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知育研究  明知念想  明窓浄机  悠々成功  明鏡止水  富裕福17

非線形 非推移的数論こそ王の中の王 史上最高哲学 41813693581217

塙保己一

私の塾では様々な学徒が学んでいます。工学博士号を取得後、大企業に勤めているが、工学と法律の関連に興味を抱き、現在司法試験の勉強をしている学徒もいます。昨日、一人の学徒が入塾しました。彼は視覚障碍者であるとメールで自己紹介してきました。どうやって、メールを書いたり、サイトを検索できるのですかと尋ねたところ、読み上げソフトをインストールし、それがパソコン画面を読み上げることにより、情報を得ているとのことでした。音声のみでパソコンを自在に操れる工学技術の素晴らしさ、視覚があることへの感謝等々、様々な感情が噴出しました。才能あるものこそが、試練を与えられると思います。彼には、天才国学者である塙保己一(はなわほきいち)の様に立派に成長して頂きたいと切に思っています。塙保己一の記憶力は凄まじく、一度聞いた書物は全部覚えてしまったと言われています。その手による『群書類従』は今日でも国文学と日本史研究には不可欠です。

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16320 高値:16600 安値:16270 終値:16600

出来高微増の陽の大引坊主。第一レジスタンスラインを上ブレイクし、8/20に計算したエイペクス16775に近づいた。しかし、RSI2は7/10の高値を超えられず、ダイバージェンス。株価も8/15高値16650を超えられず、8/17急落後から10日と経過するが、その端緒に届かず。ノーマル・ストキャスティクスは100%となり、ほぼ天井。エイペクスから計算するとあと200円あまりの上昇余地はあるが、目先達成感も強い。9/3月曜日にもペナントが完成するだろう。グランビルの法則からは売り2の位置であり本日終値16600は絶好の売りポイント。本日の急伸は、8/15と8/16に作った窓もあることから、16400-16550が出来高真空地帯となっていたため。この部分は簡単に動きやすい価格帯でもあった。ここから上は価格帯別出来高が増加するので上値は重くならざるを得ないが、下へは簡単に動ける位置となる。更に週足で見ると、出来高が減りつつ上昇している。これは騰勢力が弱い証拠でもある。

(寄り付き前)

本日の着眼点:CME16235(大証比+35)、NYDOW13238.73 -50.56 (-0.38%) となり、テクニカル分析通りのコンティニュエーションパターン継続。本日の日経先物は、目先エイペクスがどこに落ち着くかであろう。サポートラインは転換線16115、移動平均9日16104が重要。日足RSI2が短期で77%と急伸しており、これは買われすぎを示唆。加えて、7/10の高値80.59%を超えられなければFailure swingsが起こりやすいパターンとなっている。7/5からの3090円の暴落はこのFailure swingsと説明することもできる。Failure swingsはRSIが70以上時、直前の山(高値)を更新できないときに発生する。近日中にRSI2の77%(8/30)を超えられなければ、精度は高い指標である。さて、本日で8月は終了し、いよいよ9月に突入する。日経平均過去データ累積からは、9月は年間で最も収益率の悪い月である。9月の月次収益率は12ヶ月で唯一マイナス。

マーケットの名言

自分自身を信じることだ。この鉄弦の響きがあってこそ万人の胸は打ちおののくのだ。摂理の与えてくれた地位と、同じ時に生を受けた人々との交わりと、関係する事件の縁を心から受け容れることだ。一個の人間になろうと思う人は、世間に迎合しない人にならなければならない。結局、自分自身の精神の完全さ以外に神聖なものはない。自分自身にとって自らを清浄潔白なものとすることである。

エマソン選集『自己信頼』日本教文社p45

白駒の隙

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16270 高値:16280 安値:16090 終値:16200

出来高微減の下影コマ陰線。アイランドリバーサルは打ち消したが、二節17日移動平均16316とレジスタンスラインに上値を抑えられた。日足レベルではペナントが出来ているが、エイペクス(頂点)は本日時点で16200となっている。8/20の時点では、このエイペクスをあと500円ほど上の16775になると予測計算している。ドル円も日米株式もレジスタンスラインに沿った動き。テクニカル分析に忠実。大型株は頭打ちだが、新興優良企業には資金が戻ってきた。

地価の天井 http://bizplus.nikkei.co.jp/keiki/body.cfm?i=20070828kk000kk

中国が日本抜く時価総額 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070829it15.htm

(寄り付き前)

本日の着眼点:レジスタンスラインが16300処まで下がって来ている。これを出来高増の陽線で上ブレイクできるか、否かがポイント。NYDOW13289.29 +247.44 (+1.90%) だが、前日280下落しているので、結果としてレジスタンスラインに跳ね返されていることになり、短期トレンドが変化した訳ではない。個人的には上げ止まった位置から、再び売り上がり。

マーケットの名言

今世学問をする者己の年少を恃(たの)み、何事も他日と推延ぶる者あり、殊(わけ)て知らず、

人生一生の間、白駒の隙を過ぐるがごとし、仮令(たとえ)百年の命を全くするとも、誠に暫時(ざんじ)の間なり。

吉田松陰『講孟箚記』安政三年五月十四日

(解説)白駒(はっく)の隙(げき)を過ぐるがごとしとは、荘子の言葉。白い馬が壁の隙間を過ぎるくらいの一瞬の間。人生の時間は、そのように素早く一瞬にして過ぎてしまう。たとえ百年生きたとしても、本当に僅かの間でしかない。年少であるとの口実で、実行を延期する者がいると松陰は諭す。夭逝した逸材の言ゆえに尚更重い。

前後際断

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:15850 高値:16060 安値:15830 終値:16050

出来高増の陽線。終値は移動平均9日線を上回るが、上に空いた窓は埋められず、アイランドリバーサル状況。ノーマル・ストキャスティクス%Kは31%となり、今一段の下落示唆。このような時には優良個別銘柄に資金が集中し面白い。個人的には、昨日までの先物売一貫玉→利益確定。

