ディストリビューション突入
(大引け)
始値:13090 高値:13090 安値:12720 終値:12760
直近エイペクスの下放れ、出来高微減ボラ拡大-370、陰の寄り付き坊主は、ほぼ予測計算通りの急落。これがディストリビューション。日足遅行スパンが雲下。辛うじて月足先行スパン12590で支えられた。
トヨタ年安更新
世界に誇るナンバーワン自動車メーカー トヨタ自動車(7203)が年安更新4630まで値を沈める。8350(2007/2/28高値)からは約45%の下落。四季報プロ500でも安値予測4800となっているから、アナリストの想定外となりつつある。
新興の下落幅が凄まじい。
マザーズ指数は、2800(2006/1/31高値)から490(2008/7/15安値)と、83%の暴落、高値の何と17.5%程度しか値が無い。
ヘラクレス指数は、3326(2006/4/28高値)から808(2008/7/15安値)と、76%の暴落、高値の何と24%程度しか値が無い。
JASDAQ指数は、142(2006/1/31高値)から58(2008/7/15安値)と、60%の暴落、高値の40%程度しか値が無い。
株価が元値の20%前後になってしまうとは、もはや詐欺のレベルだろう。買い向かっている投資家にとっては、正に、真夏の夜の悪夢。
底が無い様に売り続けるとは、このこと。
(寄り付き前)
NYDOW -45.35(-0.41%)の 11055.19、Nasdaq -26.21(-1.17%)の 2212.87と予測計算通りの展開。Globex と寄り直後こそは、GSE(政府関連住宅機関)のファニーメイ、フレディマックの 政府支援策を好感して数値は良かったが。政府支援策、FRB(連邦準備制度理事会)金利政策共に、マーケットは数時間しか反応しなくなっているのは、かねてからの指摘通り。テクニカル分析上は全て捨象(無視、neglect)しているが。
本日の日経先物は、アキュムレーションとのアナリスト分析もあるが、本ブログの予測計算によると全く逆のディストリビューション突入となる。直近6日で小エイぺクスを作っているので、大きく動くだろう。月足先行スパン12590がサポートライン。
コメント
鋭い!
底割れでしょうか
深澤様の予測計算どおり、大きく動きましたね。戻り上昇分のフィボナッチ比率61.8%押しがサポートされず、225の先物も現物も終値で割り込んで引けたことで、更なる安値を目指すだろうと私には思われます。12800円までで反騰すれば昨年11月のような相場展開も考えられたと思いますが、おそらくは昨夏以来の暴落局面同様に日足で-2σを一時的に割り込むような出来高を伴う長陰線での急落がない限り、6/7から?始まった中期下落トレンドからの転換ができなくなったのではないでしょうか?
今後は、「週足のTP移動平均-2σ」や1月安値の12130円あたりが視野に入ると思いますし、本日のあっさりとした底割れ?からは3/17の年安を更新する可能性さえも感じられます。
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昨日までの下降三角形から下落方向へ抜け出すのが順当(そこが一般的に言う売りの急所? 既に仕込んであるのがテクニシャン?)と思っていましたが、それまでに貯めたエネルギーがどのように噴出していくのか興味があります。これからの一ヶ月の大きなポイントになる気がしています。
前場は3/17-6/6のトレンドの上昇幅に対するフィボナッチ61.8%押し付近でサポートされているようにも見えますが、はたしてこれで一旦は大きく切り返す(アキュムレーション派の見方?)のか、それとも下へ打ち破る(ディストリビューションとすればこちらですね?)のか、なかなかの見所と思います。
ファンダ的にはついに米国の大手の証券や投資銀行、自動車、保険などの中に破綻の可能性が高まっている会社がいくつかあってかなり厳しいようですが、金融機関の場合はベアスタ型救済の可能性もあり、一方では米国の預金保険機構があと数行の倒産でパンクしそうな勢いも感じられ、この危機的状態は日米株価のテクニカル分析とよく符合しているようにも見えます。