正しい評価
パソコンメーカーのパラダイムシフト
当方は10年以上前から、あるメーカーのパソコンばかりを主に使っている。12年ほど前にはそのメーカーの国内販売シェアは下位であった。しかし、当方は、その創業経営者の思考方法に共鳴したのと、他のメーカーのパソコンとは次元が異なる魅力を感じたので、購入を開始した。その内の一台のノートパソコンのDVDドライブモーターが不調となったので、昨日、久しぶりにサポートセンターへ電話した。驚いたのは、その懇切丁寧な対応ぶりである。この世にこれほど懇切丁寧なサービス業はないであろうと思えるほどの、手厚い持て成しであった。電話越しに幾つかのチェックをして、交換部品を翌日には全て無料で送付してくれる運びとなった。この対応を経験して、パソコンメーカーは、かつてのハード屋から、情報サービス業に大きく転換していることを感じた。ハード屋→サービス業へと新しいパラダイムにシフトしつつある。サービスは人間性あふれる文化そのものである。諸外国を旅すると、真っ先に感じるのがこのサービス感覚の温度差だ。20世紀初頭のIBMがその斬新なサービスで頭角を現したように、時代の転換点はこのサービスの質と深みであるケースが多い。微妙な心の綾は、社会の底流を動かす大きな力を有する。現在そのメーカーは、国内トップクラスに成長しているのも頷ける。
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:15430 高値:15680 安値:15360 終値:15650
出来高増の陽線。窓は埋められず、高値も階差S構成点に抑えられた。DMIの方向性指数ADXも大きく下向きになっており、方向感喪失を示唆。しかし、エイペクスを達成したので、近日中には大きく動くと思われる。今注目しているのが、11/29がBreakawayGapか、否(トラップ)かということ。直近のその例は9/19にある。これはBreakawayGapであり、上昇トレンドが継続している限り埋められなかった。現在の先物日足はメリルのパターンからはW1。メリルのテクニカルパターンは『ボリンジャーバンド入門』p353参照。
(寄り付き前)本日のポイントは二つ。窓埋めラインの15290(11/28高値)と、本日終了する17日タームの起点15230(11/12始値)。特に、本日終値が、15230を下回るか否かが重要。オシレーター系指標はきっちり効いている。
マーケットの名言
人々を革新的にさせ、動機付けるためには、彼らの人間的欲求を考慮しなければならない。正しく評価されていると感じれば、何事につけても人間はずっとオープンでいられる。それは、自らをいつも防御しなければならない場合とは対照的であり、気分も良いものである。
アンドレアス・リース フォナックCEO
(解説)人を正しく評価することは、実に大切なことであると思う。人間関係の不和は、正しく評価されていないと感じる処から発生しがち。人を見つめ続けた創業経営者らしい言葉。フォナック社はスイスに本拠をおく世界的な補聴器メーカーであり、アンドレアス・リース氏はその創業者。
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