NYDOWは重要なサポートラインが13000に迫ってきている。ここを割れば、月足サポートラインが12200処となるので、そこまでの下落が直近は想定される。

(寄り付き前)

本日の着眼点:これがウェッジ・フォーメーションの「ガタリ」とした急落。NYDOW13041.85-280.28 (-2.10%)、 CME15850(大証比-420)は理論計算通りの急落であり、日柄もほぼピタリ。本日は下窓15960(8/22高値)を埋めた後のマーケットの反応に注目。跳ね返すエネルギーがあるかどうか。

マーケットの名言

前後際断(ぜんごさいだん):精神を過去に止めず将来に遣らず、全勢力をあげて現前の境地に対すること。(維摩法)

諸橋轍次『大漢和辞典巻2』p276

多様性

伸びる人間は心に余裕がある。

マーケットも、この広い世界のホンの一部に過ぎません。これが生活の中心になってしまえば、心が囚われ続け、心理的奴隷となって終わるかも知れません。もっともっと広い世界がある。そんな風に余裕を持ってマーケットと付き合える人間になりたいものです。「数年間マーケットなど開かれなくとも私の企業への見方は変わらない」と言ったのはウォーレン・バフェット氏です。不思議なことに、海外旅行などでマーケットから離れている時に、その本質が分かるものです。日々の株価に一喜一憂しだしたら、マーケットの奴隷となっている危うい兆候だと思います。

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16210 高値:16360 安値:16190 終値:16270

出来高微増上影コマ陽線。日足スロー・ストキャスティクスは天井圏示唆。

(寄り付き前)

本日の着眼点:CME16250となり、計算通りのNYDOW失速。NYDOWもレジスタンスラインで跳ね返された。日経先物の下の窓は15960となる。8/17急落のため効かなくなっていたオシレーター系指標が、昨日あたりから再び機能し始めている。現在は何が機能しているかの見極めが、テクニカル分析上は重要。

マーケットの名言

ヨーロッパの一群の諸国民を、人類の停滞した部分ではなく、進歩する部分にしたのは、なんであろうか。彼らに卓越した優秀さがあるからではない。優秀さがもしあるとしても、それは原因としてではなく、結果として存在するものである。彼らの性格と教養の驚くべき多様性こそが、その原因である。個人、階級、国民は、互いに全然似ていなかった。彼らは、実に多種多様な道を開拓した。それはどれも何か価値あるものへ通じていた。

ジョン・ステュアート・ミル『自由論』世界の名著・中央公論社p298

レジスタンス

米サブプライム問題拡大・仏企業

http://jp.reuters.com/article/globalEquities/idJPnJS801789920070827

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16500 高値:16520 安値:16260 終値:16310

出来高減の直近2日をカブセた陰線。レジスタンスラインの16500に見事に跳ね返された。NYDOWも極めて危うい上昇であり、いつ「ガタリ」と来ても不思議ではない。それがウェッジフォーメーション。

(寄り付き前)

本日の着眼点:急落時に造形されたレジスタンスライン(7/20高値→8/9高値を結ぶ)が16500まで降りてきている。本日は出来高を伴ってこのラインを大きく上ブレイクできるエネルギーがあるか否かであろう。NYDOWも日経先物も上昇ウェッジ継続中であり、エイペクス16775前後が戻り高値の上限と計算される。ガタリとした急落が煮詰まりつつある現状の逆押しである。個人的には先物売り一貫継続。

学恩

灼熱の真夏の太陽は、また旧懐の情を激しく炙り出す。

個人的な懐古になるが、優れた教師と学友に出会え、極めて恵まれていた私であったと、つくづく思う。何故あれほどの深い親切と、一途な愛情に満ちた熱心な指導をしてもらえたのか、今となれば不思議なくらいである。圧倒的な学恩が、正にある。

長じて教師となったが、時折とてつもない学徒と出会うこともある。その知性の輝きに接することは、心肝に徹する。優秀な学徒に出会うことがどれほどの喜びとなるのか、想像もつかないほどの感動でもある。そのとてつもなき知性は、人類文化史を変えるのではないかと今でも信じている。

マーケットの洞察力

一週間前の週刊東洋経済(2007/8/25)になるが、野口悠紀雄氏が「市場はなぜか正しい答えを知っている」との面白い小論を載せている。1986/1/28のスペースシャトルチャレンジャー事故時のマーケットの反応だ。

1:ロックウェル・インターナショナル(現ロックウェル・コリンズ)=シャトル本体とメインエンジン製作

2:マーチン・マリエッタ(現ロッキード・マーチン)=外部燃料タンク製作

3:モートン・サイオコール=固体燃料ブースター

4:ロッキード=地上支援

チャレンジャーの打上げから73秒後の爆発炎上はリアルタイムでTV中継されたので、マーケットは即座に反応しはじめ、上記のスペースシャトル関連銘柄4社の株価が急落し始める。ここまではよくあるパターンだ。しかしこのあと驚くべきことが起こる。20分もするとモートン社を除く3社は下げ止まったが、モートン社だけは急落を継続し取引停止となったのだ。その5ヶ月後に出された事故調査委員会は、事故の原因をブースターの継ぎ目のOリングと結論づけた。ブースターを担当していたのは、そのモートン社である。つまりMrマーケットは、事故直後わずか20分の間に、遥か上空での空中爆発事故の原因を洞察してしまったのだ。事故調査委員会が5ヶ月かかってやっと結論づけたその責任所在を、瞬時に識別してしまったという訳である。

野口氏の論題をもう一度思い出して頂くと「市場はなぜか正しい答えを知っている」となる。「なぜ」とマーケットを分析してかかるのは、典型的なファンダメンタル的手法である。しかし、テクニシャンはこのような発想は少なくともザラ場中は全くしない。マーケットが動く理由には関心がないのだ。真のテクニシャンは、マーケットが「どのように動いているか」に集中しているものである。

ファンダメンタルズの良好な日本株が、2007/8/17のように「なぜ」急落するのか、その経済的理由に気をとられていると、真夏の夜の悪夢になりかねない。

マーケットの名言

人の学問が文字に偏してしまってから、日本などでは殊に新しい文化の中央集権が甚だしい。政治や行政の統一に比べて、此れは一層其必要のないことで、又弊害の大きいものである。

