ホルムズ海峡
ホルムズ海峡は、ペルシャ湾からオマーン湾、アラビア海へと抜ける文字通りオイルロードです。
しかしその幅は、狭いところで33Km、水深わずか50mと浅く、霧がかかりやすい海峡です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%B5%B7%E5%B3%A1
ペルシャ湾地域で生産される原油の80%(1500万バレル/日)がここを通過します。これは世界の石油消費量の25%にもあたります。日本に輸送される石油の80%がここを通過します。
2007/1/9、ここで米原子力潜水艦ニューポート・ニューズ(高さ20m)と川崎汽船大型タンカー最上川(16万総トン、船幅60m、水深21m)が衝突しました。水深わずか50mの海峡を、高さが20mの潜水艦と水深21mのタンカーが通行してることからも、経済と政治の文字通り要衝であることが分かります。2006/3には、アハマディネジャド(イラン大統領)が、海上封鎖の可能性を宣言した場所でもあります。その折には原油価格が1バレル100ドル、あるいは200ドル突破とも言われました。ピンポイント的に重要な一点です。この狭い地の動向次第で、原油価格が乱高下されるゆえ、アキレス腱とも言われています。
そこを明日渡ります。
マーケットの名言
ムンバイやデリーで買いものをすると、店が扱っている最新のコンピュータ機器は米国の3年落ちだった。インドは過度な保護政策をとっており、最新の技術を持ち込ませないのだ。私たちは毎日、一日中、車を走らせたのだが、平均時速30マイルを出せれば良い方だった。道は舗装されていたが2車線しかなく、トラック、ラクダ、ロバ、すべてが同じ車線を走っていた。インドを横断するトラックの運転手は平均時速12マイル(約20km/h弱)ほどで走る。トラックがその4倍のスピードで国を股にかけて走っている中国とどうやって競争できるだろう。
ジム・ロジャース『世界大発見』日本経済新聞社p286
あなたができると考えるならば、あなたはどんなことでもすることができる。
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