至福
古典が好きな方にとり、記紀万葉を読んでいるときこそは、
人生における極上至福のひと時らしい。
同様に、投資家にとって、financial statements・財務諸表を耽読しているときは、
まさに至福のひと時である。
時の経つのを忘れるとはこのこと。
4─6月の第1・四半期決算が次々にディスクローズされているが、
現時点トータルでの営業利益増減率が前年比41.5%増と、
上振れ好決算が多く、
喜色にあふれた得意満面の経営者と社員の笑顔が浮かぶようでもある。
人生がかかっているであろう数値の集積が財務数値である。
その、汗と努力の結晶である財務数値は、徒や疎かには扱えない。
stakeholder・ステークホルダーのために、苦心され経営されているトップと、
懸命に働いていらっしゃる社員の方を想うならば、投資家冥利につきる。
心の底から熱中できるものがあるなら、人生はどれほど豊かになるか。
米経済先行懸念
FRB
米連邦準備理事会
追加緩和懸念
↓
米国債利回抑制
↓
85.95
ドル
対円
09年11月以来
安値
米GDP統計
受け
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16542920100730
貿易赤字拡大
個人消費伸び悩み
第2四半期
米GDP速報値
+2.4%
減速
輸入急増
第1・四半期
3.7%増
米商務省
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16541020100730
過去30年
平均9.5%超
日本抜かれた
中国
既に世界2位
経済大国
10年成長率
9%超に
外為管理局
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-16537120100730
米経済
非常に強い
向風直面
量的緩和可能性
国債市場
強気
4カ月連続
米国債上昇
2年債利回
過去最低
米GDP反応
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aX56XKsdZJY4
マーケットの名言
ジョン・メイナード・ケインズは米上院に、
『大恐慌を治すなら、国民の半分を雇って
ケンタッキー州の陸軍基地の倉庫にある
金塊を全土に埋めろ』と助言したことがある。
彼らに時給5ドルを支払う。
次に残る半分の国民も時給5ドルで雇い、
そのゴールドを掘り起こさせる。
見つけた人は、ゴールドを自分のものにしていいなら、
家には置いておかずに全て使う。
給与の5ドルも消費に回るという理屈だ。
レスター・サロー教授:日本経済新聞2010年8月1日
(解説)
レスター・サロー教授の経済論議は、とてつもなく面白い。
経済の本質を掴んでいるゆえ、知的興味が噴出してくる。
ポールサミュエルソン教授、ポール・クルーグマン教授と、
経済学の世界には、ものすごく面白い方が多い。
物理学を知らなくても生きて行けるが、経済は誰にとっても身近。
※ 各クラス 8月分テキスト配信につきまして
テキストは、通常モードで8月上旬をメドに、
順次配信してゆきます。
皆さまの更なる着実なご成功をお祈りしています。