『定本柳田國男集第29巻』筑摩書房p87

文字

マーケットの名言

つくづく世界は広いと感じる。私は26歳で、米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学に留学してから今日まで、世界のあちこちで、おおげさではなく思わず寒気さえ覚えたほどの天才を何人か、この目にした。

広中平祐『生きること学ぶこと』集英社文庫p21

不可能という文字は愚か者の辞書にしか存在しない。

ナポレオン

稚心を去る

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16300 高値:16330 安値:16180 終値:16240

出来高減のコマ陰線。騰勢もエネルギーも無い。ウェッジ継続パターン。

個人的には、先物持越売玉→利益確定。

(寄り付き前)

本日の着眼点:NYDOW、NK共に上昇ウェッジパターン継続。エネルギーをためている状況。本日NKは、8/20に計算したもうひとつ上のエイペクス16775を目指す騰勢があるかであろう。

マーケットの名言

稚心とは、おさな心、すなわち子供じみた心のことである。どんなものでも、稚と言われる間は完成に至ることができない。13,4歳に成長しみずから学問に志す年齢になって、この心がほんの少しでも残っていたら、何をしても決して上達せず、将来天下第一等の大人物となることはできない。

橋本左内『啓発録』講談社学術文庫p22-3

戻り天井

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16260 高値:16380 安値:16220 終値:16360

出来高微増のコマ陽線。定型的な下げ三法とはならず、上昇ウェッジ継続のエイペクス16255を超えたため、目先達成と思われる。

(寄り付き前)

本日の着眼点:NYDOWも上昇ウェッジ通りの動き。本日の日経先物は先に指摘した16240(8/16高値)を超えられるかであろう。エイペクスは16255ともなっている。

マーケットの名言

松蔭吉田寅次郎は藩の行政者でもなく、藩主の相談役でもなく、ないどころか、松下村塾の当時のかれは27、8の書生にすぎず、しかも藩の罪人であり、その体は実家において禁錮されており、外出の自由すらなかった。この顔のながい、薄あばたのある若者のどういうところがそれほどの影響を藩と藩世間にあたえるにいたったか、それをおもうと、こういう若者が地上に存在したということじたいが、ほとんど奇蹟に類するふしぎさというよりほかない。

司馬遼太郎『世に棲む日々』文春文庫p11

三手読み

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:15870 高値:15960 安値:15780 終値:15910

出来高減のコマ陽線。昨日指摘した上昇ウェッジ通りの動き。

個人的には先物売り一貫。

(寄り付き前)

本日の着眼点:16240(8/16高値)を数日中に上抜けられるかに注目。上抜けできなければ、下げ三法となろう。新規波動へのエネルギーをためている状態。CME15810(大証比-60)。WTIOILは69.47に続落。ドル円114.29。

マーケットの名言

初心者向けの囲碁の本を見ると「三手の読み」の大切さが強調されている。囲碁は二人で交代に黒石と白石を盤上に置いて陣地を囲いあうゲームだが、ここで三手というのは、自分のこれから打つ手、それに対して相手の打つ手、それに対して自分がどうするかの三つの着手を指す。交互に石を置くゲームだから、相手の反応を予想してその先の自分の行動を決めておくのは、しごく自然な発想のはずだが、これが結構難しい。初心者の場合、自分の都合はしっかり意識しているが、相手がどういう選択肢をとりうるかということをすっかり忘れてしまい、理由もなく相手の着手を自分の都合で勝手に決め付けてしまうので、相手の着手が自分の読みから外れて大いに驚くことになる。

梶井厚志『戦略的思考の技術』中公新書p14

エイペクス

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:15770 高値:16110 安値:15740 終値:15870

出来高微減の上影コマ陽線。寄り前に指摘した通り、ウェッジを作りつつある動きであり、上昇した所で、売る戦略が奏功。先物日足は下げ三法の類似形と見ることもできる。下げ三法通りなら、明日も一旦上昇するが、それが戻り天井となり、その翌日からまた急落となる。

(寄り付き前)

本日の着眼点:CME15800(大証比+70)、NYDOWは13121.35 +42.27 (+0.32%) だが一時12982.75 と節目の13000を再び割れた。NYDOWは再び上昇ウェッジを形成しつつある。これは本来のトレンドとは逆方向へエイペクスを作る動きであり、数日後は突如崩れる。日経225先物も、新波動の予兆はまだほとんど出現していないが、このパターンになりつつあると現時点では推察される。ウェッジは何度か言及しているので、確かめたい方は右の小窓から「ウェッジ」と検索されると、検出される。

マーケットの名言

一つ一つの事象や、短期間での一連の事象においては、どんなに不思議と思われることが起こりえたとしても、充分に大きな回数行われる事象においては、より理論上正確な予想値に収束してゆく。(大数の法則)

谷岡一郎『ツキの法則』PHP新書p96

持続力

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:15790 高値:15960 安値:15710 終値:15730

出来高減の陰の陰ハラミとなる。前日長大陰線であるからこの直近2日だけを見れば底打ちシグナル。しかし、26週移動平均は下向きであり、下向き26日線と200日線のDCのため、その底打ちサインを打ち消している。

個人的には先物売り一貫、個別空売り玉→利益確定。

(寄り付き前)

本日の着眼点:CME15835(大証比+535)であるから、高寄り後の反発持続力がどの程度あるかに注目。週足スローストキャスティクスも、バブル後最安値7600(2003/4/28)以降の最安値圏8.33%、週足RSIも同じく14.58%にある。しかしコンバージェンスはまだ起きていない。週足で終値が明確に雲下であるのは、バブル後最安値7600円をつけた時以来。週足2006/4/7から2006/6/16の下落率は、概算20%であり、今回2007/7/6からのそれは概算17%であるから、下落余地はまだある。下落途上の逆押し(一時的上昇)なのか、底打ち後の上昇なのかの見極めが大切。その見極めのためには、今週から来週にかけ、トライアングル、ペナント、フラッグ、エイペクスの何れかを、日足レベルで形成できるかが判断材料となる。8/21火曜日が、7/5(年高値18320)から33日目に該当し、一期一節の下落波動終了。8/22水曜日から33日タームの新波動。

