャードワイコフ『スイング売買の心得』パンローリングp265
(解説)
マーケットとは、なぜ、これほど簡単なのか。
そう想われている方も多いだろう。
そのヒントが、上記の文に凝縮されている。
リチャードワイコフ氏は、世界大恐慌の1930年代に活躍したトレーダーである。
渾身
中国
経済大国
肩書きは重すぎる
疑問視
史上もっとも貧しい
世界第2位の国
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0806&f=business_0806_073.shtml
総合知性の重要性
↓
トレーダーの日々の仕事
↓
細かい経済的情況証拠の積み重ね
↓
小さな情況証拠
アリバイの有無から
犯人を特定し
次第に追い詰めてゆく
推理小説に似てる
↓
当塾で、
8月はFXも上級者レベルに突入すると言及したのは、この点。
この水準と、底練り日柄感覚、マクロ指数ならば、
円安になるのが、統計的過去データであるが、
すんなりとそうはならないのが、現状。
FXレベルアップ
CFTC
Non-Commercial
IMMポジションデータは更に重要
↓
雇用統計
弱い数字
↓
FRB
米連邦準備理事会
一段
量的緩和
取り組む
↓
可能性懸念
ドル
85円台後半
米雇用統計控え
新規失業保険申請件数
予想外増加
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16666220100805
ドル安
日銀当局者
日本景気楽観的見方
G20
20カ国地域枠組み
介入困難
日本
介入
当面予想せず
ゴールドマン・サックス
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16669920100806
鋼材市況
↓
中国鋼材市況戻始
↓
中国在庫調整終了
↓
アジア市場回復
↓
10―12月期回復
新日鉄副社長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16667120100805
CBOT
軟質赤色冬小麦
過去8営業日中
7営業日上昇
ロシア
穀物輸出停止
旱魃深刻
収穫影響
供給
逼迫
米シカゴ小麦先物
ストップ高
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16667620100805
雇用回復
超スローペース
新規失業保険週間申請件数
前週比1万9000件増
米新規
失業保険申請件数
47.9万件
予想外
増加
米労働省
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16663820100805
景気リスク配分
上下
ほぼ拮抗
輸出型製造業
円高差損
輸出数量増
カバー可能
企業収益好調
日銀
円高影響点検
追加緩和めぐり
米雇用統計注目
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16659720100805
景気敏感関連
↓
繊維
化学
鉄鋼
素材関連メーカー
収益回復顕著
繁忙フル生産状態
数量効果
採算性
急速向上
素材関連メーカー
中国向け
再び上向く気配
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16662320100805
不安定
政治情勢
↓
牽制
↓
緩やかな円高進行
口先介入
相場急変
追加緩和
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16657320100805
英バークレイズ
上期決算
1─6月決算
不良債権
大幅減少
会計上プラス効果
第2・四半期
投資銀行部門
不振相殺
予想上回る
44%増益
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16662020100805
長期ゾーン
業者ポジション調整
イールドカーブ
ベア・スティープ化圧力
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK041853320100805
中国
住宅価格60%
下落想定
ストレステスト
健全性審査
銀行に指示
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=awqTMOrL2sEs
過熱感無し
ドル80円割れ視野
介入できず
インパクト対策必須
国債
アセット
日銀
プレッシャー
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK041788120100804
マーケットの名言
失われつつある
からだ言葉の一つとして、「渾身」がある。
渾身は、「渾身の力をこめる」というときに使う言葉である。
現在、70代以上の人は、渾身という言葉を日常的に用いるが、
現在の若者の会話にはほとんど出てこない言葉である。
大学生500人に聞いたところ、
この言葉を日常語として用いる者は、
ゼロであった。
斎藤孝『身体感覚を取り戻す』NHKブックスp229-230
(解説)
渾身(こんしん)の力を込めて、
何かに取り組んだ経験があるだろうか。
あるとすれば、幸福者である。
失敗したことを考えると
渾身の力を込めて何かに取り組むことは、
格好悪い、だから斜に構えて流す。
そうすれば、万が一、失敗してもいいだろう。
こんな了見だとすれば、
物事の深いところは、
何も分からないだろう。
渾身の力を込めないことが、
格好悪いことなのである。
渾身の力を込めなければ、
人間は成長できまい。
いつまで経っても
未発達、幼稚なレベルのままなのである。
渾身という言葉を使わない、
使えないのは、
渾身の力を込めて物事に取り組むという概念が無いから。
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8月分テキストを、
それぞれ該当クラスへ、配信しました。
皆さまの更なるご成功をお祈りしています。
離見の見
50.9
前月49.7
2007年12月
リセッション
開始以来高水準
米ISM
非製造業景況指数
