歴史的低金利
日経225先物テクニカル分析
(大引け)始値:13730 高値:13780 安値:13280 終値:13300
出来高急増-430長大陰線は数日来の予測計算通りの急落。ディストリビューション揉み合いの後、25日線を下回ったため、直近数日の上げがトラップである可能性が増して来た。あと一本本日並みの長大陰線が出現すると、下落波動の証明であり、年安更新も射程に入る。ノーマル・ストキャスティクス%Dはまだ65%であり、あと一段の下落余地がある。本日終値は第二サポートライン上。レジスタンスライン(エイペクス13930)はきっちり効いて、サポートライン(寄り前25日線13385)は効かない(簡単に下ブレイク)という日足チャートの動きは、どこかで見た光景。不明な方は昨年7月からの過去ログを見て下さい。
売り仕掛け
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK009015020080220?rpc=144
信用収縮懸念再燃
これが本日急落のファンダメンタルズ的原因。テクニカル的には数日前から予測計算出来ていた。
http://www.kabushiki.co.jp/single/kshp041-02.jspx?id=00011835301BAF3FDA3125F2DA60DC3F
(寄り付き前)NYDOWはほぼ予測計算通りの推移。日経先物も、25日線13385をサポートできるかが本日からのポイント。上昇波動に復帰したとなると、このラインで下げ止まるはず。逆に、このラインを下ブレイクすると、直近の上昇が逆押しもしくはトラップ(だまし)となる。ボラティリティが収束気味なので、近日中には大きく動く。CRB指数が395と上昇、原油価格が100ドル台と注意。商品高・低金利と来れば方向性は自ずと決まるだろう。
マーケットの名言
過去300年以上に渡って金融市場で起こった熱狂の全てが証明しているように、歴史的な低金利は需要を創出できないこと、経済の生産性の低下と価格・賃金の低下に続いてマネー・サプライの減少と実質貨幣ストックの減少が生じること、債券相場の騰貴に直面したときに金融株が強含みであるのに対して株式市場が弱含みであること、理性というよりは貪欲さにかれた一般大衆の市場参加を含めて、株式市場の将来に関して歴史的に見ても大きくかつ構造的な楽観論が存在すること、これらは全て株式市場の長期的なピークを示している。
チャールズ・カークパトリック『スペシャルレポート』1992/9月号
コメント
IP:
ありがとうございます。今日の様な日は二重の意味で嬉しいですね。
コメントの投稿
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
https://dai25.jp/tb.php/487-afb2fcd7
IP:
昨夜のダウ上昇の推移が原油100ドル乗せのおかげで、引けには先週末より安値となり、目先の悪材料が出にくいという中でこれは仕掛け筋の妙案なのか?と感心しています。
深澤様のこれまでの読みと、昨日のダイバージェンスと騰落レシオのご指摘が、見事に本日の動きに出ていますね。まったく脱帽です。
チャートの日足がここ3日のように、あるいは2/6から2/13までのようにほぼ横並びならば両建ては面白いと思いますが、その前に既に動いてしまったので、しばらくはお預けにしてこの方法をもっと研究したいと思います。「両建て両損」という言葉もありますし、うまく使いこなせないと危ないと思いますので。