8/19時点での重要なエイペクスは16775となる。18320(7/5)+15230(8/17)/2=16775

短期間にこのプライスに収束するならば、更なる下落トレンドとなる確率が高い。52週移動平均17050がレジスタンスラインとして機能するかは、今週と来週の注目。今回の下げの起点である7/13(高値18300)から本日で一期26日目。この一期を急激な下落ばかりで取ることは、一時的には上昇しても、半年レベル以上の中期タームでは後々効いてくるケースが多い。日経平均過去データからは1991/10/30(25254)から12/11(21123)の29日間で17%と今回とほぼ同程度の急落をしている。その後1992/1/7には23901と戻すが、1992/8/19には14194まで暴落している。

出来高

日経225先物テクニカル分析

今週の着眼点は、8/17並の出来高になりつつ長大陽線もしくは下影の長い日足が連発されるかである。出来高が急増しつつ、このような日足となるならば、計算通り14760~15000前後で底打ちとなる可能性が高い。この二つの条件は両立する必要があり、必要充分条件である。そうでなければ、一時的な上昇(ダマシ)となり再び下落波動継続となる。

今週週足の過去累積データは、先週よりも悪い(今年は捨象)。先週は、8・9・10月でも過去数値としては上昇率の最も高い週であった。9月月足は直近10年で2勝8敗であり、過去データ上は年間下落率が一番高い月となる。

竹中平蔵前総務相が「銀行が巻き込まれていないから底は抜けない」と19日のTVで発言した模様。どこをもって「底」と言っているのか、その概念を彼に聞いてみたい。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-27449220070819

米非常事態発令

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007081900064

マーケットの名言

景気後退の初期の段階では商品先物の収益率は高い。一方、その時期は株式の収益率が一般に低い局面である。

ゲイリーゴールドン『商品先物の実話と神話』日経BP社p49

祈りなき行動は妄動であり、行動なき祈りは妄想である。弘法大師空海

買いは一日待て(相場格言)

パワー

ドル円日足チャートは、珍しいブロードニング・フォーメーションである。

その特徴は以下。

1:振幅の拡大と共に取引量の急増。

2:珍しいフォーメーションであるが、出現した場合は、重大なマーケットトップであることが多い。

3:弱気パターン。

マーケットの名言

あなたの望みは、あなたのパワーの内側ですべて満たされます。成功はあなたの考え方次第です。支配するパワーはあなたの内側にあります。思考を集中すると、一見不可能と思われる結果が可能になり、自分にとって最も大切な願いは何であるかを自覚することができます。深く集中することで無限の思考とリンクできると認識さえすれば、自分には限界があるのだという思い込みを完全に消し去ると共に、恐怖をはじめ、常にあなたに悪く作用しているネガティブな考えの代わりに、すべての冒険が成功するであろうという強い自信が培われてきます。

セロンQデュモン『集中力』サンマーク出版p64-5

世界文化遺産

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:15980 高値:16030 安値:15230 終値:15300

先物出来高は昨日の年最高を更新しての-800円長大陰線黒三兵。直近3日で1420円の急落、7/5からは3090円の暴落。状況は更に悪化。8/10本ブログ「価格帯別出来高を見ると、17000以下は少ないので、下落圧力が加速すると下げ足は速いだろう」通りの下落。今週は旅先のホテルに着く度に、「全面安、株価急落、年安更新」の白抜き文字がトップページに踊る夕刊を頂くことになった。ほとんど毎回である。パソコンを立ち上げれれば、個別銘柄空売玉はストップ安で約定、先物売玉も次々に約定している。底が無いように売り続ける、売り一貫の本領発揮。この急落は例外的な状況では無く、これぞマーケットの本質である。本ブログでは7月から下落波動に突入することを明言し、その後、急落→暴落と計算していた。8/5に理論計算値の直近下値メドは14760円と計算済み。

醍醐寺を歩く。

世界文化遺産にふさわしい風格が確かにある。

京都府下最古の建造物である醍醐寺五重塔は、人間の理想を希求する美と強靭さがある。組織化されたプロフェッショナル集団としての宮大工は、心技体あわせ持ち、その一流の質は歴史上も屹立している。宮大工は千年単位で仕事を考えることの意味を教示してくれる。彼らは恐らく最も崇高な職業集団であったろう。三宝院とその庭園は、思索の視覚的効果を考慮して造営されている。逍遥することが、思索に刺激を与え、鍛える効果がある。秀吉をも再建者に加わるところを見ると、思索は生命に関わることを熟知していたに違いない。彼らの時代にあって、考えることは即自らの生命に直結していた。中途半端な考えは、そのまま死を意味したろう。文字通り、思索とは命のやり取りであった。それほど真剣な配慮が伺える。それゆえにこそ、千年の時を超え、このような見事な建造物が、今尚、現代人にも人生の指針を与えているとも言える。千年後の人間を奮い立たせることもできる人の一生とは、誠に尊い。

http://www.daigoji.or.jp/

おもしろき

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16240 高値:16240 安値:15860 終値:16050

寄り前に「16000を試す展開」と書いてから、わずか3時間30分後には割れてしまった。本日日足は出来高急増の下影陰線であるから、上昇トレンドが割れていなければ、本日で底打ちの可能性もある。しかし、その一番重要な上昇トレンド自体が崩れているのが現状。ファンダメンタルズから言えば、資金が株式から流出している。この資金が戻って来なくては、底打ち→上昇はありえない。唯一の頼みの綱である出来高増加が、本日の様な陰線下で急増してしまっては、逆効果。強烈なバンドワゴン効果が継続であり、底が無いように売り続ける戦略が奏功。マスコミでも世界株安がトップニュース扱いされているので、心理的には一度は反転しても良いタイミング。しかし、ここまでの2000円以上の急落を回復する為には、巨大なエネルギーが必要。8/4参照。