54.3
前月53.8
7月
予想上回る拡大
米供給管理協会
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aMxUk6eKKIvQ
回復
依然ゆっくりとしたペース
民間部門雇用者数
4万2000人増加
雇用不安
後退
7月
米ADP
オートマチック・データ・プロセッシング
民間雇用者数
前月比4.2万人増
予想上回
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16647420100804
KRW
ウォン
上昇続く
他通貨
ドル
ショートカバー
米統計控え軟調
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK875396120100804
長期金利
7年ぶり
1%割れ
世界的
デフレ懸念
国債選好
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16640320100804
国内債市場
金利低下圧力
金利水準
高い長期
超長期ゾーン
資金シフト
長期金利
一時7年ぶり
1%割れ
景気減速
米金融緩和観測
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aU_1uMpdib1k
ジャンク債
バブル気味
額面
水準近く
値上がり
今年2回目
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a2qE7waTd9Hk
トヨタ
11年3月期
業績見通し
上方修正
連結営業利益予想
前年比
2.2倍
3300億円
17.8%
上方修正
販売
9万台増
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16644520100804
あまりにすごい
↓
連日長蛇の列
↓
苦情
↓
閉店
つけめん
六厘舎
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100805-OYT1T00156.htm?from=main6
マーケットの名言
舞に、目前心後といふことあり。
目を前に見て、心を後ろに置け、となり。
目前左右までをば見れども、後ろ姿をばいまだ知らぬか。
見所より見る所の風姿は、我が離見なり。
離見の見にて見る所は、すなはち見所同心の見なり。
その時は、我が姿を見得するなり。
離見の見にて、見所同見となりて、
不及目の身所まで見智して、
五体相応の幽姿をなすべし。
世阿弥『花鏡』
(解説)
自分の目で見えるのは、前の風景ばかりだ。
これが我見。
我見では、
自分の後姿は見えない。
それを見ようとするならば、
客席から自分を見るように
自分自身を見なければならない。
それこそが、離見の見であり、
見所同見(けんじょどうけん)である。
他人目線で、自分を客観視することが離見の見。
そうすることで、はじめて、己(おのれ)の姿が分かる。
我見
↓
離見
見所とは、観客席のこと。
不及目(ふぎょうもく)とは、肉眼の届かない意。
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皆さまの更なるご成功をお祈りしています。
アンシュタルト Anstalt
今年の8月は、一流ホテルのスイートルーム、
エグゼクティブ、ロイヤルが埋まらないそうである。
ネットで驚くほど格安ダンピングされている理由は、
空室は避けたいホテル事情が背景にあるからだろう。
海のように広いバスルームを持ち、そこから、
宝石をまぶしたような首都の夜景が一望できる角部屋などが、その対象でもある。
高級ホテルにもネームバリューがあり、かつては、値下げも限度があった。
一定の価格以下ならば、空室を選択できたのが、一流の証でもあったが。
稼働率低下、デフレーション・deflation、
競争激化の今日ではそんなことも言っていられないようである。
高級ホテルの部屋オークションが当然になると、
ゲーム感覚で安いスイートルームを探す方も出てくるだろう。
そんな、異例続きの今年の夏ではある。
税控除措置終了
余波
需要低迷
市場予想反
米中古住宅成約指数
2カ月連続低下
前年比20%落下
NAR
全米不動産業者協会
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aTR1Rcae7z0Y
新興国需要
外需増加
政策効果
内需回復
太陽電池
二次電池関連
半導体
LED
発光ダイオード
環境関連製品
エコカー
投資拡大
大企業設備投資
金融危機以来3年ぶり
増加
回復幅
全産業
前年比6.8%増
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100803/mca1008031623021-n1.htm
ヘッジファンド
リスク選好度高
株式
コモディティ
高金利通貨
リスク資産価格
上昇
世界
リスクテーク
乗れない日本株
ドル建て
乏しい割安感
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16626220100803
短期筋
売仕掛
ドル円
一時85.95円
8カ月ぶり
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16623620100803
為替
あくまでマーケットが決める
過度な円高
回避
為替動向
注意深く見守る
介入にコメントせず
財務相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16624120100803
マーケットの名言
物価が持続的に下落するデフレ状態の日本で
消費税増税が議論されていることについて
正気の沙汰ではない。
消費が減るだけで、
不況を永遠に引きずることになる。
MIT経済学部レスター・サロー名誉教授
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What worry?
今朝の CNN money のリードがこれ。
何が心配なんだい?
