上海
上海に旅行した。ジム・ロジャーズも言うように、ここに最高の資本主義を見た。未来のサービスを経験した。ホテルでノートパソコンを利用しようとして、コンセントのアダプタをフロントに頼んだ。中国ではコンセントの差込形状が日本とは異なるのだ。フロントに電話すると「はい。一分以内に、貴兄のお部屋へ確実にお持ちします」と返答があり、息を切らせてボーイがアダプタを持ってきてくれた。翌朝「髭剃りを」というと朝の忙しい時間にも関わらず「三分以内に確実にお持ちします」との回答があり、やはりニコニコしたボーイが持ってきてくれた。ジム・ロジャースは、レストランで食事をしていて、ちょっと顔を上げると、ウエイトレスが小走りなどではなく、「全力疾走で来た」と描写している。この表現は大げさではない。サービスにかける情熱が感じられるのである。何事であれ、懸命に働く国が、その世紀のリーダーとなってゆく。帰りの上海浦東国際空港までの8車線道路が、ラッシュアワーではないにも関わらず渋滞していたのは、偶然ではあるまい。
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