(寄り付き前)

本日の着眼点:CME16250の続落であり、8/5前後の予測計算通りに推移している。心理的節目の16000を試す展開。WTIOILは73前後。

マーケットの名言

おもしろきこともなき世を

おもしろくすみなすものは

こころなりけり

高杉晋作辞世の句

大幅続落

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16630 高値:16650 安値:16400 終値:16400

寄り前に指摘した通り年安値を更新し、出来高増の陰大引坊主16400で終わった。5分足で振り返ってみると、14時50分の16510を割ってからは、堰を切ったように出来高を伴い100円急落している。極めて先安感が強く、今一段の下落が想定される。本日のサポートライン崩壊をもって、底が見えなくなった。

個人的には寄り前に指しておいた先物売玉が16400で約定していた。これは計算通りの動きである。何故、年安16520ではなく、もう一段下の16400に指しておいたかというと、重要なサポートライン520を割れば、400までは短時間で急落するであろうとの心理計算から。それほど重要なサポートラインであった。底が無いように売り続ける凄さ。

(寄り付き前)

NYDOW13028.92 -207.61 (-1.57%) Nasdaq 2499.12 -43.12 (-1.70%) CME16595(大証比-245)と、再び予測計算通りの大幅続落。本日の日経先物は、重要なラインである16520を支えきれるかであろう。直近の動きからすると今週中には割れる可能性の方が高い。

個人的には、先物持越売玉は16400処に、個別銘柄売玉はストップ安に、それぞれ指し値を入れておく。

マーケットの名言

The harder you work, the luckier you get.

努力すれば努力するほど、運は味方する。

ゲイリー・プレーヤー

(解説)ゲイリー・プレーヤー(1935-)は南アフリカ共和国のプロゴルファー。 この言葉に素直に共感できる方は、たいていのことには成功できるはず。

適塾

旅中、適塾に寄る。

適塾跡は、北浜御堂筋のオフィス街、高層ビルが林立している一角に、そこだけ時間が止まったように、しかし当時の塾生の熱い議論が聞こえてくる如く実存してる。畳敷きの教室も当時のまま保存されていて、中に入ることもできる。洪庵や諭吉が教室から聞いたであろう北浜の真夏の蝉が、やはり誇らしげに激しく鳴いていた。その激しさは青春の疾風怒濤を彷彿とさせる。

江戸幕末の私塾は、緒方洪庵の適塾、吉田松陰の松下村塾(萩)、大塩平八郎の洗心洞塾(大阪)、シーボルトの鳴滝塾(長崎)等、短期でとてつもない人材を輩出した極めてレベルの高い理想的教育機関であった。人格者の下に純真な秀才が集まったからである。肥大効率化された現代の教育機関とは異質であろう。

適塾からは福沢諭吉、橋本左内、大村益次郎、松下村塾からは伊藤博文、山県有朋、久坂玄瑞、高杉晋作、鳴滝塾からは高野長英など歴史を造営した英才が輩出している。自由闊達に学問を学ぶその姿は永遠の青春を感じさせる。現代日本の思想的原点と人格の立脚点、科学医学の端緒は、ここにあろう。明治維新からの日本の発展は、外国人研究者からすれば「世界史の奇跡」と言われているが、そうではなく「知性の必然」なのだ。明治維新には青春そのものの熱中がある。それは新たな思想への熱狂である。新たな思想は死を厭わぬほど面白いものである。思えば吉田松陰は幸福な男であった。死を不幸と感じる間隙がないほど、幸福な男であった。松蔭29歳、晋作27歳、左内は25歳という咽ぶ様な享年である。世に棲む日々はあまりに短い。しかし、短いが故にこそ、その残像は永遠に強烈でもある。

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16820 高値:16870 安値:16750 終値:16840

出来高減の気迷い十字に近いコマ陽線。上昇への突破口があるとすれば、出来高急増の大陽線だが、そのようになる気配は無い。外資が流入するか否かが分水嶺。

マーケットの名言

行動は必ずしも幸福をもたらさないかも知れないが、行動のない所に、幸福は生まれない。

ベンジャミン・ディズレーリ Benjamin Disraeli

理想

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16830 高値:16960 安値:16730 終値:16780

出来高減の迷いのコマ陰線形状。底打ち上昇とはならず、弱さが目立つ。

個人的には、個別空売り玉をストップ安近くで指しておいたら約定していました。

本日は大阪北浜、大阪証券取引所へ行って来ました。ザラ場開始直後に行ったのですが、人もあまり居ず、こころなしか元気がないような。大阪は良くも悪くも商人の街、その歴史的伝統の深さは尋常ではござません。株価も含めて、プライスに極めて鋭敏であり敏感です。東京が浮き足立っている時に、実に冷静にマーケットを見ている歴史が大阪にはございます。

明日は博多に行きます。

マーケットの名言

気高い夢を見ることだ。あなたは、あなたが夢見た者になるだろう。

あなたの理想は、あなたがやがて何になるかの予言である。

ジェームズ・アレンJames Allen

希望

日経225先物テクニカル分析

日経225先物は、4月後半GW以降、ほぼ忠実に週足過去データ累積通りに推移していたが、そのリズムが先週崩れた。破調がどこまで影響するか。目先は何と言っても16520(3/5年安値)を守れるかであろう。出来高も夏休みはより重要な指標となる。

個人的には今週は旅先なので、あまり詳しいテクニカル分析はできない。しかし、車を運転していても、株価は気になる。カーナビに株価を流すことも技術的には可能であるが、高速道路での運転中は危なくてしょうがないだろう。

マーケットの名言

不幸な人は希望をもて。幸福な人は用心せよ。

ラテン俚諺

理性的

マーケットの名言

理性的なことは現実的であり、現実的なことは理性的である。

ヘーゲル

予測計算通りの再急落

フィボナッチ数は、マーケットリズム(波動サイクル)にも適用できます。人間心理も大自然の一部だからです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%81%E6%95%B0