アングロ・サクソン型資本主義の切り返しの上手さ。
7月に言及した8月乱高下の高の方が出た恰好。
耳朶に残る言葉
2007年5月24日にグリーンスパン氏が発したが言葉が、dramatic contraction
contraction(緊縮、不況)と言っているのではなく、dramatic(劇的な、ものすげぇ)という、
知的な彼にはふさわしくない形容詞を使用して、強調していた。
そのあと何が起こったかは、ご覧の通り。
つい先日の7月21日には、バーナンキ議長が、
「米経済の見通しは、異例なほど、不確かなままだ」と米上院銀行委員会で証言した。
「ものすげぇ、異例なほど」と、どちらも異例なほど、耳朶に残る言葉ではある。
減速
ISM製造業景況指数
7月55.5
低下
受注伸び
鈍化
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=ancJq9heTzFg
長期金利
7年ぶり
低水準
1.04%
米景気鈍化
追加緩和憶測
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=al_TiLyWmEUo
中国人民銀行
人民元対ドル基準値
前営業日高設定
上海外為市場
人民元
対ドル
6日続伸
1ドル6.7742元
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT875077520100802
製造業購買担当者指数
49.4
6月50.4
低下
中国
7月
HSBC製造業
PMI
1年4カ月ぶり
縮小
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=amZl1MKjESlw
マーケットの名言
生きている間に、
大恐慌に似た事象が起こるとは
思わなかった。
プリンストン大学ポール・クルーグマン教授
2008年ノーベル経済学賞受賞時のコメント
(解説)
real economy・実体経済において、
投資家の実際の役に立つ学者は少ないが、
その数少ない良識的な経済学者の一人が彼である。
2008年ノーベル経済学賞受賞時とは、
リーマンショック直後だっただけに、
このコメントは、時機にかない過ぎていていた。
経済とは、かくも知的興味を喚起する。
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至福
古典が好きな方にとり、記紀万葉を読んでいるときこそは、
人生における極上至福のひと時らしい。
同様に、投資家にとって、financial statements・財務諸表を耽読しているときは、
まさに至福のひと時である。
時の経つのを忘れるとはこのこと。
4─6月の第1・四半期決算が次々にディスクローズされているが、
現時点トータルでの営業利益増減率が前年比41.5%増と、
上振れ好決算が多く、
喜色にあふれた得意満面の経営者と社員の笑顔が浮かぶようでもある。
人生がかかっているであろう数値の集積が財務数値である。
その、汗と努力の結晶である財務数値は、徒や疎かには扱えない。
stakeholder・ステークホルダーのために、苦心され経営されているトップと、
懸命に働いていらっしゃる社員の方を想うならば、投資家冥利につきる。
心の底から熱中できるものがあるなら、人生はどれほど豊かになるか。
米経済先行懸念
FRB
米連邦準備理事会
追加緩和懸念
↓
米国債利回抑制
↓
85.95
ドル
対円
09年11月以来
安値
米GDP統計
受け
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16542920100730
貿易赤字拡大
個人消費伸び悩み
第2四半期
米GDP速報値
+2.4%
減速
輸入急増
第1・四半期
3.7%増
米商務省
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16541020100730
過去30年
平均9.5%超
日本抜かれた
中国
既に世界2位
経済大国
10年成長率
9%超に
外為管理局
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16537120100730
米経済
非常に強い
向風直面
量的緩和可能性
国債市場
強気
4カ月連続
米国債上昇
2年債利回
過去最低
米GDP反応
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aX56XKsdZJY4
マーケットの名言
ジョン・メイナード・ケインズは米上院に、
『大恐慌を治すなら、国民の半分を雇って
ケンタッキー州の陸軍基地の倉庫にある
金塊を全土に埋めろ』と助言したことがある。
彼らに時給5ドルを支払う。
次に残る半分の国民も時給5ドルで雇い、
そのゴールドを掘り起こさせる。
見つけた人は、ゴールドを自分のものにしていいなら、
家には置いておかずに全て使う。
給与の5ドルも消費に回るという理屈だ。
レスター・サロー教授:日本経済新聞2010年8月1日
(解説)
レスター・サロー教授の経済論議は、とてつもなく面白い。
経済の本質を掴んでいるゆえ、知的興味が噴出してくる。
ポールサミュエルソン教授、ポール・クルーグマン教授と、
経済学の世界には、ものすごく面白い方が多い。
物理学を知らなくても生きて行けるが、経済は誰にとっても身近。
※ 各クラス 8月分テキスト配信につきまして
テキストは、通常モードで8月上旬をメドに、
順次配信してゆきます。
皆さまの更なる着実なご成功をお祈りしています。