着眼大局着手小局
16:50 9月 サービス部門購買担当者景気指数PMI改定値◎
16:55 9月 サービス部門購買担当者景気指数PMI改定値◎
17:00 9月 サービス部門購買担当者景気指数PMI改定値◎
17:30 9月 サービス部門購買担当者景気指数PMI◎
18:00 8月 小売売上高前年同月比◎
23:00 9月 ISM非製造業景況指数総合◎
23:00 9月 米労働市場情勢指数LMCI◎
都合優先の初心者は
自分中心で考えがち。
自己のポートフォリオのみに熱中しがち。
一方、達者になると、
自分のポジションとは反対の視点に身を置いて
反対のポジションの方が有利ではないかという視点から
マーケットを考える習慣が身についている。
反対意見を持つ他者の視点から
あえて自分を客観視する。
やってみると分かるがこれは実に有効なトレーニングとなる。
自分のポートフォリオはさて置いて、
自己中心の視点ではなくて
マーケットの大きな流れに合わせようとしてくる。
少しばかりの含み益や含み損など眼中には無い。
いわば、小さな自分=小我=エゴを解脱している。
小我に拘泥しすぎると
大局を見失うことを知っている。
それゆえ、新たなトレンドの発生、
盛り上がり、その収束といった
重要変曲点を掴みやすい。
流動性と波動感覚を身につけている。
トレンドに乗ることが
何よりも大切なことを経験上熟知している。
自己中心的になりやすいが
自分の都合を優先させないとは
トレーディングに於けるコツでもある。
Weak Jobs Means Weak Dollar
非農業部門雇用者数増加幅14万2000
予想20万1000下回
↓
世界景気懸念
↓
米金融当局利上開始時期
一段先送
↓
円ユーロ逃避先通貨上昇
ドル下落
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVMTMB6K50XU01.html
マーケットの名言
私は、リチャード・ドンチャンが発行したレポートを読んだ。
それは、純粋に機械的なトレンドフォローシステムならば
マーケットで勝てると示唆していた。
私は、あり得ないと思った。
それで、私は、コンピュータプログラムを書いて、その説を確かめた。
驚いたことに、彼の説は本当だと確認できた。
Michael W. Covel
Trend Following Updated Edition
Learn to Make Millions in Up or Down Markets Paperback – February 25, 2009
マイケルコベル『規律とトレンドフォロー売買法』
ウィザードブックシリーズ2010/9/10 パンローリングp118
(解説)
あり得ない、驚いたことに
という数学者の直感とは異なる優位性が
トレーディングの妙味。
トレーディング手法を大々的に発表しても
ほとんどそれには従わないのが大衆反応。
そんな手法で勝てるなんてあり得ないだろうと。
このくだりは、トレーダーにならなければ優れた学者になっていたであろう
エド・スィコーターの話の引用である。
窮屈な学究生活が性に合わなかったらしい。
トレンドフォローの父であるリチャード・ドンチャン。
ドンチャンルールは人口に膾炙している。
そのトレンドフォローの規律は次の通り。
1:直近 40タームの高値を、逆指値で買い、
直近 20タームの安値で、逆指値の手仕舞い。
2:直近 40タームの安値を、逆指値で売り、
直近 20タームの高値で、逆指値の手仕舞い。
webで調べれば、バックテスト(検証)結果も出ている
※機械的であることと逆指値はトレーディングの妙味
しかもこの二つは
あり得ないと大半の直感に反する
優れた着眼点のメリットだけ
抽出して活かせば利点もある。
歴史的時代背景を考えれば斬新であるし
根本的なその発想力は素晴らしい。
他者のトレード手法は、
このような使い方をすれば、活殺自在となる。
着眼点は直感に反するトレード手法でも
検証してみると機能していたということ。
トレードにおいては、このように
一見してあり得ない、直感的には機能しまい
駄目だろうと思われるシステムが
意に反して、もの凄く機能する例がある。
エド・スィコーターの偉いところは、
ダメと思われる直感に反することも
あえて検証してみるその姿勢。
人は、粘り強く計算し続けるよりも
何となく直感が好きである。
だから、たいていは未熟のままだ。
直感のまま行動して、それが結実するならば
利益を獲得できる方が多数派であり、
損失を抱える方は少数派に違いない。
しかし、マーケットの現実は、この逆である。
つまり、利益を獲得できるのは少数派であり、
損失を抱えるのは多数派。
ここに、統計的秘術がある。
つまり、トレードの勝率はすでに予測計算済みなのである。
この事実に気づいている方は、強い。
参入する以上知らなければならない
統計的事実というものがある。
トレードにおいて、確実に勝てるシステムは
既に確立されている。
ただ、それがあり得ないほど直感に反するから
多数派は採用しようとしない。
そんなこと、あり得ない
としか直感しない。
多数派である彼らは
自らの直感に忠実に行動し、
貴重な資金をマーケットに提供して
どこへともなく去ってゆく。
秩序正しいマーケットは、正しい態度で臨めば
限りなく暖かい場である。
規則正しい暖かさを心底堪能すれば
深く感謝をするようになる。
更には、愛着を持つようにもなる。
その正しい態度をしっかり身につけることが
投資家の仕事ではある。
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