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16800 高値:16850 安値:16650 終値:16750

個人的には本日から研究視察旅行(仕事も兼ねる)です。唯今京都に来ていまして、大和古寺、五重塔、古代遺跡(九州方面)をいくつか巡る予定です。ホテルに到着して、全国紙と地方紙の夕刊2紙を頂いたら、双方とも一面トップ白抜き記事で「世界同時株安」「東京株一時458円安」となっていました。その大恐慌並みのおどろおどろしい扱いに驚きました。

世界同時株安も、再急落も、本ブログでは既に指摘している通りテクニカル分析上には顕現していました。その通りの展開になっただけの話。

当方の先物持越し売一貫玉、個別空売り玉は、理論計算通りの動きで、次々に約定して行き、爽快でした。

西日本は、年に数度しか来られないので、たまに来て見ると、その変化のスピード、関東とは異質の活力と感性には、驚かされます。

(寄り付き前)

本日の着眼点:NYDOW13270.68 -387.18 (-2.83%) Nasdaq 2556.49-56.49(-2.16%) SP1453.09-44.40 (-2.96%)CME16855(大証比-365) の急落は予測通り。NYDOWは今年二番目の下落率。これが昨日まで指定していたベアリッシュ・ウェッジの崩壊パターン。本来のトレンドとは逆方向に上昇しているので、一見強いと思われがちであるが、あるポイントで突如崩れる。エイペクス(頂点)を形成するので、分かるパターンである。本日の日経は急落後、戻す力があるかどうか。8月の上昇には外資流入が必要であるが、その流入があるか否かである。下値サポートラインは、8/2の16650、3/5の16520(年安値)。価格帯別出来高を見ると、17000以下は少ないので、下落圧力が加速すると下げ足は速いだろう。

個人的には先物売り一貫持越し玉→利益確定、個別空売り玉→利益確定。

マーケットの名言

志は心の支配者であり、気力の統率者であり、万事を成就させる中心である。

朱右、論志

ベアリッシュ・ウェッジ

本日のIPO:6409キトー、3247エルクリエイト

パキスタン非常事態宣言検討

http://jp.ibtimes.com/article/biznews/070809/10790.html

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:17250 高値:17280 安値:17150 終値:17220

出来高減気迷い商状のコマ陰線。200日移動平均17304をまだ超えられない。ベアリッシュ・ウェッジ継続。トレンドが変化した訳ではない。東証1部売買代金は5兆2673億円で過去最高。日経225は出来高増加の上十字であり、騰勢の衰えを暗示。本日のように現物の売買代金、出来高が増加した日に、大陽線ならば先高感があるが、上十字なので売り圧力の方が勝っていることを意味する。

個人的には先物売一貫。

(寄り付き前)

本日の着眼点:7/27高値17380を終値で超えられるかがポイント。先に指摘した過去累積データに沿った今週の上昇でありCME17300(大証比+200)となった。この寄り後も出来高を伴い買いが継続するか。フォーメーションとしてはウェッジのベアリッシュ(bearish:弱気の)パターンとなりつつある。このパターンの特徴は、フラッグと同様、トレンドに対して逆向きとなる。高寄り後長大陰線となるならば下げ三法の類似形が完成される。NYDOWは13657.86+153.56 (+1.14%) となり、ネック・ライン13790手前で跳ね返されたので今日の時点では買い転換とはなっていない。逆にここで頭打ちとなれば、ネック・ラインが強化されることになる。

個人的には、個別銘柄買い玉→利益確定、先物売り上がり予定。

マーケットの名言

志を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。生命をかけるほどの思いで志を立てよう。志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたと言ってよい。道がひらけぬというのは、その志になお弱きものがあったからではないだろうか。つまり、何か事を成したいというその思いに、今一つ欠けるところがあったからではなかろうか。

松下幸之助『道をひらく』PHP研究所p14-5

合理的

本日予定:機械受注統計(6月:内閣府)  マネー・サプライ(7月:日銀)

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16960 高値:17100 安値:16920 終値:17100

出来高減の陽の大引け坊主。寄り前に指摘した52週移動平均をわずかに上回って終了した。これで先物出来高が増加していれば、先高感が感じられたが。先物はシンメトリカル・トライアングル(ペナント)を形成しつつあり、出来高は8/2から減り続けているのは小休止のシグナル。ブレイクが煮詰まりつつある。7/27の大きな窓空けから今日で9日目となり一波動終了。日柄も煮詰まっているので上がるべき契機がつかめないと、次の9日タームも下落波動となる可能性がある。TOPIXと日経225の出来高は増加している。

個人的には先物は売り上がり。個別銘柄は2926S,3377S,6217S,8002S→利益確定。

(寄り付き前)

本日の着眼点:52週移動平均17070と終値の位置関係がポイント。夏枯れが予想される中で、出来高が増加できるかは引き続き今後のトレンドを暗示する。つまり、夏枯れの中でも敢えて流入できる資金があるかどうか。NYDOWはザラ場中乱高下しており、ディストリビューション期の特徴とも言える。CME17025(大証比+85)。WTIOILは72ドルで70ドルを割れるとトレンドが変化する。

個人的には売り上がり予定。

FOMC声明文

要点:政策金利5.25%据置、インフレリスク懸念、成長下振れリスク

政策金利とは経済のジレンマにより景気を調節する手法。だから常に二律背反。商業資本主義経済はこのジレンマの中で成長してゆく宿命。

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2007/20070807/default.htm

マーケットの名言

ゲーム理論は、勝つことだけに関心をもっている完全に論理的プレーヤーについてのものだ。相手も合理性と勝ちたいという気持ちをもっていて、自分にとって一番いい結果が出やすいようにプレーすると信じる場合に、そのゲームがゲーム理論の分析にかかるのである。

ウィリアム・パウンドストーン『囚人のジレンマ』青土社p65-6

(解説)本書はフォン・ノイマンとゲーム理論を解説した好著。フォン・ノイマンは俗人的な人格上の欠点もあったようだが、多面的な業績を多方面に賦与した知の巨人でもある。現在のコンピュータはフォン・ノイマン型。

トレンド

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:17050 高値:17060 安値:16870 終値:16940

出来高微減の下影陰線。NYDOW+280など外部環境が良好にも関わらず、ほぼ寄り天陰線となったことに今の日経の弱さがあると思う。先に指摘しているように3/5の底打ち時とは動きが異なる。16650の底抜けの可能性が高まりつつあると思われる。ザラ場では分足トレンドライン、ネック・ライン通りにほぼ推移している。

個人的には先物売り→利益確定の繰り返し。

(寄り付き前)

本日の着眼点:出来高がその後のトレンドをも示唆する。NYDOWは13468.78+286.87 (+2.18%)であり、13756処が重要なネック・ラインとなる。つまりこのネック・ラインを超えられなければ、7/17(14021)のトップが完成されることになる。ドル円も118.85と円安方向に若干振れている。このように外部環境の良い時に、日経先物に出来高増加の長大陽線が立つか否かがポイント。WTIOILが急落していのは悪材料。8月の出来高はその後のトレンドを暗示しやすい。現時点での材料から予測をすれば、2005年オイルマネーのような資金流入は、可能性としては極めて低い。CME17030。個別銘柄は二極化が更に鮮明になりつつあり、技術力に加え財務が優良な企業と、そうでない企業の見極めが必要。また、仕手系統も頻繁に流入しているので、乱高下に注意。個別は特にテクニカルとファンダメンタルズ、外部環境の複合的視点が重要。大局から判断する必要性が高まる。

個人的には先物持越買玉→利益確定。

マーケットの名言

自分の考えが、人生の流れを創っている。

勉強やスポーツ、あるいはビジネスで、何かを新しく学ぶときは、必ず段階を踏んで進歩してゆくもので、内面的な心の成長も同じです。

ジェームズ・アレン『思いが現実をつくる』ゴマブックスp40

富貴人に逼る

本日予定:景気動向指数(6月:内閣府)

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16700 高値:16960 安値:16660 終値:16860

出来高減の陽線。寄り前に指摘したように、直近の下げすぎた反動高。陽線ではあるが、出来高が減少しているので、底ではなく騰勢も感じられない。8/2の安値16650に支えられた。

(寄り付き前)

本日の着眼点:出来高がどのような局面で増減するかがポイント。断続的急落後であるから、下落トレンドであっても、一旦は、しかるべき自律反発(買戻し)があって良い週初月曜日である。前回反発が開始された3/5も月曜日。CME16680円付近で寄り付いた後の値動きが注目される。直下には8/2安値16650と3/5安値16520が迫る。2005年はオイルマネーが流入して8月は出来高急増→株価上昇した。今年もWTIOILは70ドル超高留まり傾向である点は共通だが、テクニカル分析上のチャート形状は異なる。

18310(2007/2/26)-16520(2007/3/5)=1790

18320(2007/7/5)-16680(2007/8/3CME)=1640

ドル円週足サポートラインは115.40

個人的には、先物売り一貫玉→利益確定、個別空売り玉→利益確定。

マーケットの名言

富貴人に逼(せま)る:富貴が人に迫り来る。人が自ら勉めるときには、求めずとても富貴が自ら来る喩え。

北史、楊素傳

週足隔擬

日経225先物テクニカル分析

これから先はサポートラインが少なくなる。年安値16520、24月移動平均16396、2006/11/27の15610。トレンドラインとして唯一残っているのが2003/4/28安値7600(バブル後最安値)からの上昇ラインでありメドは14100円。16500円前後は価格帯別出来高も少なく下ブレイクするならば更なる急降下も充分想定される。今週にでも年安値16520を更新するならば、わずか20数日の間に年高値と年安値を更新することになる。ブロードニング・フォーメーション(拡大波動)の類似形。

理論計算値:二番天井の三倍値

18320(2007/6/20高値)-17850(2007/6/27安値)=470

470×3=1410

17850-1410=16440

つまり16440円が目先メド理論計算値となる。

また、的中率の高いS構成点を近日中に作りやすい形状となっている。

一方、戻り高値の週足隔擬の可能性が浮上してきた。

◎2006/4/7(高値17580)~2006/6/16(安値14020)→11週

◎2007/7/6(高値18320)~

上記の二つの下落波動が隔擬である可能性が増してきたと思われる。この時期は週足基準線と転換線のDCと一致もしている。

そうすると、先週が5週目にあたり、2007/9/10-の週まであと6週間下落相場が継続し、理論計算値の下値メドは14760円となる。直近週足は出来高を伴っての急落であることが重要。これは明らかにベアリッシュ(bearish:弱気の)シグナルである。出来高は価格に先行すると言われるゆえんである。

例年今週あたりから外国人投資家は夏季休暇に入る時期であり出来高減少、薄商いとなる傾向にある。逆にこの時期出来高が増加するようだと、株価が上伸する可能性もある。週足累積過去データからは今週と来週の数値は良い(今年は捨象)。但し翌9月の月足過去データは、年間での月次収益率が一番悪化する月(12ヶ月で唯一マイナス)であることに要注意。

マーケットの名言

高等動物では、地位は注意と関連する。

エイモス・ラポポート『構築環境の意味を読む』彰国社p196

暴落の可能性

テクニカル分析

CME16680(大証比-330)、NYDOW-281.42 (-2.09%)、SP-39.14 (-2.66%)、Nasdaq-64.73 (-2.51%)の急落再び。本ブログのテクニカル分析・予測計算通りである。このような急落(小爆発)が続くと、暴落の危険性も現実味を帯びつつある。資金が株式市場から流出している可能性もあるからである。強烈なバンドワゴン効果が継続中であり、底が無いように売り続ける手法が奏功。7/27マーケットの名言参照。

マーケットの名言

はじめてプログラムを書いたのは13歳のときだ。三目並べ用の単純なプログラムだったけど、それに使ったコンピュータは巨大で扱いにくくて低速な、でも最高に魅力的なマシンだった。そのコンピュータ端末にはスクリーンがついていなかった。今になって考えてみると、巨大で高価な大人用のマシンを自分で制御できることが、その魅力の一端だったのだろう。この大きなマシンに向かって命令すれば、いつでも言うことをきいてくれた。

ビル・ゲイツ『未来を語る』アスキー出版局p14

(解説)Windows95の発売と同時期の1995年に出版された本書は、それまでコンピュータとは無縁な方にも、その面白さを十二分に堪能させてくれる魅力に満ちている。今日、ディスプレイ(スクリーン)のないパソコンを想像することができるだろうか。彼のビジョンの素晴らしさは、そのディスプレイが無かった頃から、今日の発展を直感してたことだろう。彼が本書で予言したように、パソコンは社会のインフラとなっている。「私は仕事が好きで好きでたまらないタイプだから、かなりの時間、ビジネスのことを考えて過ごす」とも言う。心の底から仕事が好きで、仕事そのものに熱中している様が行間から溢れている、真にエネルギッシュな書である。

ペナント

日経225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:17030 高値:17110 安値:16910 終値:17010

出来高減の迷いの十字形状陰線。上に行きかけたが、下落圧力の方が強かった。昨日の底打ち期待と、NYDOWが上昇したあとなので、一時的にしろすんなり上昇しても良いと思うが、そうではなかった。2007/3/5とは異なる状況である証拠が少しずつ出始めている。週足出来高は過去3年間で最大であり、今週足も迷いの十字形状陰線。本日終値は、200日移動平均17295、52週移動平均17045の下。先に指摘しているように、2002年のパターンに似てきたと思う。

個人的には先物売り一貫→利益確定の繰り返し。

個別銘柄は、4848フルキャスト、2458フルキャストテクノロジがストップ安に張り付いたまま。労働者派遣法違反で事業停止命令。当該企業の法令違反はこれまでに何度もあり、大手企業が手を引く動きもあった。経営者の資質の問題であり、コンプライアンス(法令遵守)を甘く見続けている結果。10年前とは社会環境が大きく異なるのだ。コンプライアンスの感度はますます上昇するため、4655NOVAも含め、このような事例は今後増加すると思われる。自由主義経済におけるマーケットの自律と自浄作用が求められる。個別銘柄は明暗二極化しており、投資家は経営者の資質を見抜き、取捨選択することが重要な任務。優秀な経営者、優良企業は伸ばす姿勢が基本。

(寄り付き前)

本日の着眼点:7/23高値18010と8/2安値16650がペナントの旗ざお、あるいは下げ三法になると予測する。計算するとエイペクス17330がその仲値となる。つまり、現在はペナントもしくはフラッグ形成途上という理論予測を前提にすると、戻りの高値のメドが17330となる。ここを大きく上ブレイクするならば、このシナリオは破棄。先日の計算結果と異なるのは、昨日の急落があったため。180日移動平均17375、200日移動平均17292も重要。CME17135(大証比+155)

個人的にはザラ場分足とティックから状況判断。

マーケットの名言

人々円具の霊性、個々本成の仏心、個々上に露われ、物々上に現成す、然も自の実体無し

信心銘・夜塘水

日研225先物テクニカル分析

(大引け)

始値:16950 高値:17000 安値:16650 終値:16980

出来高増のタクリ線に近い下影陽線。7/29に計算した予測安値16775を本日達成した。出来高が増加してこのタクリ形状であるから、中期トレンドさえ崩れていなかったら、本日底打ちの可能性がかなり高い。しかし、中期トレンドが崩れていて、200日移動平均17292、12月移動平均17163、52週移動平均17044の下に終値は位置するので、本日をもって底打ちの確率は低く、50%以下と思う。TOPIXは下影陰線であり年安値を更新していることにも注意。メガバンク日足形状は更に悪化。

個人的には、買いも考えていたが、寄りから余りにも弱かったので、9:19から売り一貫→利益確定の繰り返し。後場13:30からの買いはせず。

(寄り付き前)

本日の着眼点:NYDOWは自律反発の13362.37 +150.38 (+1.14%) だが、Nasdaq 2553.87 +7.60 (+0.30%) SP 1465.81 +10.54 (+0.72%) とDOWに比べて戻りが弱いことに注意。CME16985(大証比+175)。日経先物も直近1510円急落しているので、自律反発はある方が自然。自律反発目先メドは先に指摘しているエイペクス17680。26週移動平均17605、200日移動平均17290などが重要。ドル円はサポートラインをギリギリで保っている。

個人的にはザラ場の地合いが良ければ一旦買い転換する予定だが、小幅の利益確定を繰り返すつもり。買い玉は持ち越さない。

マーケットの名言

とにかく我を尽くさねばならぬ。我が業障である、前生での借金である。この係累の故に、超個己の一人になることができない。霊性的直覚に目ざめるわけにはいかないのである。

鈴木大拙『日本的霊性』岩波文庫p203

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プロフィール

深澤純二  junji fukasawa

Author:深澤純二  junji fukasawa
Quants Quantitative
クオンツ 美の極こそ強靭
完璧な数理思考術
賢明な投資とは
時間軸を中心とした 純粋幾何学
ロジカル特異技術
高度な専門知識
秩序正しい調和
芸術ですかと 訊かれる事に愉悦
経歴:autodidact multilingual
幼少・computer programming
中学・世界文学・美術
高校・西洋哲学・言語学
大学・国際金融・外国為替
macro economics
distributed artificial intelligence
data access interface
business management 考究
マーケティング・データ
定量分析研究システム
Quantitative Analysis
Research System creative
Neuro finance 考定
20代 教師から起業
司法試験・公認会計士予備校経営
数理クオンツ・テクニカル特化塾
稀覯本・古典籍・筆写本・
古文書・蔵書2万冊
subject of study:
metaphysics
形而上学心身論 藝術
マーケティング・プロセス
マネジメント・システム
経済学 経営学
ニューロ・セマンティック
NLP 古代哲学 ドイツ語
サンスクリット
多面的次元乖離
先史美術古代希臘印度
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